西澤 晋 の 映画日記

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2012年 01月 14日

アフロディーテの吐息(1997) ☆

f0009381_2135392.jpg原題:VIVID/LUSCIOUS

監督:イヴァン・ジョルジアデス
製作:ニコラス・スティラディス
脚本:イヴァン・ジョルジアデス
撮影:ルデック・ボグナー

出演:カリ・ウーラー (ビリー・レイノルズ)

       *        *        *

こんなのエイドリアン・ラインに撮らせろ!!

この写真もまったく雰囲気がちがう(→)。
舞台は貧乏アーティストのアトリエなので、こんなゴージャスな部屋はでてこない。

スランプのアーティストと同居してるのだけど、まったく筆が進みそうもない。ヌードのモデルもやってあげてるのに、筆はすすまない。そんななりゆきから、彼女の身体にボディペインティングをほどこして、カンバスのうえで“H”してたらなんとなくアートな模様ができあがってしまい、それからというもの、ペンキをお互いの身体にぬってカンバスの上でセックスをするという話。


たまたま昨日『アナコンダ』をやってるのを見てしまったので、なんとなく思い出してこれも書いてみる。

『アナコンダ』の主役はジェニファー・ロペスですが、そのほかにもアンジェリーナ・ジョリーのとーちゃんジョン・ボイドとか、フィギュアースケーターの青いほうとときどき間違えるオーウェン・ウィルソンとか、けっこいう有名人が出てるのです。そしてこのカリ・ウーラーもその一人。
実は昨日までまったく意識したことがなかったのですが、“あれ、このお姉ーちゃん可愛いじゃん”って調べてみたら、知ってました(苦笑)。そうです、むかしみた、ソフト“H”系の映画に出てました。その映画がこれ。

ま、アーティストのはなしだったのでもしかしたら面白かもと思い借りてきたのですが、いかんせん、本物よりも絵がばっちい。それ以上に身体にぬったペイントがばっちい。そのばっちさといったら兵庫県知事さんがもんくをいったという『平清盛』の比ではありません。せっかくぬぎっぷりのいいカリ・ウーラーのボディも台無しにするだけのただただきたなない色。単色だけならいいのだけど、赤や緑や青や黄色を節操なくまぜるものだからひたすらばっちいドブネズミ色にしかならない。

アートのセンスがない人ってどうしてこんな馬鹿なことするんでしょうね。出来ることが全部アートなら誰にでも出来る。実はアートって、その水面下に<法則>があるもの。もっともそれが理屈なのか、感性なのか、あるいは本人が解っているか、いないかはおいといて・・なのだけど。
この監督はただ、珍しいアバンギャルドなことをしただけで、だからといってそれがアートになるわけがない。ただのアホです。出来上がったものもアートと呼ぶにはほどとおいもの。最近この手のバカがおおすぎる。CGのアフターイフェクトなりなんなりでフィルター使えば適当に目新しいものができるけど、どういう意図なのかを理解してやってるわけではなく、ただ、そこにあるボタンを押した結果目新しかったからそれでいいや・・というのと同じ。バカってのは、珍しさだけにとらわれて、意図するものがないのですよ。最近糞映画がおおいのも、撮影方法や画像処理がおおいので、なんだかんだとクリックしてて無作為にできあがったものを使ってる感じで、まったく意図してそれをやってる感じがしない。おかげで糞画面ばかりが反乱する・・。

アートがアートでないのだがら、全然物語として成立せず、カリ・ウーラーのヌードも台無しにするという、どこもほめるところがないという代物でした・・・・。

しかしカリ・ウーラーは良いです。
彼女のヌード(上)と、ドブネズミ色の糞演出(下)。
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by ssm2438 | 2012-01-14 21:36


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