西澤 晋 の 映画日記

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2012年 07月 22日

39歳からの女性がモテる理由(ワケ)(2008) ☆☆☆

f0009381_23224233.jpg原題:FLIRTING WITH FORTY

監督:ミカエル・サロモン
脚本:ジュリア・ダール/ジェーン・ポーター
撮影:ジョン・ジョフィン
音楽:ジェフ・ビール

出演:
ヘザー・ロックリア (ジャッキー・ローレンス)
ロバート・バックリー (カイル・ハミルトン)
キャメロン・バンクロフト (ダニエル・ローレンス)
ヴァネッサ・ウィリアムズ (クリスティーン)
チェラー・ホースダル (アン)
ステファニー・フォン・フェッテン (ニコール)

     ×   ×   ×

すげええええええ、へザー・ロックリアがビキニでサーフィンやっとる!!!

ヘザー・ロックリアは、知る人ぞ知る『メルローズ・プレイス』のアマンダである。1961年生まれなので私よりも一つ上。メグ・ライアンの同い年。その彼女が5年前(当時46歳)にと撮ったTVMなのだけど、これがすごく健全でよいのである。劇中やってることはメグ・ライアンがやればはまりそうなことなのだけど、いやいやどうして、へザー・ロックリアで充分行けててます。あまりにほほえましくて愛してしまいますよ。

この物語の中でへザー・ロックリアが演じているのは39歳のジャッキーはバツイチ、コブ付きの女性。同じように子供をもつクリスティーン、ニコール、アンとジャッキーとつるんでいる。しかし、ジャッキーだけは先ごろ離婚したので男性関係はない。クリスマスは、子供達が元旦那とその新しい彼女と一緒にスキーに行くので、一人寂しいクリスマスを過ごすことになる。

この寂しさの描写がとても自然でよいのです。
他の人たちは一緒に過ごす人がいるのにジャッキーだけはいない。周りの人も気をつかってたりするのが、さらに寂しさを増す。普通の描写なのだけど実に切実にクリスマスの寂しさを描写してます。

そんな彼女が40歳になるのはあと5日後。12月30日が誕生日なのである。女友達の一人、クリスティーンがかなり気をきかしてくれて、2人でハワイにいって休暇をすごすという計画をたててくれた。感動するジャッキー。しかし当日クリスティーンの母親が骨折、病院に運ばれるという事態が勃発、クリスティーンは病院にいかなければならないという。もちろんハワイに一人で行って楽しいわけがない。本心ではいきたくないのだけど、それだと旅行をプレゼントしてくれたクリスティーンにも申し訳がない。結局沈んだ気分で一人ハワイへ飛ぶジャッキー。

冒頭から寂しさ描写オンパレードなわけです。で、これがすごくしみじみ染み込んでくる。大げさな寂しさ描写じゃないのだけど、親しい人からの壊れ物に触るように気をつかわれている感じ。でも、結局肝心な時はひとりぼっち・・の連打。素晴らしい脚本です。

ところが、クリスティーンがプランしてたアクティビティのなかにサーフィンがあって、そのインストラクターにであってみるとこれがいい男。なんだか、彼も気がある様子。もっとも、どうせ本土に帰れば終わってしまう話、だったら・・とひと時に情事にひたってみるジャッキー。ところがこれがとっても良かったりする。歳をきいてみると彼は27だとか。自分よりも12歳も年下の男と過ごしたハワイの3日間。

それっきりだと思っていた二人の関係だが、彼から電話がかかってきたことをきっかけに遠距離恋愛に発展していく・・・。

暇さえあればハワイに飛ぶジャッキーをみて、お友達連中もきがきではない。そんな可能性がなさそうな恋愛にいまさら溺れるの・・??みたいに。しかし、ジャッキーがハワイに行っている時に娘が交通事故に遭い、腕を骨折するしまつ。そんな時自分だけが幸せに浸っていたことに罪悪感を覚えたジャッキーはもうハワイには行かないことを決意する。

その後は、ジャッキーのうきうきモードは葬式のあとのようなげっそりとした日々に戻り、回りのお友達も彼女の遠距離恋愛に反対してたことに後悔しはじめる。とりあえず、だれか身近でデートする相手を探してみると、娘の交通事故の時に世話になった外科医とデートすることに。しかし・・・合わない。ひとり取り残されたレストランで、彼女は過去の人生のなかで、やりたいと思ったが出来なかったことをリストアップしていった。

その時からジャッキーは変わった。
言いたいと思ったことは言う。やりたいと思ったことはやる。その年のクリスマスには、子供達をつれてハワイに行くことにした。前回彼に電話をかけたときは、女の人が出た。でも気にしない。行かないと気がすまないからいく。そこで彼に彼女がいたのなら、子供達の一緒に遊んで返ってくれば良い。
吹っ切れたように潔くなったジャッキーの家でクリスマスパーティをしているときに、お客さん現る。
そう、彼であった。
一気に幸せになってしまうジャッキー。

恐ろしいまでに健全なアラフォー遠距離恋愛ものがたりでした。
久しぶりに気持ちのいい映画をみました。
このジュリア・ダールって脚本家の人、あなどれないですね。他にも『アップタウン・ガールズ』という作品のシナリオを書いているようなので、これもちょっとチェックしてみようかとおもってます。

余談ではあるが、キャスティングがとってもいいです。
憎まれ役の元旦那のキャメロン・バンクロフトもかなりイケメンだし、ヘザー・ロックリアのアラフォー友達のヴァネッサ・ウィリアムズステファニー・フォン・フェッテンもかなり美人です。主役のヘザー・ロックリアだけがちょっと年齢いってしまってるのですが、ほかのアラフォー世代の人たちはかなりいいところを集めてきてます。
まったく期待してなかったので、ちょっと得した気分になれました。

『メルローズプレイス』のころのへザー・ロックリア。美しかった。。
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by ssm2438 | 2012-07-22 23:31


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