主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。


by ssm2438

マークスの山[TV](2010) ☆☆

f0009381_0384012.jpg監督:水谷俊之/鈴木浩介
原作:高村薫 『マークスの山』(講談社刊)
脚本:前川洋一
音楽:澤野弘之

出演:
上川隆也 (合田雄一郎)
高良健吾 (水沢裕之)
戸田菜穂 (高木真知子)
小西真奈美 (根来麻美)
石黒賢 (加納祐介)
小日向文世 (林原雄三)

    ×     ×     ×

林原=ハヤシバラだと思ってたらリンバラでしたか。
なんで?? ・・・・あ、そういう訳だったのね。

さすがにテレビなので映像的にはショボかった。もうちょっと映画な画面にできないものか・・・、この辺は監督さんの絵心のなさが前面にでてたな・・って感じでした。撮り方もカメラの入れ方もあんまりお利巧さんとはいえない、とりあえずそう撮っておこうか・・・みたいな感じ。この画面を取るためにはこのアングルでこのサイズでこの画角でないければならないんだ・・!って理由付けがないまま撮ってる人の絵でした。
あと、これも監督さんの芝居付けのショボさなのでしょうが、犯人側の連中がみんな姑息にみえる。
たとえば、その人がおびえたときに、怯えた表情をアップで撮るか、怯えた自分を隠そうとしてその人からどこか違和感のある信号だしてるか・・・、その違いなのでしょうが、このアホ監督は全部それをアップで撮るのです。見せ方としてあまりにチープなので、ほんとは1話の途中でやめようかとおもったのですが、なんとか我慢してみてたら1話の最後でやっとこさ人が死んで、そこらあたりから見られるようになりました。

原作は1993年上半期の直木賞を受賞している高村薫原作の『マークスの山』(マークスのやま)。こてこてとした描写で小説としては面白いかもって思うのだけど、こうして物語をざらっと見てしまうと、お話自体はそれほどすっごい話ではないのです。ただ、私自身はそういうの、嫌いじゃないのですけど。才能がないので、ちょっぴょうしもない話をヘタな文章で書かれるよりも、ありきたりの話を染み込み易いように魅せてくれるほうが好きですね。そういう意味では原作はいいのだけど、このテレビシリーズは・・・、ちょっと残念だったかな・・・。

<あらすじ>
松井浩司(矢島健一)=法務省 刑事課長。
浅野剛(山崎一)=浅野総合病院 院長。
林原雄三(小日向文世)=日弁連理事 弁護士。
木原郁夫(升毅)=暁成大学 理事長。
佐伯正一(佐野史郎)=佐伯中央建設社長。

これらの苗字の頭文字をとってMARKS。
この5人は暁成大学(このテレビ版ではこういう大学名になっている)の山岳同好会で20年前に北岳で同じく暁成大学の野村久志を殺した。その下山の途中で水沢裕之の母親に遭遇、口封じのためにがけから突き落として殺した。・・・そして20年後。刑務所に服役してた水沢裕之(高良健吾)は刑期をおえて出てくるとこの5人に復讐をはじめた。

物語構成的には警察モノの王道的なつくりだ。
主人公は犯人を暴こうとする。しかし、警察上層部の誰かに、その事件に関するなんらかの暴かれてはいけない秘密をもつ男がいて捜査を妨害する。みている側をいらいらさせるにはいいよくある構成である。この構成の場合は、警察上層部といえば警視総監、あるいは警察庁長官であるが、今回は法務省・刑事課長という立場がそれになっている。ほかにも東京地検特捜部副部長(嶋田久作)がおなじ大学の出身でにややらすねに傷持ってて捜査妨害するというパターン。
この手の構成では、捜査妨害する警察上層部のあばかれてはならない理由をどうするのかというのがひとつのポイントになる。
この高村薫の『マークスの山』を愛読してる黒崎視音という人の小説『警視庁心理捜査官』というのを読んだことがあるのだが、まさしくこの警察上層部の妨害構成をそのまんま使っていた。ま、かといって高村薫がオリジナルではなく、何人も、何回も同じ構成よく使われているというだけなのだけど・・・。
by ssm2438 | 2013-08-05 00:39