西澤 晋 の 映画日記

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2012年 07月 02日

放課後(1973) ☆

放課後(1973) ☆_f0009381_21433036.jpg監督:森谷司郎
脚本:井手俊郎
撮影:村井博
音楽:星勝/多賀英典

出演:
栗田ひろみ (中西亜矢子)
沢井正延  (青木勉)
地井武男  (北沢研二)
宮本信子  (北沢夏子)
島村美輝 (小宮克彦)
宇津宮雅代 (小宮由紀)
篠ひろ子 (美保)

     ×   ×   ×

森谷司郎でも、撮影監督が木村大作や斎藤孝雄でないと燃えない。。。。

栗田ひろみ目当てで見る人にはいいかもしれないけど・・・、冒頭からの撮り方でなんだか全然はいっていけなかった・・・。いやあ、脚本も井手俊郎がやってて、『兄貴の恋人』と同じなのです。でも撮影監督さんの違いでここまで趣味の合わないものになるとは思ってもなかった。がっくりでした・・・。

宮本信子が妙にお姐さん役なのでちょっと新鮮だったが、それ以外はなんか・・・、どの女性キャラも美しく見えない、栗田ひろみもまったく魅力的には見えない・・、とにもかくにも見たいシーンがほとんどない映画でした。
全体的にキャスティングを組直したほうが良かったのでは・・・。

余談だが、先ごろ販売されているDVDの写真より、昔販売されてたVHSの写真(↑)のほうが素敵。
DVDの写真は全然ロマンチックじゃない。どういうセンスしてるんだ???

<あらすじ>
中西亜矢子(栗田ひろみ)と青木勉(沢井正延)は隣同士で、同じ高校一年生。勉は亜矢子に恋心を抱いているが、亜矢子は同じクラスの小宮克彦(島村美輝)に気持ちが向いている。
そんな勉の家に北沢研二(地井武男)と夏子(宮本信子)の夫婦が住み込むことになる。勉の父がしばらく函館に転勤することになり、1階を彼ら夫婦に貸すことにしたのだ。
ある土曜日の放課後、勉は亜矢子は、同じクラスの小宮克彦の姉・由紀(宇津宮雅代)と研二が由紀の経営しているスナックに入るところを目撃、それを写真におさめた。亜矢子は夏子にその写真を見せたが、彼女は平然としている。ちょっと期待はずれの亜矢子。シャクにさわるのでちょっといたずら、2人の間はギクシャクしてくる。亜矢子が研二の服のポケットに入れたスナックのマッチが原因で、とうとう夏子は家を飛び出してしまった。夏子が家出した直後、けっく局研二と由紀は始めて共に寝た。
一方克彦は。スナックのバイトの女の美保(篠ひろこ)と肉体関係があったことが発覚、ショックをうける亜矢子。
やがて研二が転勤することになった。亜矢子は研二の引っ越しの手伝いをしている時、「私、研二さんが好きなんだもん」と身を投げ出した。その時、夏子が戻って来た。今、何が起きていたか知らない夏子は、素直に研二に詫びを言い、荷物の整理を始めるのだった。研二と夏子の間には、既に亜矢子の入る余地はなかった。亜矢子がそとにでると雨が降り始める。
最後は青木勉と楽しげにテニスをする亜矢子に戻り終了・・・。

by ssm2438 | 2012-07-02 21:36


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