西澤 晋 の 映画日記

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2012年 07月 21日

恋の7つの副作用(2005) ☆☆

f0009381_149494.jpg原題:SIDE EFFECTS

制作総指揮:キャサリン・ハイグル
監督:キャスリーン・スラタリー=モシュカウ
脚本:キャスリーン・スラタリー=モシュカウ
音楽:ラルフ・ブルーナー

出演:
キャサリン・ハイグル (カーリー・ハート)
ルシアン・マカフィー (恋人のザック)
ドリアン・デミッシェル (上司のジャクリーン)

     ×   ×   ×

脚本はいいけど、演出と撮影はぼろぼろ・・・、
・・・しかし、キャサリン・ハイグルは素晴らしい。役者としても素晴らしいけど、それ以上にプロデューサーとして大変素晴らしい仕事をしたと思う。大絶賛に値する。


撮影が並みのレベルなら☆3つはあげられたのに・・・。実にもったいない作品。
とにかく喰い合わせが実に悪い。
ドラマのカテゴリーは、どちらかというと『プラダを着た悪魔』で、あののりで作ってくれたらこの映画はかなり傑作になっていたかもしれない。しかし・・・・、演出にかなり不備が目立つので興ざめする。もうすこしシーンのつなぎをしっかりしてほしいなあ。このしーん、あと2~3カットつんでから終わって欲しいとか思うことろがけっこうある。ラブシーンでハンディカメラを使うのはやめてほしい。ハンディカメラってのは、手ブレがどうしても生じ、そのシーンにカメラがあることをわからせてしまう。カメラの存在を見ている人に感知させたらそれは映画の画面ではなくなる。低予算なので、レールを敷くことすら出来ないのかもしれないが、そこは演出でカバーしてほしいものだ。いちいち、歩いてムードをたかめている会話をハンディで、歩きの上下動のあるなかで撮られる興覚めもいいところえある。せめて撮影だけでもまともな人を使ってたらかなりすくわれた映画になっていたのに・・・。

物語の冒頭はロマンチック・コメディ系のノリではいっていくのだけど、だんだん社会問題を取り扱う物語になってくる。トータルすると、DVDの表紙からうける印象ではなく、かなりシリアスは医療機関の告発社会派サスペンス(?)もので、まさに『プラダを着た悪魔』をフェルナンド・メイレレス『ナイロビの蜂』テイストで料理しているのである。おそらく監督は、表面にはでてないけど、『ナイロビの蜂』をかなり意識したと思う。ただ、融合のさせ方があまりに素人的で悲しくなる。
しかし、この人のシナリオは素晴らしいと思う。
プロデューサーはキャサリン・ハイグルなのだが、彼女は実に素晴らしい仕事をしたと思った。おそらく、誰も目をつけない名もなき脚本家の脚本を読んで「この人にこの映画を作らせてあげたい!」って思ったのだろう。演出的な才能なないにしろ、それでも作らせてあげたかったのだろう。それはあたかも、ブルース・ウィリスが無名だったM・ナイト・シャマラン『シックスセンス』をつくらせてあげたいと思ったのおなじ衝動だったにちがいない。

この映画で彼女は私にディーバになりました。
今のハリウッドでもっとも見るに値する作品をつくるプロデューサーはキャサイン・ハイグルです!
もちろん彼女の下着姿が素晴らしいのはいうまでもないことですが・・・。

<あらすじ>
MRとは、メディカル・リプレゼンタティブ(劇中では「ファーマスーティカル・レプリゼンタティブ」と呼ばれている)の略で、製薬会社のロビーイストである。製薬会社が大金を投じて開発した薬を医者と病院に売り込むのが彼女の仕事。ワーキング・プアーだったカーリー(キャサリン・ハイグル)は、見てくれのよさだけで、この蝕につくことが出来た。さらに会社からは新車も貸し与えられた。しかし、やっていることといえば、ドクターへのゴマスリばかりで、売上成績もひとりだけ足を引っ張っている始末。そんなときにザック(ルシアン・マカフィー)と出会う。彼もMRの仕事についていたが、こんなおべんちゃらだけの世界では生きていけないと、1週間でやめることを決意したという。その話を聞いたカーリーもあと半年間だけこの仕事をつづけ、それできっぱりやめることを決意した。すると心が軽くなる。
いままでおべんちゃらだけを言っていたのを止め、、ほんとのことを話しはじめる。薬に関しては、良いことも悪いことも全部包み隠さず話す。会社の利益やなんやかや・・・。するといままでほとんど相手にしてくれなかったドクターたちがカーリーの話を聞き、彼女のうる薬を買うようになり、売上は急上昇、上司のジャクリーン(ドリアン・デミッシェル)にも認められていく。

そこからは、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイのようにどんどん服装がキャリア・ウーマンしていく。しかし、ザックとの間には隙間風が吹くようになる。さらに、自分が売り込む薬には副作用があり、臨床実験では死者もでていことを知ってしまう・・・。

by ssm2438 | 2012-07-21 01:53


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