西澤 晋 の 映画日記

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カテゴリ:S・スタローン(1946)( 15 )


2012年 11月 08日

エクスペンダブルズ2(2012) ☆☆

監督:サイモン・ウェスト
脚本:リチャード・ウェンク
    シルヴェスター・スタローン
撮影:シェリー・ジョンソン
音楽:ブライアン・タイラー
f0009381_1141061.jpg

出演:
シルヴェスター・スタローン (バーニー・ロス)
ジェイソン・ステイサム (リー・クリスマス)
アーノルド・シュワルツェネッガー (トレンチ)
ブルース・ウィリス (チャーチ)
ジェット・リー (イン・ヤン)
ドルフ・ラングレン (ガンナー・ヤンセン)
チャック・ノリス (ブッカー)
ユー・ナン (マギー)
ジャン=クロード・ヴァン・ダム (ジャン・ヴィラン)

     ×   ×   ×

70~80年代アクションヒーロー総出演!

しかし、みんなオヤジ。びゅんびゅん動けてたのはジェイソン・ステイサムジェット・リーだけで、あとはみんななんだがへろへろ、スタミナまったくナッシングな感じです。特にひどいのがドルフ・ラングレン。まったく動けません。

ただ、やっぱりみんなアーノルド・シュワルツェネッガー好きみたい。
シュワちゃんがでてくるのを、自分も期待してるし、そこでお約束があるとそれだけで嬉しくなる。

物語的にはじつになにもなくって、かんなりベタなストーリー構成で、ほとんど同人誌レベルです。
ま、お祭りとして見る分にはいいかも・・・。
ちなみに、今日現在での皆さんの年齢は

チャック・ノリス、72歳
シルヴェスタ・スタローン、66歳
アーノルド・シュワルツェネッガー、65歳
ブルース・ウィリス、57歳
ドルフ・ラングレン、55歳
ジャン=クロード・バンダム、52歳
ジェット・リー、49歳
ジェイソン・ステイサム、45歳

・・だそうです。
ちなみにみょうに肌のつやがよかったのがチャック・ノリスでした。すげえ若く見えた。

※参考までに吉永小百合、67歳。

<あらすじ>
冷戦時代にソ連が隠しておいたプルトニウムをめぐってジャン・クロード・ヴァンダムシルヴェスタ・スタローン率いる連中とが戦う話。
ブルース・ウィリスに頼まれて(脅されて)、ヨーロッパの山の中に墜落した飛行機からプルトニウムの隠し場所を示した地図を取り戻すことになったスタローン。しかし、いってみるとジャン・クロード・ヴァンダムもそれを狙っている。仲間のうちの一人を殺されて復讐にもえるスタローン一家は、チャック・ノリスのサポートあり、アーノルド・シュワルツェネッガーのサポートあり、でヴァンダム一家をやっつけるのでした・・・。

すいません。あまり書くことないのです、この作品。

by ssm2438 | 2012-11-08 01:28 | S・スタローン(1946)
2011年 10月 30日

デイライト(1996) ☆☆☆

f0009381_21495532.jpg原題:DAYLIGHT

監督:ロブ・コーエン
脚本:レスリー・ボーエム
撮影:デヴィッド・エグビー
音楽:ランディ・エデルマン

出演:
シルヴェスター・スタローン (キット・ラトゥーラ)
エイミー・ブレネマン (マデリン・トンプソン)

       *        *        *

『ポセイドン・アドベンチャー』ふたたび・・・

NYのマンハッタン島とニュージャージーを結ぶ海底トンネルで、チンピラストリートギャングの運転する車が事故を起こし、産業廃棄物を運搬中の車も巻き込まれて大爆発。紅蓮の炎は人々を焼き尽くし、有毒なガスと煙がトンネル内に充満するがトンネルの出口は塞がれたまま何人かの生存者が中に閉じ込められる。そこにたまたま居合わせた元EMS(緊急医療班)のチーフだったキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)は、事故現場へ危険も顧みずに飛び込んでいく。

やたらとラジー賞でたたかれるシルヴェスター・スタローンですが、この映画はそれほど悪くないのです。といってもこの映画はスタローンが企画したというのではなく、ロブ・コーエンの映画にスタローンが出てるというほうが正しいでしょう。なので、映画のテイストもスタローンの映画のようにみえなくもないけど、やっぱり本質的にはロブ・コーエンのテイストで終始描かれています。
ロブ・コーエンは、こういったエンタメ系のノンストップアクションものはかなり得意で、それも平坦な見え方にならないような見せ方が上手いという印象の人。個人的にはこの人が監督をやった『ステルス』は大好きである。そしてこの映画にも、「こうすれば面白く魅せられる」というツボを知っているなと思える箇所がいくつもあり、ま、それはどこかの映画で見たようなものばかりなのだけど、映像の引き出しは多い人だなと感心する。

この映画のコンセプトは『ポセイドン・アドベンチャー』である。とはいえ、あっちは大海原で180転覆してしまった豪華客船内でのサバイバル。こちらは海底トンネル内でのサバイバル。シチュエーションはたしかにちがうのだげど、事故現場に単身下りていくスタローンが生き残りに合流してからは『ポセイドン・アドベンチャー』をそのまま海底トンネルに移し変えたもの。人が死んでいくプロセスや、当時のジーン・ハックマンにいつでもたてついていたアーネスト・ボーグナインの役どころなどもそのまんま。なので、映画的な正義を貫く主人公の描き方と、実際にこれが起きたらそんな判断はしないだろう・・というギャップに関するいやらしさを感じるところまで一緒である(苦笑)。

<あらすじ>
トンネル内に閉じ込められた生存者たちの生命は風前の灯火だった。内部の酸素はあと3時間しかもたない。偶然、現場付近に居合わせたタクシー運転手キット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)は以前、EMS(緊急医療班)のチーフだったが、任務中に部下を含む3人の人間を死なせた過去があり、それ以来自責の念にとらわれ食を辞していたのである。
巨大な通風口のファンを一時止めることでそこからトンネル内に降下していくラトゥーラ。しかしファンは再び稼動しはじめ、もうそこからは出られない。生存者と合流したラトゥーラは、まとまりのないそれ連中をなんとかリードして生還に導いていく。

ただ・・・最後のほうはちょっとイヤだったなあ。
みんながなんとか脱出できる坑道までたどり着いたが、生存者のなかの一人がつれていた犬と助けにもどる。ほかの連中はそんな犬ほっとけ!というのだけど、ラトゥーラは助けに戻ってしまうわけだ。先の仕事で、「もう生存者はいない!」と判断してその場を去ったら、実はまだいた・・という過去を背負っており、その結果、今回は犬を助けに戻ってしまうわけです。
その結果坑道に登る足場は崩れ、ラトゥーラだけが取り残されてしまう。それを助けようとしたマデリーン(エイミー・ブレネマン)も一緒に溢れ出す水の中に降ちて、もう助からない。ラトゥーラは「お前達は行け」と言って彼らを行かせる。あまりに映画的な主人公の<良い人ぶりっ子振り>を描きすぎて、物語がいやらしくなってしまっている。坑道がくずれるのは、もちろみなさんの退散したあとなのだけど、それも映画的な都合であって、ほんとの現場にいたらそんなことわからない。もうちょっと理性的な展開にできなかったものか・・・。
さらに、その後はなんだかんだと爆発物を仕掛けて、どういう仕掛けなのかわからないけど、とりあえずその爆発に乗じて水面にたどり着くという・・だったら最初からそうしろよ!っておもってしまう。
このワンちゃんを助けるエピソードから最後まではかなりいただけないのはたしかだが、全体の流れや見せ方はロブ・コーエンの魅せ方が冴えていて、画面的には気持ちよく見られる映画だと思う。

by ssm2438 | 2011-10-30 21:50 | S・スタローン(1946)
2010年 10月 27日

ステイン・アライブ(1983) ☆☆

f0009381_1956497.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ニック・マクリーン
音楽:ザ・ビー・ジーズ

出演:
ジョン・トラヴォルタ (トニー)
シンシア・ローズ (ジャッキー)
フィノラ・ヒューズ (ローラ)

       *        *        *

おお、売れないシンシア・ローズがこんなところに!

ダンスモノだけはけっこう出てるのだけど他の作品になかなかお呼びがかからないシンシア・ローズ。でも、個人的には嫌いではないのだけど。『未来警察』で、小型のロケット弾が腕にめりこんで、トム・セレックに摘出してもらってるところの哀れさは素敵だ。あのときのシンシア・ローズは忘れられない可愛らしさだった。

で、お話は・・・一応『サタデー・ナイト・フィーバー』からかろうじてつながっている。ただコンセプトは全然違う映画。前回、なんのへんてつもない生活から抜け出したいと思い始めた青年のほろ苦い青春ストーリーだったが、今夏はがちがちのスポ根ものである。なので印象的にはまったく別物という感さえ受ける。
ただ、私個人としては、この映画はこの映画でけっこう好きなのである。

ダンスシーンは、おっぱいさえ出ていないが『ショーガール』のようなある種のお下劣さがあり、なかなか楽しい。ただ、会場の人たちを前にショーをしているはずなのだが、セットの中でショーをやっているように見えてしまうのがちょっとつらい。まあ、そこはスタローンのもういいじゃん、そんなのスピリットで忘れ去られている。ただ、やっぱり物語としては、ショーであることをなおざりにしてしまった部分はやはり痛かった。

ただ、最後の「歩きたいんだ」ってただ満足して歩くだけのカットは大好きだ。

<あらすじ>
f0009381_19583431.jpg嘗てのディスコ・キングだったトニー(ジョン・細かった頃のトラヴォルタ)は、いまではブロードウェイでのダンサーを目指し、手当たり次第にオーディションを受けまくっていた。ある夜、トニーは恋人であるジャッキー(シンシア・ローズ)が出演しているブロードウェイ・ショーを観に行く。トニーは、その舞台のヒロイン役であるローラ(フィノラ・ヒューズ)に一目惚れしてしまう。ローラにしてみればただの一夜の遊びだったが、それでも彼女を抱けたトニーは有頂天になった。
ローラの勧めで新作のオーディションを受けてみると、運が良いことに端役にありつくことができた。さらに有頂天になるトニーはローラをしつこく求めるが、その後は相手にされず、ジャッキーにも“H”のことがばれてしまう。一度は凹んで故郷に帰るトニーだった復活。
ジャッキーに頼み込んで夜通しリハーサルに励み、主役のステップを見事にマスター舌とニーは主役の座を奪い取る。相手役のローラは大声で反対する。二人が組んだステップは気が合わず、何度も失敗するが、振付のジェシーはトニーの野性味をかっていた。
新作『悪魔の裏通り』の、ブロードウェイ初日の幕が上がった。トニーは演目の途中で台本を無視し、即興の踊りを続ける。突然、踊りの途中でローラにキスしようとしたトニーの顔を、彼女はひっかいた。主役二人の火花の散るような激しい心の葛藤が、舞台に計算外の緊張感をもたらせ、熱狂のうちに幕は下りた。観客の誰もが席を立たずに割れるような拍手を送り続ける。ディスコ・キングはブロードウェイに彗星のように現れた新しいスターとなった。

by ssm2438 | 2010-10-27 18:01 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 25日

ロッキー(1976) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

f0009381_118935.jpg監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ジェームズ・クレイブ
編集:スコット・コンラッド、リチャード・ハルシー
音楽:ビル・コンティ

出演:シルヴェスター・スタローン
    タリア・シャイア
    バート・ヤング
    バージェス・メレディス
    カール・ウェザース

        *        *        *

青春時代に見た映画というのは、それが世間でどう評価されようが、その人にとっては実にインパクトのある映画になる。理屈ぬきで名作になるのだ。私がこれをみたのは高校1年生のときで、その時代にこの映画をみられたのはとても幸せなことだったと思う。この映画は、私の中の挑む心に活力を与える永遠の応援歌だ。
一ヶ月前にこの映画を再びみて泣けて泣けて、以前はこんなに泣けなかったと思うが、最後のラウンド戦ってるあたりはもうぼろぼろ泣いていた。『ロッキー』ってこんなに泣ける映画だったっけ・・って再認識した。

それまでうだつの上がらない役が多かったシルヴェスタ・スタローン。自身で脚本を書き、自分が主役でナイトこの脚本は映画化させないと言って勝ち取った主役の座。そして大ブレイク。本人自身の夢と希望に満ち溢れつつ、うだつの上がらない世界でぶすぶすに煮えていた時代の悔しさをシナリオに書き込んだのだろう。そしてそれを一気にドラマのなかで解放していく。多分本人もこれほど大ブレイクするかどうかなんてわかってもいないなかっただろうし、もしわかっていたら多分、このドラマの最後は勝っていたんじゃないだろうか。でも、そこでは勝たせることを選ばなかった。謙虚というか、現実をわきまえていたというか、期待しすぎることへの恐怖だったのか・・、とにかく彼には、そこで勝って世界チャンピオンになるロッキーという姿が見えなかったのだと思う。だからああなったのだ。
この映画はシルヴェスタ・スタローンの本人の想いがとても染み込んでいる映画だ。そこがこの映画の素晴らしいところだと思う。これ以降のシリーズの映画は、メディアの望むものを作った結果で、ほとんど染み込むものは無く、ノリノリ演出をかもし出すパターンが確立されていったに過ぎない。これはこれでとても有意義なものだけど・・・。

そして、このドリームを後押しするビル・コンティの永遠の名曲ロッキーのテーマ。この音楽なしには、このドラマは語れないだろう。この脚本と、この音楽が同じ時間に同じ場所に存在したというミラクルも素晴らしい。

<あらすじ>
フィラデルフィアはサウスサイドのスラム。昼間はヤクザな借金取立てや、夜は場末の賞金稼ぎボクサー、そんな生活をしていたロッキー(シルヴェスター・スタローン)。ジムに有望な新人が現れると、ロッカーが足りないので、ロッキーはロッカーまで奪われる。4回戦ボーイのロッキーは、ラフファイトで勝利をおさめるが、「お前のようなガムシャラなファイトぶりではゼニにならん」と、ジムをほうり出されてしまう。そんなロッキーに人生最大のチャンスが訪れた。
ボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチのチャンピオン=アポロ(カール・ウェザース)の対戦相手がケガをしたため、代役として場末のボクサーを指名することになる。アポロは「イタリアの種馬」というネーミングがきにいったとロッキーを氏名する。かつてロッキーを見放したジムの老トレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)も、協力させてくれと彼の自宅を訪れる。

相手は世界チャンピオン、なとか自分のもつ経験を少しでもロッキーに伝えたいと思うミッキー。そうすることが彼の残された唯一の存在意義であることがひしひしつたわってくる。もう話すことはないとトイレに入りドアをしめるロッキー。すがりつくようにトレーナーを申し出るが、ロッキーはトイレから出てこない。あきらめてドアを出て行くミッキー。だが、帽子をわすれたことに気付き、取りに戻るとトイレから出てきた、ロッキーと鉢合わせ、顔もみたくないと、またトイレに入るロッキー。露骨な拒否反応をしめされとぼとぼと帰っていくミッキー。ミッキーが部屋から出ると、階段をおりていくミッキーの足跡がきこえる。閉じられたドあにむかって、

「俺がほんとに助けてほしいときにはほったかして、今度は俺が景気が良くなると、その夢に便乗するのか。やってやるさ。一人でやってやる。お前の助けなんかいらない! なんだいまさら」とミッキーが出て行ったドラを殴りつけながら毒っけをぶちまける。
カメラはロングショットで階段をおりてくるミッキーをとらえる。その声はそとにまできこえている。完全に拒絶されてとぼとぼかえっていくミッキーの後姿がとても淋しそう。フレームの右端にミッキーが消えかけてたとき、ロッキーがドアをあけて出てきてミッキーをよびとめる。なにやら話している。ロングなので会話は聞こえてこない。そこに穏やかなピアノの旋律がショートバージョンで流れてくる。泣けるんだ。。。

f0009381_11263770.jpgロッキーの短期間の猛訓練が始まった。フィラデルフィアの美術館の階段をしんどそうなロッキーだが、みるみる動きがすばやくなり、活力があふれ出してくる。そこにロッキーのテーマが後押しする。片手で腕立て伏せもさくさくできてしまう。トレーニング期間の最後になると、あの階段もすばやく駆け上がり、夜明けのフィラデルフィアに向かって拳をふりあげる。

前の晩、眠れないロッキーは明日の試合会場に行って見る。ゴージャスに飾られて明日のメインイベントをまる会場。垂れ幕に派手な衣装をつけたアポロの絵があり、その反対側に自分の垂れ幕がある。しかし、トランクスの色が違うのだ。「俺のは白の地に赤のストライプだ」と言うが、掃除のおじさんは「ああ、そうかね」と返すだけ。
はたと現実を認識するロッキー。相手はばりばりの世界チャンピオン。自分はぽっとでの四回戦ボーイ。たかが1~2ヶ月もう練習したくらいで勝てるわけがない。自宅に帰りエイドリアンにぼそと告げる。
「明日おれはぼこぼこにされるだろう。勝てるわけがない。でも、もし俺が15ラウンド終わったとき、まだリングに立っていられたら、おれはただのチンピラじゃないってことを証明できる」
・・・こういうところでもぼろぼろ泣けてくる。

もそして試合当日、賭け率は50対1。ロッキーの善戦、手を焼くアポロ。両者の腫れ上ったまぶたが目をふさいで見えない。「切ってくれ」というロッキー。まぶたを切ると血がぶちゅって飛び散る。かろうじて視界を確保したロッキーはボディーを連打し、アポロの肋骨を折る。最終ラウンドでは、肋骨をかばいながらも、チャンピオンの意地でせめるアポロ。ふらふらで倒れるロッキーにもう「寝ていろ」というセコンド連中。それでも立ち上がるロッキー。
このへんから最後まではもう涙ぼろぼろ。。。

試合終了のゴングが鳴り人々がなだれこでくる。もう世間のことも結果も、カメラもマイクもどうでもいいロッキーはひたすら「エイドリア~ン、エイドリア~~ン」と彼女の叫ぶ。

好きな女の名を公衆の面前で大声で連呼できる機会と自信にめぐまれる男が世界中で何人いるだろうか・・。
リングに駆け寄ろうとするエイドリアンの真っ赤な帽子が、誰かのひじにあたってとれてしまう。ちらとまたこれがいいんだ。きっとあの赤い帽子は、エイドリアンにしてみれば、公衆の場に出る時だけのための、今風に言うなら「勝負帽子」なんだろうね。人にはそんなものがある。晴れ舞台に出る時はあのネクタイじゃなきゃだめだとか、試験に臨むときはこのシャーペンじゃなきゃダメだとか・・、それを失うととたんに自信を失ってしまうようななにかってあるのだけど、それがあの赤い帽子。その帽子がぬげちゃったとき、チラッと気にするけど、それでも拾おうともせず前に進むエイドリアンがまたいい。

by ssm2438 | 2009-10-25 11:10 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 24日

ロッキー2(1979) ☆☆

f0009381_1292534.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ビル・バトラー
音楽:ビル・コンティ

出演:シルヴェスター・スタローン
    タリア・シャイア
    バート・ヤング
    カール・ウェザース
    バージェス・メレディス

        *        *        *

最後はロッキーに勝たせる話を作ろうということが先行して作られた話。しかし、前作がスタローンの魂がにじみ出た話だったけど、この2作目以降はもう、「これがみたいんだろう」って観客の受けをねらったもの。なのであんまり感動というものはない。しかし、盛り上げ方、迫力のあるボクシングシーンの見せ方など、ノリで見せる技術は一つの完成形をみせたといっていいだろう。

<あらすじ>
試合後「リターンマッチはなしだ」というアポロ(カール・ウェザース)、「俺も嫌だ」というロッキー(シルヴェスター・スタローン)。そして病院に搬送させるふたり。一夜にしてヒーローになったロッキーだが、猛烈な打ち合いでダメにした眼部が悪化し、医者からはボクシング続行を止められてしまった。
傷のいえたロッキーは、恋人エイドリアン(タリア・シャイア)と内輪の人々だけのささやかな結婚式挙げた。ファイトマネーとローンで買った新居に移り、トランザムの新車を購入し、安らかな新生活がはじまった。やがて、エイドリアンが妊娠し、いつまでものん気にはしていられないと感じたロッキーは、何か安定した職業に就こうと決心するが、ボクシング以外はどんくさいロッキー、なかなか職がみつからない。
一方、世間からバッシングをあびていたアポロは、ロッキーとの再戦を決意し、挑発をしかけてくる。ロッキーの眼を心配するエイドリアンやトレーナーを依頼したミッキー(バージェス・メレディス)の反対にも関わらず、人生の壁につき当っていたロッキーは、再戦する決心をした。
しかし、早産の危機に見舞われたエイドリアンは無事出産したものの、危険な状態に落ち入った。トレーニングどころではないロッキー。長い昏睡が続く妻の傍らで、ロッキーは、闘うことをあきらめるが数週間後、眠りから覚めたエイドリアンは、「ウィン」とロッキーに告げる。
以下、一気に開放されるエネルギー。

by ssm2438 | 2009-10-24 11:32 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 24日

ロッキー3(1982) ☆☆☆☆

f0009381_12441528.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ビル・バトラー
音楽:ビル・コンティ

出演:シルヴェスター・スタローン
    カール・ウェザース
    ミスター・T

        *        *        *

実は結構好きな『ロッキー3』は男の友情モノ。なかなかすがすがしくていい話。みていて実に気持ちがいい。
先の大戦で負けたアポロは引退、チャンピオンのタイトルも10度防衛し豪邸にも住み、すっかりアメリカンドリームを実現してしまったロッキーはハングリー精神を失ってしまっていた。そして、対等してきた若手ボクサーにあっさり負けてしまう。そこからの再生ドラマ。
アポロとがトレーナーとしてその再生を手伝うのだが、このくだりがじつにすがすがしていいし、最後の戦いが終わったあと、ふたりでスパーリングするシーンがあるが、アポロもロッキーも幸せそうでとってもいい。さりげない名作だと思うのだけど・・・。

<あらすじ>
凄絶な死闘の末、新チャンピオンとなってからの3年間で10度の防衛を記録したロッキーだったが、それ以上高みへ昇る目標ももてず、充ち足りた日々のなかでハングリー精神うしなっていた。ロッキーを讃えて市の博物館前に巨大なブロンズ像が設置されることになった。その除幕式に出席したロッキーは感謝のスピーチの最後に、引退を宣言。
一方ボクシング界では、クラバー・ラング(ミスター・T)という若手ボクサーが勢いをましてきており、ロッキーを挑発する。エイドリアンをも侮辱する言葉に、ロッキーは挑戦を受けたが、ミッキーは「3ラウンドしか持たない」と悲観的だった。リングにのぼったロッキーだったが、クラバーのパンチのまえにロッキーは2ラウンドともたなかった。しかも控え室に戻ったロッキーを待っていたのは心臓を患っていたミッキーの死だった。
奈落の底に叩き落とされたロッキーに協力を申し出たのは、かつての宿敵アポロだ。彼は、ロッキーに失われた闘争本能を取り戻すべく、彼を下町の黒人ジムに移し、一から徹底的にトレーニングをし直した。
どこでトレーニングしていたのかしらないが、アポロがすごくいい動きをしている。二人でランニングしてもロッキーは全然かなわない。しかし、どんどんトレーニングを続けるうちに、ロッキーの動きがよくなっていく。浜辺を二人で全力疾走するシーンはとてもすきだ。そしてアポロをぐんぐんぶっちぎっていくロッキー。

クラバーとのリターン・マッチの日、生き返ったように軽快なロッキーは、苦闘しながらもついに栄光の座を取り戻した。試合がおわったあと、軽やかに戯れるようにふたりでスパーリグするロッキーとアポロ。そしてガツンと打ちあった瞬間止まって、エンディング。気持ちがいい!!

by ssm2438 | 2009-10-24 10:12 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 23日

ロッキー4/炎の友情(1985) ☆☆

f0009381_12574425.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:ビル・バトラー
音楽:ヴィンス・ディコーラ

出演:シルヴェスター・スタローン
    ドルフ・ラングレン
    ブリジット・ニールセン

        *        *        *

これはただのお祭りでした。映画を見させられるのが好きな人にはいいと思うが、見るタイプの映画ファンにするともうどうでもいい。構成も図式的すぎる。科学でトレーニングするドラゴ(ドルフ・ラングレン)と自然の中で野性味を味わいつつトレーニングするロッキーの対比をみせ、最後はソ連のドラゴを打ち負かし、アメリカ万歳の映画。

<あらすじ>
ドラゴ(ドルフ・ラングレン)とアポロのエキシビジョン・マッチが決まった。ラスヴェガス、MGMホテルの特設リングで米ソ両大国の試合が盛大に行なわれた。妻ルドミラ(ブリジット・ニールセン)やコーチらのもとで最新鋭科学の粋を駆使したトレーニングを積んだ巨大な肉体をもつドラゴは、アポロをあっという間に打ちのめし、アポロはリング上で絶命した。
12月25日のクリスマスにモスクワでドラゴとロッキーの試合が行なわれることになった。ロッキーはシベリアの田舎町にわたり、見渡す限りの雪原で自然に挑戦するかのように、走り、木を切り、荷車を引く。四面楚歌のモスクワのリソグにあがるロッキー。熱戦に次ぐ熱戦が続き、観衆はいつしか、ロッキーの不屈の闘士に賛同し、ロッキーに惜しみない拍手を送った。そして、遂に最終ラウンドでロッキーはドラゴを倒すのだった。

by ssm2438 | 2009-10-23 12:45 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 22日

ロッキー5/最後のドラマ(1990) ☆

f0009381_13355554.jpg監督:ジョン・G・アヴィルドセン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:スティーヴン・ポスター
音楽:ビル・コンティ

出演:シルヴェスター・スタローン
    トミー・モリソン
    チャード・ガント
    セイジ・スタローン

        *        *        *

これはひどい。前作のアメリカ万歳プロモーション映画に反省したのか、少しはメンタルにもどそうという努力は感じられるが、お話自体が気味地良くない。親子愛を前面に出そうとしているが、仕事中の親にかまってもらえないでぐれる子供のみっともなさが許せないのと、その対角に位置するプロモーターや若手ボクサー、トミー・ガン(トミー・モリソン)を無理やり悪者にしたてようとするシナリオに嫌悪感を感じる。
最後はストリートファイト。ひどい。これでロッキーおわらせていいんですか??って感じ。

<あらすじ>
長年の対戦から脳障害になってしまったロッキーは引退。さらに彼らの資産を管理していた会計士が不動産の取引に失敗。全財産を失ったロッキーの家族は生まれ故郷のフィラディルフィアに戻った彼らはつつましい生活にもどり、ミッキーから譲り受けていたボクシングジムを再開。
そこに現れる才能ゆたかな若手ボクサートミーマシーンガン(トミー・モリソン)。彼に昔の自分の姿を見たロッキーはトレーナーとして第2の人生を賭けてみようと決意、2人は厳しいトレーニングを開始する。相手にされないロッキー・ジュニアはふてくされ気味。才能を開花さえるトミー、そんな彼に目をつけて彼を引き抜くプロモーター、デューク(リチャード・ガント)。新チャンピオンになったトミーは、インタビューのなかで、この成功はデュークのおかげだといい、ロッキーの名前などは出しもしない。しかし記者たちは、トミーが倒した元チャンピオンはデュークが不正な行為をして成り上がらせたチャンピオンで本物ではない、そんな彼に勝って意味があるのかと挑発する。
結局、トミーとデュークは、その足で義兄と飲んでいたロッキーのところまでおしかけて、ロッキーにリングに上がれと迫る。外にはカメラマンや他の報道陣もいるちょっとしたさわぎになる。義兄がトミーに殴られたのをきっかけに二人はストリートファイトをはじめる。

グローブをつけてない拳でまともに殴られると、そっこうノックダウンしてしまうものだが、それを延々ボクシングをやっているように続ける展開にはどうでもよくなってしまった。そんなシーンにかっこいい音楽ながしても、リング上での戦いのような高揚感はまるでなく、後味の悪さはさけられない。

by ssm2438 | 2009-10-22 13:02 | S・スタローン(1946)
2009年 10月 21日

ロッキー・ザ・ファイナル(2006) ☆☆☆

f0009381_1412942.jpg監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン
撮影:J・クラーク・マシス
音楽:ビル・コンティ

出演:シルヴェスター・スタローン
    バート・ヤング
    ジェラルディン・ヒューズ

        *        *        *

回顧とまとめという感じがありありだが、回顧されるだけでも十分感動してしまう。
しかし、親と子という関係はどうなんかな。子供は親を超えようとしてなんぼのもので、いつまでも金魚の糞みたいに親にくっついているのはどうかと思うぞ。最後のロッキーの試合には息子は着てほしくなかったな。そのかわりに、自分がやってる仕事をきちんとこなしてるシーンにしてほしかった。
そうはいっても、きれいにまとめた映画でした。やっぱりロッキーがあのテーマバックに全力疾走してるときもちがいいし、フィラデルフィア美術館の階段を駆け上がると両腕を空に突き出してはねてみたくなる。
エンディングみてると、それだけでうるうるきてしまう。

<あらすじ>
妻エイドリアンに先立たれたロッキー・バルボアは、フィラデルフィアでイタリアン・レストランを経営しながら静かな日々を送っていた。息子のロバート(マイロ・ヴィンティミリア)は家をでており、ロッキーは孤独を感じていた。そんなある時、ロッキーは昔、少し世話をしたことのあるシングルマザーのマリー(ジェラルディン・ヒューズ)に出会う。彼女とその息子ステップス(ジェームズ・フランシス・ケリー三世)との交流をきっかけに、心に火が灯り始めたロッキーは、再びボクシングを始めることを決意。熱い思いをエイドリアンの兄で親友のポーリー(バート・ヤング)に告白し、プロ・ボクサーのライセンスを再申請する。
復帰を果たしたロッキーは、対戦相手にこまっていた世界ヘヴィー級チャンピオンのディクソン(アントニオ・ターヴァー)とエキシビジョンマッチを戦うことになる。

by ssm2438 | 2009-10-21 13:37 | S・スタローン(1946)
2009年 09月 05日

スペシャリスト(1994) ☆☆

f0009381_21541233.jpg監督:ルイス・ロッサ
脚本:アレクサンドラ・セロス
撮影:ジェフリー・L・キンボール
音楽:ジョン・バリー

出演
シルヴェスター・スタローン (レイ・クイック)
シャロン・ストーン (メイ・ムンロー)
ジェームズ・ウッズ (ネッド・トレント)
ロッド・スタイガー (ジョー・レオン)
エリック・ロバーツ (トーマス・レオン)
マルシア・カルダナ (女性警官ティナ)

        *        *        *

とにかく脚本がよわい。全然シュぺシャリストっぽくない。ただ、さらりと爆弾しかけてよゆぶっこいてるだけ。もっとスペシャリストだけが知ってるなにかをきちんと描いてほしかった。そして必殺仕掛人モードでさらりと殺してほしかった。
監督は『山猫は眠らない』ルイス・ロッサ。この人の見せ方は決して悪くない。しかし、スペシャリストたるべきスペシャルさが物語にないので、四苦八苦してなんとからしい雰囲気を出そうとしてるが・・・、シャロン・ストーンの裸(これは悪くない。でもこの時点ですでに胸はインプラントだ)と、火薬の多さだけでは無理がある。

f0009381_2157220.jpg拾い物だと思ったのは、ジェームス・ウッズが入り込んだ爆発処理班のスタッフの女性経験ティナ(マルシア・カルダナ)。この人はもうちょっと見てみたかった。しかし、調べてみたが他の作品はほとんどテレビシリーズで日本で公開された映画はないようだ。残念。

<あらすじ>
フロリダ州マイアミ。爆発物のスペシャリストだったレイ・クイック(シルヴェスター・スタローン)は、上官ネッド・トレント(ジェームス・ウッズ)のやり方についていけずCIAから脱退、いまわフリーの爆破作業請負人のとなっていた。電話でメイ・マンロー(シャロン・ストーン)と名乗る女から、3人の男を爆殺してほしいと依頼される。彼女は幼い頃、巨大犯罪組織レオン・ファミリーに両親を殺され、復讐の機会を伺っていた。
メイは偽名を使って色仕掛けでファミリーのドンであるジョー・レオン(ロッド・スタイガー)の息子トマス(エリック・ロバーツ)に近づく。彼女の命懸けの行動を知ったレイは、依頼を引き受ける。彼は卓抜した爆破技術で、レオンの手下2人を鮮やかに葬った。ファミリーの権力で警察の爆発物処理班のチーフとなっていたネッド(ジェームス・ウッズ)はレイの仕業と睨むが、レイは最後の標的トマスの息の根を止める。
依頼された全ての仕事を終えたレイはメイと初めて対面し、一夜を共にする。しかし、翌朝、メイは姿を消してしまう。息子を殺されて怒り狂うレオン・ファミリーのドン、ジョーから犯人を捕らえるよう命じられたネッドはメイを拉致し、レイをおびきだそうとするが、レイの隠れ家の四方に仕掛けていた大量の爆弾が、一斉に大爆発を始める。ネッドと最後の対決の時を迎えたレイは相手を倒し、メイと共に無事に脱出した。

by ssm2438 | 2009-09-05 21:09 | S・スタローン(1946)