西澤 晋 の 映画日記

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2009年 01月 02日

トランスフォーマー(2007) ☆

f0009381_18105388.jpg監督:マイケル・ベイ
脚本:アレックス・カーツマン
    ロベルト・オーチー
撮影:ミッチェル・アムンドセン
特殊視覚効果:ILM
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー

出演:シャイア・ラブーフ
    ミーガン・フォックス

     ×     ×     ×

その昔、まだ原画をはじめてまもなきころ、一度だけ葦プロの手伝いでやりましたよ『トランスフォーマーズ』。仕事の元締めは東映だったと思いますが、グロス出しで葦プロがとってたのでしょう、その話数、小泉兼三さんが作画監督だったかなあ。なんだか懐かしい。

ま、そんなこともあって見ておこうかと思った『トランスフォーマー』、いいや〜〜〜〜期待はしてなかったけど見事に期待どおりのひたすらつまらない作品でしたね。判っていても、もしかしたら‥‥って少しはきたいしたのだけど。。。
駄目なシナリオの典型といいましょうか、まあ、作ってる側もそんな高尚なストーリーは求めてはいないのだろうけど、でもライターとしてはある程度の意地ってものもありそうだし、少しはなんとかしてくれるのかなって淡い期待を見事に打ち砕くひたすら退屈ストーリー。

何故つまらないのか?
‥‥分析するに、そのシーン、そのシーンでの主人公(観客が感情移入する人・ロボットでも可)の目的、その問題の解決策がみえない。

なので見ている人が<期待>出来ない。
これ致命的。

見ている側に期待をもたせておくっていうのは、見る側の集中力をきらさないための重要なファクターというか、それこそが演出のすべて。そしてなおかつ、その期待を裏切って、さらにそれ以上の結果を提示してやるのがストーリーテラーの仕事。
なのにこの監督、マイケル・ベイは延々の状況だけを提示することしかできない演出家としての無能ぶりはすごい。

おまけに意味のないところをやたらろシャローな会話で場つなぎ。それがストーリーのなかに反映するならいいんだけど、ただただ物語の進行を遅らせているだけ。「とっととストーリーすすめろよ!」っていらいらしてしまう。
これは『アルマゲドン』から延々につづくマイケル・ベイの物語の作り手としての弱さ丸出し、なんとか絵作りとくだらんギャグでまとめてしもおうといういつものパターン。ま、あ絵作りけっこういいんだけど、ほんとに頭が悪いんだよね。
演出家というより編集屋のほうがむいていそうな人。きっと短い時間のコマーシャル・フィルムとかプレビュー映像だとかつくったらかっこいい映像作ると思う。

あと、ついでだから云ってしまおう。
こいつの音楽の付け方ってスッゴい下手。あのいきなり斑切れになり、いきなり新しい音楽が始まるとってつけたようなわざとらしい音楽。とはいえ音楽にはけっこう恵まれてるのでその音楽単体で聞くなら文句はないんだけど、その付け方されるとちょっとあざとい。演出ってのは演出してないようでしてるくらいが一番よくって、英出がみえちゃうとその物語の臨場感がなくなってしまう。見ている側が「あ、これ明らかにつくりものなんだ」って心が物語から切れてしまう。よくない。

あと音楽の選曲のセンスなんだけど、状況につけすぎ‥‥というか、全部状況につけてる。なのであざといんだけど。もうちょっと主人公たちの心情につけるつけかたできないのだろうか‥‥。


とまあ、なにからなにまでかなりつかれる映画でした。
今年見た中では『毛皮のエロス ダイアン・アーバス、幻想のポートレイト』と同じくらい駄目だった。あの映画も途中で出たくなったなあ。よっぽどこれも途中で出ようかとおもったよ。

バンブルビー‥‥、なんでビートルじゃないの???
納得いかんなあ。。

by ssm2438 | 2009-01-02 03:26


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