主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。


by ssm2438

カテゴリ:アイバン・ライトマン(1946)( 7 )

ツインズ(1988) ☆☆

f0009381_19495539.jpg原題:TWINS

監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ウィリアム・デイヴィス
    ウィリアム・オズボーン
    ティモシー・ハリス
    ハーシェル・ワイングロッド
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
音楽:ジョルジュ・ドルリュー

出演:
アーノルド・シュワルツェネッガー (ジュリアス)
ダニー・デヴィート (ヴィンセント)
ケリー・プレストン (マーニー)

       *        *        *

企画だけでけっこう人は入ったのだが、内容的にはもうちょっと頑張れ!

監督はライト感覚ながらスマッシュヒットをとばすアイヴァン・ライトマン『夜霧のマンハッタン』『デーブ』『ゴーストバスターズ』は大好きである。そんなわけで『夜霧のマンハッタン』以降はかなりの確立で劇場でみてることが多いアイヴァン・ライトマン。この人の作品は、独特のライト感覚が気持ちよくはまればとっても楽しめるのだが、はずれるとただの軽い映画になってしまう(苦笑)。

今回の宣伝的な売りは『ターミネイター』でこわもて系キャラで人気を博したアーノルド・シュワルツェネッガーが、このころからコメディ・キャラを演じるようになったこと。ただ、物語自体の面白さがあったわけではないので、全体としてはそれだけしか面白さを感じなかったというのが事実。もうすこし双子の楽しさをみせてくれてもよかったのに・・・。それに、楽しそうなお話なのに、殺し屋とかがでてくるのはあんまり楽しくなかったな。そういうなのを抜きにして話を作って欲しかった。
・・・しかし、シルベスタ・スタローンがコメディキャラをやっておおはずしするよりは面白い。

<あらすじ>
知性も肉体もたぐいまれなる6人の精液を混合、その精液から生まれた優秀遺伝子の子ジュリアス(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、世間の乱れた社会から悪影響をうけないためにある孤島で研究対象として育てられた。そんな彼は、同じ時にうまれた双子兄がいることを知り、兄を探すために島を出る。
兄のヴィンセント(ダニー・デヴィート)は車泥棒をしていた。そんなヴィンセントをなんとか探し当てたジュリアスは、母メアリー・アンが生きていることを知り、2人で母に会いにいくことにする。しかし、ヴィンセントの盗んだ車のトランクには、ある組織が売買を予定していた500万ドルもの品物がかくされていた。かくして組織に追われることになるジュリアスとヴィンセント・・・。
by ssm2438 | 2011-09-11 19:51 | アイバン・ライトマン(1946)
f0009381_19592145.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:エリザベス・メリウェザー
撮影:ロジェ・ストファーズ
音楽:ジョン・デブニー

出演:
ナタリー・ポートマン (エマ)
アシュトン・カッチャー (アダム)
ケヴィン・クライン (アダムの父)

       *        *        *

恋する相手は選べない・・・。

ここんとこ立て続けにハズレ映画ばっかりつくってるアイヴァン・ライトマン。特に前回の『Gガール』とそのまえの『エボルーション』はひどかった。かつての『ゴーストバスターズ』『夜霧のマンハッタン』『デーヴ』の栄光はどこへやら。それでも、捨てきれないので、復活を願ってついついみてしまうライトマン作品。
でも、今回は前の作品みたいに怪獣がでてきたり、スーパーマンが出てきたりしないいたって普通の映画。なのでそこそこ出来てるんじゃないかなと思ってはいたけど・・・、まあまあ良かった・・・かな。本来は☆2つ半くらいかもしれないが、ま、おまけして3つにしました。

アイヴァン・ライトマンのよさは、敷居の低い見易い映画。賞レースなんかには関係なく、作る側が作って楽しいものを楽しく作っている感じがする。その精神がとても素敵なのだと思う。見る側もそれほど高い期待を掲げてみることはなく、その結果として映画を見ている間は普通に楽しい時間が過ごせる。

この映画の魅力は、やっぱりセックスが楽しく描かれていること。若いカップルのデートムービーには最適だと思う。この映画をみたあとのセックスはきっと楽しいだろう。そんな雰囲気をつくってくれる映画である。
主役はナタリー・ポートマン。実は81年生まれの彼女はすでに30歳。この映画を取ってる時は29歳だったのかもしれない。相手役のアシュトン・カッチャーは78年生まれ。実はナタリー・ポートマンより年上なのである。いやいやこれにはびっくり。画面をみてるとどうみても、ナタリー・ポートマンが30代半ばで、アシュトン・カッチャーが26~27。若いのである。個人的にはもうちょっと歳を上げて35歳くらいの主人公たちの物語にしてくれたほうが良かったかな。どうもアシュトン・カッチャーがあまりにも若くて・・・映画の中の彼は青二才すぎる印象があった。

<あらすじ>
15年前のサマー・キャンプデ知り合ったエマとアダム。その後大学のパジャマパーティで偶然会い、翌日の葬式にアダムを同伴して参加するエマ。しかし、アダムはそれが葬式と知らずひとりだけノーテンキな服装で着てしまってバツが悪い時間をすごす。それでもアダムにとってはエマはひそかに想いをよせる女性であった。
そんな二人が再びロサンゼルスで知り合う。エマ(ナタリー・ポートマン)は病院に勤める医師で週80時間労働、恋愛をする心の余裕はどは持ち合わせいなかったが、それでもアダム(アシュトン・カッチャー)に会えたのは心ならずも嬉しかったようだ。しかしアダムにはすでに付き合っているヴァネッサ(オフィリア・ラヴィボンド)という女性がいて、脚本家を目指しながらテレビドラマの撮影所で働いていた。
それから1年、アダムはヴァネッサと別れてていた。しかし、かつての人気TVスターだった父親(ケヴィン・クライン)とヴァネッサが付き合っていると知ってショックを受ける。酒をくらい酔いにまかせて手えたりしだいに電話はかけて“H”をできる女をさがすアダム。そんなアダムが目覚めてみると、同僚3人とルームシェアしているエマの家のソファで裸で寝ていた。散々みなさんにからかわれたアダムだが、エマが出かける数分前に彼女を抱いてしまう。
それから二人のカンケイは始まる。友達で、お互いが肌の温もりを欲した時はセックスもする。でも恋愛感情は持ち込まないというもの。嫉妬もしない。嘘もつかない。そんなカンケイが始まった。
しかし、アダムにしてみれば昔から想っていた人。その彼女とセックスできることはとても素晴らしいことだが、同時に彼女が医者の同僚と一緒にいると嫉妬もしてしまう。だんだんをストレスを感じてくるアダム。一度生理のときに、お互いセックスをせずに服を着た抱き合って寝てしまう。目がさめたアダムは幸せだったが、エマはそれが「最悪だという」。こういう関係にならないようにしているのに・・、冷徹な言葉をはき、カンケイを正常化するために、アダムに「他の誰かと寝て、私も誰かと寝るから」という。アダムにとっては耐え難い申し出だった・・・。

そんなこんなでいろいろあって、最後はハッピーエンドになる話。
でも、最後はアダムの父ちゃんの言葉がきいてくる。

「結局、恋する相手は選べない」

・・・・・理性でどんなに理屈をつけても、その人を好きになってしまうのはイレジスタブルであるというこの事実。この言葉を書けただけでこのシナリオライターさんはかなり満足したんじゃないだろうか。
by ssm2438 | 2011-04-23 19:59 | アイバン・ライトマン(1946)
f0009381_1122713.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス
撮影:ラズロ・コヴァックス
特撮:リチャード・エドランド
音楽:エルマー・バーンスタイン

出演:
ビル・マーレイ (ピーター・ヴェンクマン博士)
ダン・エイクロイド (レイモンド・スタンツ博士)
ハロルド・ライミス (エゴン・スペングラー博士)
シガニー・ウィーヴァー (ダナ・バレット)
リック・モラニス (ルイス・テュリー)

       *        *        *

このころのアイヴァン・ライトマンは良かった。

公開答辞は『ゴジラ』(平成)と『グレムリン』、そしてこの『ゴースト・バスターズ』がお正月映画の「3G映画」と呼ばれ注目の的だったが、『ゴジラ』は無能監督の橋本幸治だったが、ゴジラというキャラクター性はダントツに見たい気持ちにさせられ、見に行ったが残念な思いをして帰ってきた。『グレムリン』スピルバーグ総指揮の映画なのでそこそこ楽しいことは予想され、のちのちになって見たのだが、予想どうりそこそこ楽しかった。一番期待してなかったのがこの『ゴースト・バスターズ』。なのでこれを見たのはその後何年もしたテレビで放映された時だった。

当時の私はデブラ・ウィンガーが好きで、『夜霧のマンハッタン』という映画に彼女が出ていたので彼女みたさにこの映画をみたのだが、これはみょうに楽しい。いわゆる「良い映画」とはまったく違った、ただここちよく楽しめる映画なのだ。その敷居の低い楽しさに妙に感心し監督を調べてみたらアイヴァン・ライトマンだという。そんなわけで、だったらその前にとったこの『ゴースト・バスターズ』も見てみる価値はあるかなって思っていたらテレビでやってるのを見て、これがばかばかしくメッチャ面白かった。見ていて純粋に楽しい映画だ。とにかくくっだらない楽しさをふんだんに見せてくれる。
それ依頼アイヴァン・ライトマンは見るようにしている。しかし・・、実はそれ以降はなかなかぴんと来るものがなく、『デーヴ』まではありきたりの作品が多かったような気がする。ほとんどあきらめかけてたときに『デーヴ』が公開され、それでも昔の好で劇場に足を運んだらこれがむっちゃくっちゃ楽しかった。おおお、アイヴァン・ライトマンが帰ってきた!!と当時感動したものである。

特撮は『スター・ウォーズ』リチャード・エドランド。この映画でも楽しいゴーストをいっぱい描いてくれると共に、最後のマシュマロマンには笑わせてもらった。ああいうのを真剣に具現化されると実に嬉しい。当時の特撮といえば派手系のエドランドか、地味系のダグラス・トランブルの二人が有名だった。
ダグラス・トランブルの作品でもっとも有名なのが『2001年宇宙の旅』だろう。他にも『サイレント・ランニング』『ブレードランナー』『アンドロメダ・・・』『未知との遭遇』『スタートレック』などがある。こちらは地味で静的な特撮を味としてる。見比べてみるのも楽しいだろう。

余談だが、シガニー・ウィーヴァーが可愛くみえた唯一の映画かもしれない(苦笑)。でも、出来るならもうちょっと可愛い系の人をヒロインにしてほしかったかな・・。

<あらすじ>
コロンビア大学で超常現象の研究をしていた3人の教授ピーター(ビル・マーレイ)、レイモンド(ダン・エイクロイド)、イーガン(ハロルド・レイミス)は大学をクビにされてしまう。そんな3人はゴーストバスターズ(=幽霊退治屋)を開業し秘書(アニー・ポッツ)も雇い入れた。ニューヨークにはオバケがいっぱりいるらしく商売は大繁盛。冷蔵庫にオバケがいるらしいという最初に依頼人のダナ(シガーニー・ウィーヴァー)に一目惚れしたピーターは彼女とデイトの約束をする。ピーターがアパートに来た時、彼女は<門の神・ズール>にのっとられていた。さらに環境庁の役人ウォルターが、オフィスに現われて、無数の幽霊を保存していたタンクの電源を切ったのでオフィスは大爆発。幽霊たちはニューヨークに飛び出して行く。
ズールは、<鍵の神・ビンツ>と合体し破壊の神ゴザーが出現する。ニューヨーク市長から全権を委任されたゴーストバスターズはゴザーと戦うことに。「お前たちを滅ぼすものを想像せよ」と云うゴザー。「何も想うな」と無の境地になるバスターズの連中だが、レイモンドマシュマロマン想像していしまった。強大化したマシュマロマンがニューヨークの町を闊歩する。ゴーストバスターズはレーザー光線を交差させて、ゴザーを滅ぽす。マシュマロマンは焼けこげて縮んでしまう。
by ssm2438 | 2010-09-05 11:03 | アイバン・ライトマン(1946)

デーヴ(1993) ☆☆☆☆

f0009381_7403549.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ゲイリー・ロス
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演:ケヴィン・クライン
    シガーニー・ウィーヴァー

        *        *        *

『ゴーストバスターズ』『夜霧のマンハッタン』など、敷居の高くない楽しい映画をつくるアイバン・ライトマン。そのなかでももっともウィットにとんだ彼の最高傑作はこの映画ではないだろうか。ただ、個人的にはヒロインがシガニー・ウィーバーというのがちょっと・・・。これがアネット・ベニングあたりだったらめちゃめちゃ好きな映画になっていたのに。
脚本は『ビッグ』『シービスケット』ゲイリー・ロス。この人は上手い!この映画、アイヴァン・ライトマンの力もさることながら、ゲイリー・ロスのウィットにとんだ会話が素敵なのだ。

ボルティモアで小さな職業紹介所を経営するデーヴ・コーヴィック(ケビン・クライン)は大統領のそっくりさんということで突然ホワイトハウスに召喚させる。実は大統領、あるホテルでのパーティのあと不倫相手との密会に向かうために人目をはばかってその場を立ち去りたいとかで、デーヴに会場から表のリムジンまでのあいだを替え玉として歩いてほしいというもの。
多少の悪乗りはあったものの、なんなく代役をこなしシークレットサービスにリムジンで家まで送ってもらってると突然引き返すように連絡がはいる。大統領が愛人とエッチの最中に倒れて意識不明の重態になったとかで、しばらくの間大統領の影武者になってほしいと要請される。
しかし、一旦なってみるとその人柄のよさと、手際のよさで大統領の人気はうなぎのぼり。次期大統領の椅子をねらっていた補佐官レクサンダー(フランク・ランジェラ)はおもしろくない。大統領のかつての汚職事件をリークしデーヴの失脚をねらうが・・・。

とにかく楽しいシーンが満載。ショーもないおちゃらけがとてもきもちいがいい。
最初に依頼された影武者の仕事も、無言でパーティにきた参列者の間を笑顔をふりまいて歩きぬけばいいだけなのに、フロアーエンドまでいくと、たまらずひきかえしてきて「頑張って、頑張ってアメーリカ!」と思わず叫んでしまう。つい我慢できずに叫んでしまったとかいうあの軽さ。実にたのしい。あのつかみでこの映画のたのしさがわかる。
予算編成の会議で、前もってずさんな支出をチェックしておいたケヴィン・クラインは、不要な部分をカットして必要な公費にあてていく。おわったあとは出席者から拍手。語り口が上手い!
大統領夫人(シガニー・ウィーバー)と官邸の外に出てしまいうろうろしてると一般人にみつかってしまうが、「実は夫婦のそっくりさんで、芸人としてあまりか全土をまわってるんだ」とごまかすと、「あんたは上手いが、かみさんのほうが、もうちょっと固いな」といわれたりする。実はかみさんは本物で大統領は偽者なのだけど。
ボディガードさんのエピソードもいい。「大統領が狙われたら身をもって守るんだろう。僕が狙われてもまもってくれるか?」の問いには無言のボディーガードさんだが、偽モノ大統領としてアメリカに必要なことをほんとにこないてしまった彼が、地方議員として立候補するとなると「命にかえても君をまもる」とばかりにボディーガードを買って出てる。
総てがいい感じで、実に楽しいポリティカル・コメディだった。
by ssm2438 | 2009-11-16 07:10 | アイバン・ライトマン(1946)
f0009381_1631181.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:デヴィッド・ダイアモンド
    デヴィッド・ウェイスマン
    ドン・ジャコビー
撮影:マイケル・チャップマン
音楽:ジョン・パウエル

出演:デヴィッド・ドゥカヴニー、ジュリアン・ムーア

        *        *        *

この映画、試写会に応募してあたってしまって仕方なく行った映画。というか、その前に『デーヴ』でヒットとばしていたアイバン・ライトマンだったのでこれもあわよくば・・って思ったら、ずっこけた。グロさとコメディ感があわない。おかげでみてても気持ちよくない。

<あらすじ>
生物学教授のアイラ(デイヴィッド・ドゥカヴニー)と地質学教授のハリー(オーランド・ジョーンズ)は、アリゾナ州の砂漠に落下した隕石の跡地からあっという間に進化し、増幅していくDNAを発見する。大喜びの2人だが、すぐに軍の調査隊に現場を独占されてしまう。各地で謎の生物による事故が続発。アイラたちはショッピングセンターに入り込んできた翼竜を退治するが、このままでは街が新しい生物に占領されるのは時間の問題。アイラの訴えに耳をかさない将軍に呆れた軍の調査官アリソン(ジュリアン・ムーア)も、アイラたちに加わって生物退治に協力する。やがてこの生物は火を触媒に成長し、シャンプーに含まれている成分セレンで破壊されることに気づいたアイラ達は、生物の肛門からシャンプーを大量に注入し、見事人類の危機を救うのだった。
by ssm2438 | 2009-09-22 16:14 | アイバン・ライトマン(1946)
f0009381_20401981.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ドン・ペイン
撮影:ドン・バージェス
音楽:テディ・カステルッチ

出演:ユマ・サーマン
    ルーク・ウィルソン

        *        *        *

ここんとこ外れてばかりのアイバン・ライトマン、もしかしたらこれはあたるかな・・って非常に淡い期待をもって劇場に足を運んだが・・・見事に裏切られた。まあ、心の準備はできてたけど、うむむむむ、これはかなりひどかった。本来アイバン・ライトマンの映画って悪乗りはあるものの、センスの良さをどこかに感じじさせてくれてたんだよね。それがまったくない。ただのどたばた。ひどい。。。

この映画では、スーパーマンから「いい人」というテイストをとって普通の人間の価値観をもたせたスーパーガール版ってところか。そんな女とエッチしたらどうなるんだ??とか。下手に嫉妬させると暴れるから困る(苦笑)・・とか。そういう日常的感覚を画面にした映画。
やっぱりスーパーマンはつまんなくても煩悩をもたず、清く正しくないといかんな・・。
by ssm2438 | 2009-04-01 03:31 | アイバン・ライトマン(1946)
f0009381_2356112.jpg監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ジム・キャッシュ
    ジャック・エップス・Jr
撮影:ラズロ・コヴァックス
音楽:エルマー・バーンスタイン

出演:ロバート・レッドフォード
    デブラ・ウィンガー
    ダリル・ハンナ
    ブライアン・デネヒー
    テレンス・スタンプ

     ×     ×     ×

アイバン・ライトマンと言えば、『ゴースト・バスターズ』が有名ですけが、基本的に敷き居の低い作品をつくるひとで、ヘビー級の映画ファンには物足りない部分はおおいでしょうね。私もどっちかというとそういう系統ですけど、それでもなこの監督さんの軽さがうまい具合に作品とマッチして、とっても見易い楽しい会話劇にしあがっているのがこの『夜霧のマンハッタン』

お話をざっと紹介すると・・・、 その昔、在る画家デアドンがその娘チェルシーに絵をプレゼントした。しかしその誕生パーティの席が火事になり、デアドンは死に娘にプレゼントした絵が盗まれた。 やがてその娘は大人(ダリル・ハンナ)になり、絵を取りかえそうとしてテレンス・スタンプの経営する画廊に盗みに入るが警察に捕まってしまう。
彼女は「その絵は私が子供の頃父から誕生日のプレゼントとして送られた物で、絵の裏に<娘への誕生日のプレゼントとして・・>の添え書きがある。その絵は自分の手許にあるのが当然、盗みではない!」と主張。一方、盗まれた側の画商(テレンス・スタンプ)は、「そんな事実はない。そんな証拠もない。この絵は私の画廊が所有すてるもので、彼女はそれを奪った!」と主張。彼女の弁護人がデブラ・ウィンガー、検察側をロバート・レッドフォードが担当するようになる。「もし、その絵の裏に娘へのメモ書きあるならこの公判はとりさげよう」と検察側の弁護士と被告側の弁護士が一緒になってちょっとした下調べを始める。
テレンス・スタンプの画廊に行き、その絵をみせてもらうが、裏にはなんのメモ書きもない・・・。しかし、その後テレンス・スタンプも「彼女がその画家の娘さんだとはしらなかった・・・、この絵は今となっては私の所有する物だが、そういう事情であるなら今回の公判はなかったことにしよう」とさっさと訴えを取り下げてしまった。 釈然としないデブラ・ウィンガーとロバート・レッドフォード。そんな時チャイムを鳴らす音、ドアをあけるとそこにはダリル・ハンナがいて、「誰かに追われている、助けてくれ」と駆け込んでくる。一方デブラ・ウィンガーのもとには、別の署の刑事が現れ「デアドンの死は事故ではなく殺人だ。当時その事件を担当していたがその事実は揉み消された」と伝え、そのときに関系書類を置いて行った・・。 そしてある夜、ずぶ濡れのダリル・ハンナが再びロバート・レッドフォードの部屋をおとずれて・・・・。
翌朝、二人がベットで寝ていると、突然礼状をもった警察がなだれ込んで来て彼女を逮捕してしまう。聞けば昨夜テレンス・スタンプが殺されたと言う、容疑者はダリル・ハンナ・・・、その彼女と寝てしまったことがゴシップ記事になり結局ロバート・レッドフォードは検察を辞める事になってしまう。 そんな彼にデブラ・ウィンガーは一緒に彼女の弁護をしてくれと頼む。かくて、ふたりの弁護士は共闘してダリル・ハンナの弁護をするとともに、親ぼくを深めていくのであった・・・(苦笑)。

作品自体はとってもチープといいましょうか、極めて普通 の出来なのですが、 とにかくデブラ・ウィンガーとロバート・レッドフォードの会話が楽しい。 デブラ・ウィンガーといえば、最近ロザナ・アークエットの監督作品で『デブラ・ウィンガーを探して』って映画がありますが、その、今ではもう引退してしまった彼女がスクリーンで一番輝いていた作品はたぶんこれだとおもうくらい、とっても綺麗。あの目の大きさ、ヤッピースタイルのきまってること、かっこいい髪型、明るさと、力強さを、ユーモアのセンスが一緒になった活発的な綺麗さ。
デブラ・ウィンガーファンなら是非とも観ていただきたい作品ですね。 ついでももうひとつアイバン・ライトマンの作品のなかで秀作を紹介しちゃいます。

『デーブ』、これも素晴らしい。 これは、大統領のそっくりさん(ケビン・クライン)が、突然シークレットサービスに「国家のために・・・」とたのみ込まれて替え玉 の仕事を受けてしまう。
ひごろから芸達者ケビン・クラインは大統領の物まねとかもやってて、役目はユーモアのセンスたっぷりにその場をこなして帰路についたのだが、突然呼び戻されてしまう。 大統領が昏睡状態に落ち入った・・・、どうする?? そこでしばらくの間、そのままケビン・クラインを大統領の替え玉としてつかっていこうということになる。突然一般庶民が大統領の権力をもったら・・・・、そんなファンタジックな夢を時にシニカルに、時にハートフルに仕上げたのがこれ。『夜霧のマンハッタン』ともども、一度てにとってみてください。

こういうパーティは年に何回かあるのだけど、その中の1回か2回は顔を出すようにしてる。
歳をとると、自分を知っている人の間でついつい収まりがちになるのを、ちょっと強制的に知らない人の中に身を置いて、コミュニケーションとる機会をもってみるのも大切かなっておもったりする。居心地の良くない空間を、あえて居心地の良い空間に感じられるように人と頑張って触れていく‥‥みたいな、こういうのが出来なくなってしまうと、世界は閉じていくだけかなって思うのでした。
by ssm2438 | 2009-01-06 04:51 | アイバン・ライトマン(1946)