西澤 晋 の 映画日記

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2012年 01月 09日

AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007) ☆

f0009381_21483071.jpg原題:ALIENS VS. PREDATOR: REQUIEM

監督:コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス
脚本:シェーン・サレルノ
撮影:ダニエル・C・パール
音楽:ブライアン・タイラー

出演:
レイコ・エイルスワース (ケリー・オブライエン)
クリステン・ヘイガー (ジェシー)

       *        *        *

うむむむむ、シナリオ段階で崩壊してるかも・・・。

AVPというコンセプトになってからは、もう正統は恐怖映画としての価値はなく、ひたすらエンタメ映画になってしまったのは、まあ、そういうことなので仕方がないとしても、今回のこれはひどいなあ・・。面白く作ろうとおもったらいくらでも面白く作れる要素があったのに、最悪な映画として出来上がってしまった。

今回の『AVP2』はシリーズ通して最高に楽しめるシチュエーションだった。つまり、エイリアンが、人間社会に登場したということ。実はこれだけでも、大変面白い映画になるはず。一番スタンダードな最初のやった『エイリアン』とのスタイルで映画を作ってもほとんど大成功になる可能性充分にあった。
なのに才能のない作り手が<足し算の法則>を擁してどうにもとらえようのないものにしてしまった。映画というのは<引き算>で作られれば面白いのだが、<足し算>で作られるとおバカになってくるという法則がある。<引き算>で作られる映画というのは、一番大切なもののために、二番目に大切なものを犠牲にしていく話になる。犠牲にしていく要素が重ければ重いほど、最後の勝利は価値があがるというメカニズムである。
この映画にも、もちろん犠牲になる人のシーンは多数でてくるのだが、引き算ではなく足し算。とりあえずこういう人がいて、またエイリアンにやられました・・ってイベントだけが積み重ねられていく。

物語の法則的なことで言えばそういうことなのだが、それ以上に、話に節操がない。それぞれの存在の行動意識のなかに美学がない。なのでひたすらばたばたやってるだけ。登場人物の生き方に美学がないなら、それは死人も同じ。
いや、それでもよかったのですよ、それに徹することが出来れば。
地球に繁殖し始めたエイリアンと、その繁殖を食い止めるために送り込まれたプレデターの戦い、彼らにとっては人類がどうなろうとかまわない・・ってシチュエーションに徹することができるなら、それはそれで面白かったかも・・・。ま、これはほとんど、ギャオスと戦うガメラみたいなものですな・・・。

<あらすじ>
エイリアンとの戦いで戦死したプレデターの戦士の中にはエイリアンが巣食っていた。そして飛び出したニュータイプのエイリアン。それは、彼らの宇宙船のプレデターたちを抹殺してしまう。コントロールをうしなったその宇宙船は再び地球軌道に戻り、コロラドの森林に墜落した。この事態を憂慮したプレデターたちは、地球上でのエイリアンを撲滅するために一人の戦士を地球に送る。
しかし、すでにエイリアンは地上に繁殖しはじめていた。彼は宇宙船を爆破し、エイリアンを撲滅すると共に、自らの存在の証拠になりそうなものの消滅させていく。

PS,全然関係ないが、主人公らしい女性を演じたのがレイコ・エイルスワース
名前が「Reiko」ってだけでちょっとときめいた(苦笑)。

by ssm2438 | 2012-01-09 21:48


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