主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。


by ssm2438

カテゴリ:ウィリアム・ワイラー(1902)( 4 )

ベン・ハー(1959) ☆☆☆

f0009381_3234822.jpg監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:カール・タンバーグ
撮影:ロバート・L・サーティース
音楽:ミクロス・ローザ

出演:チャールトン・ヘストン
    ジャック・ホーキンス

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戦車のところはすごい。でもそこだけ。
戦車といっても今の時代の戦車ではなく、駅馬車みたいなものです。馬を4頭横にならべて、それに兵士ののったカーゴをひかせるというだけのもの。しかしこれが10隊あって、楕円形の競技場をがんがんまわってレースをする。それはそれがみていてこわいくらいの迫力。あんあのおっこちたら最後、絶対死ぬだろうって思ってしまいます。よくあんな恐ろしい画面とったなあって感心してしまう。ま、あれこそは編集マジックというものだろうけど、ド迫力ものです。・・・しかし、ほかに見るべきところがあるかといわれれば実はほとんどないというのが現実。あとは歴史的背景の普通の復讐ものです。

<あらすじ>
ローマ帝国の支配下にあったユダヤの都エルサレム。豪族の息子ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)の一家がローマへの反逆罪に問われメッサラ(スティーヴン・ボイド)の策略により母と妹は地下牢に入れられ、ベン・ハー自身は奴隷としてローマ軍船へ送られた。途中、砂漠で渇に倒れようとした時、飲み水を恵んでくれた人があった。ローマ艦隊が海賊船団と戦った際、ベン・ハーは司令官アリアスの命を救った。彼はその養子に迎えられたがユダヤの地に帰ることを選んだ。大戦車競争に出場しメッセラを破った。重傷を負ったメッセラは母と妹はライの谷にいるとベン・ハーに言った。早速彼は母と妹を迎えた。途中、十字架を負って刑場に向かうキリストを見送った。砂漠で水を恵んでくれた人だ。今度はバン・ハーが1杯の水を捧げた。その行列を見守った母と妹は、病いが奇蹟的にいえた。
by ssm2438 | 2009-02-27 03:00 | ウィリアム・ワイラー(1902)
f0009381_248242.jpg監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ロバート・E・シャーウッド
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:ヒューゴ・フリードホーファー

出演:フレデリック・マーチ
    マーナ・ロイ
    テレサ・ライト

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アカデミー賞いっぱいとった映画として有名だが・・・、実はそれほど面白いわけではない。
ワイラーの映画なのできちんとはしているの。しかし帰還兵である3人を主人公にして3つの話をあつかっているためトータルな求心力がまったくない。三種三様な物語がくりひろげられるが、それがなにかでまとまるかというとまとまらないという、構成的もまったくおそまつな出来なのだ。ただ、時代が時代だけに、この手のを映画をヨイショすることで、アメリカ復興のきっかけにしていこうとしたのだろう。そのためのイメージリーダー的な役割をになってしまったということだと思う。・・・ただ、残念なことに私がみたウィリアム・ワイラーの映画のなかでは一番つまらない映画だった。
by ssm2438 | 2009-02-27 02:39 | ウィリアム・ワイラー(1902)
f0009381_236015.jpg監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:イアン・マクレラン・ハンター
    ジョン・ダイトン
    ダルトン・トランボ
撮影:フランク・F・プラナー
    アンリ・アルカン
音楽:ジョルジュ・オーリック

出演:オードリー・ヘプバーン
    グレゴリー・ペック

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文句なく、オードリー・ヘプバーンは可憐だ! ヘプバーンのすごいところは、とになく汚れ役をやらなかったところだと思う。どの美人俳優も「顔だけ」といわれるのがいやなのだろう、汚れ役のひとつやふたつやろうとするのだが、オードリーの場合はそれがなかった。結果としてアカデミー賞にはほとんど縁がなく結果としてこの『ローマの休日』の主演女優賞だけでになってしまった。しかし、生涯可憐さでつきとおした功績はおおきい。彼女だけはこれからも映画界のなかで永遠の可憐な天使で在りつづけるだろう。これは他のだれも真似できないことのように思える。
そのオードリー・ヘプバーンのイメージを決定づけたのがウィリアム・ワイラーのこの映画だといっていいだろう。個人的にワイラーの映画というのはある種のお行儀のよさというのがどうしても圧倒的には好きになれない部分がある。いいのだけど、何かをつきぬけられない安定感、それがワイラーのイメージであり、だからこそこの映画に適していたともいえるかもしれない。

デビュー作はもうちょっと前になるのだが、歴史をふりかえればオードリー・ヘプバーンを世に出したのはこの映画であり、この映画の歴史的価値は大きい。

<あらすじ>
ある小国の王女アン(オードリー・ヘプバーン)はヨーロッパの各国を親善旅行中のローマを訪れた。少々神経衰弱気味だったアン王女は鎮静剤をのまされるが、侍従がいないのをよいことにひとりローマの街へ出かける。街を歩いているうちに薬がきいてきて広場のベンチで寝こんでしまるアン王女。そこへ通りかかったアメリカの新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)は、ほっとくわけにもいかず、彼女を自分のアパートへ連れ帰った。
翌朝、彼女が王女であることを知るジョー。これこそ特ダネ記事をものにするチャンスと思い、ローマ見物の案内役をかってでる。ブラドリーの同僚のカメラマン、アーヴィングは、小型カメラで王女の行動をスナップした。一方、王女失踪で大使館は上を下への大騒ぎ。夜になってアン王女が遊覧船の上でジョーとダンスを楽しんでいるところへ秘密探偵が現れ、ブラドリーとアン王女は河にとびこんで追手の眼を逃れる。2人の胸には深い恋ごころが起っていた。河べりの闇の中で2人は熱いくちづけをかわした。ブラドリーはアン王女を大使館に送りとどけ、特ダネ用のメモは破りすてる。アン王女の新聞記者会見が行われ、ブラドリーーとアン王女とは、目と目を見合わせ、無言の別れを告げあったのであった。
by ssm2438 | 2009-02-27 02:10 | ウィリアム・ワイラー(1902)
f0009381_2573823.jpg監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:スタンリー・マン
    ジョン・コーン
撮影:ロバート・サーティース
    ロバート・クラスカー
音楽:モーリス・ジャール

出演:テレンス・スタンプ
    サマンサ・エッガー

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これ、サマンサ・エッガーふんするミランダがもうすこし彼のことを理解してあげようとしら、あんな悲劇にはならなかったんじゃないかなあ・・・。

監督は『ベン・ハー』『ローマの休日』ウィリアム・ワイラー。戦中~戦後のハリウッドをささえた名匠である。アカデミー賞監督賞にノミネートされること12回。うち受賞3回。アカデミー監督賞を3回受賞した監督は彼以外にはフランク・キャプラの3回とジョン・フォードの4回のみ。じつに偉大な監督さんであった。・・・しかし、私個人はというと、ちょっとワイラーの映画はおかたすぎる嫌いがあり、突き抜けた感にかける映画だなという印象。あるいみハリウッドの優等生監督なのだ。
そんな彼が今回のようなサイコ・サスペンス・・監禁ものを撮ったのはちょっと驚きだ。まあ、そうハイっても基本的には技術力はとても高いひとなので、何でもこなせる人ではあるのだが・・。ちなみにこの作品でもアカデミー監督賞にノミネートされている。あと主演の二人はカンヌの映画祭で主演男優賞・主演女優賞をそれぞれとっている。

<あらすじ>
銀行に勤めるフレディ(テレンス・スタンプ)は自閉症気味の小心者。社会でからかわれていても言い返すことも出来ずひたすら耐えているだけ。いまでいういじめられっこだ。そんな彼の唯一の趣味は蝶の標本。その日も郊外で蝶を追っていると、目の前に誰も住んでない家をみるける。調べてみると本宅とはなれたところに地下室もあるようだ。そして何の因果か宝くじが当たると、彼はその家を購入した。
ミランダ(サマンサ・エッガー)は美術学校に通う娘。かねてからフレディが興味をもっていた娘だ。帰宅途中の彼女にクロロホルムをかがせバンにのせるとその家の地下室に連れ込んで監禁した。彼にしてみれば、彼女とじっくりと話すためにはそうするしかなかったのだろう。彼のような自信のない男が、人前で彼女をデートに誘えるわけもない。たとえ誘ったとしても見向きもされないだろう。彼にとって、彼女に自分を知ってもらうためにはそうやって時間をかけて、自分と一緒に時間を共有していくしかなかったのだ。
f0009381_3103238.jpgしかし彼の試みはあまり成功したとは言えない。やがて開放するという約束の日が来る、ミランダはフレディの送られたドレスをきて最後の夕食をすることになる。しかし彼女はフレディの顔色を伺ってなんとか不機嫌にさせないように媚をうってるだけだ。いつも都合のいい状況をひきだそうとしているだけ、決してフレディを理解しようすることはなかった。それが出来ないとわかるとフレディは彼女を開放することをやめる。半狂乱になるミランダ。「あなたが欲しいのはこれでしょ」って着ているものを脱いで自ら裸をさらミランダ。
フレディにしてみれば「あなたは私にとって都合の悪いひとだけど、こういうところは好きよ」とかその反対に「こういえば私にとっては都合よくなるかもしれないけど、そんなこと絶対言ってあげないわ」とか・・そういう会話がしたかったのだろう。要するに普通の人と人との会話がしたかったのだ。「君は利益誘導のためなら貞操も売るのか! そんな女なのか」といいたくなるフレディ。再び両手をしばり地下室へひきたてていく。そとは激しい雨がふっている。
半狂乱のミランダは暴れ、近くにあったスコップでフレディをなぐる。頭からべっとりと血を流して倒れるフレディ。雨のなかを駆け出すミランダ。意識がもうろうとする中追いかけるフレディ。なんとか捕まえて地下室に放り込むと、もうろうとする意識のなかで車を走らせ病院にむかうフレディ。意識が回復したのはそれから何日かたってのこと。頭に包帯をまいたフレディが帰ってみると、うつろな目をミランダが振り返る。かなり衰弱している。手が縛られたままなので濡れた服を着替えることも出来なかった彼女は凍えたまま数日間を過ごしていた。もみ合ったときにストーブはけちらされ故障し、スタンドも壊れたままだった。
「良かった・・、生きていて。もうきてくれないんじゃないかと心配したわ」、その越えには確かな安堵と彼が生きていてくれたことへの喜びがあった。
手の縄を解いてやるフレディだが、彼女は息絶えた・・・。
by ssm2438 | 2008-12-20 02:10 | ウィリアム・ワイラー(1902)