西澤 晋 の 映画日記

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2009年 01月 20日

トラフィック(2000) ☆

f0009381_1715419.jpg監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:スティーヴン・ギャガン
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:クリフ・マルティネス

出演:マイケル・ダグラス
    キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

        *        *        *

ちっとも面白くない。この映画、技術しかない。わざと手ぶれいれてハンディつかってるドキュメンタリーみたいにみせてるが、その作為的な絵作りのおかげでまったく感情移入出来ない。「ぼくこれだけの画面つくれますよ~~~」って言ってるだけの映画。クソ!

by ssm2438 | 2009-01-20 16:27
2009年 01月 20日

駅馬車(1939) ☆☆☆☆☆

f0009381_16223933.jpg監督:ジョン・フォード
脚本:ダドリー・ニコルズ
撮影:バート・グレノン
    レイ・ビンガー
音楽:ボリス・モロス他

出演:ジョン・ウェイン
    トーマス・ミッチェル
    クレア・トレヴァー
    ルイーズ・プラット
    ジョン・キャラダイン
    ドナルド・ミーク
    ジョージ・バンクロフト
    アンディ・ディヴァイン
    バートン・チャーチル

        *        *        *

私のなかでは最高の西部劇である。とにかく駅馬車というコンセプトが実にうまく生かされている。というか、これをみるまで西部開拓史のなんたるかは知らなかった。西洋人はインディアンの土地を支配して彼らを追い出したっって事だけしか知らなかったが、そういう土地柄に文明社会が広がっていくプロセスをまざまざと見せてくれた。私自身は頭がいい人びいきであり、インディアンが文明を発達させることが出来なかったのなら滅ぼさせてもそれはそれで仕方がないって思う人間。そういう私にとってはこの騎兵隊は素晴らしいの一言。インディアンからの襲撃させる危険性をはらんでいても行かねばならい時、それを護衛する騎兵隊。そして騎兵隊の活動限界地を越えると底から先は、運を天にまかせて進むしかない駅馬車。もし次の街までの間にインディアンと襲撃にあったら自分たちで戦わなければならない・・。そんな危険を冒してもやはり人は西へと進み。かれらを地道に運んでいたのがこの駅馬車なんだなあと感動。

で、またこのドラマの登場人物の配置が良い。医者、商売女、酒商人、銀行頭取、大佐夫人、賭博師、保安官、御者、それにお尋ね者のリンゴー・キッドを加えた8人。ドラマを各立場ならどんな展開でもできそうなくらいわくわくするだろう。そんな一癖も二癖もありそうな連中がいるなか、ひとたびインディアンが襲ってきたらともに戦わなければなrならない。

1885年ごろのアリゾナ、トントからニューメキシコのローズバーグまでは駅馬車で2日かかる。
馭者バック(アンディ・デヴァイン)は大男のくせに臆病だ。
この一行を護衛するのは警察部長カーリー(ジョージ・バンクロフト)。
ルシイ・マロリー(ルイズ・プラット)は妊婦。
ピーコック(ドナルド・ミーク)はウィスキー行商人。
医師ブーン(トーマス・ミッチェル)は呑んだくれ。
大賭博師のハットフィールド(ジョン・キャラダイン)はルシイに心ひかれ同乗する。
ダラス(クレア・トレヴァー)は新開地を流れ歩く酒場女。
そして銀行家のゲートウッド(バートン・チャーチル)。
途中脱獄囚リンゴー・キッド(ジョン・ウェイン)のせる。彼は「父と弟を殺したブラマー3兄弟を討つために脱獄した」という。

アパッチ・ウエルスに着いた夜ルシイが産気づいた。ブーン医師は酔をさまして大奮闘をした。そして無事に女の子が生れた。ダラスの夜を徹した看護にルシイは感謝の涙を流した。インディアンの襲撃をしらせる煙をみつけると、一行は直ちに馬車を走らせ、不気味な荒野を突切って壊された渡し場を無事に越えた。ホッと一安心した瞬間、毒矢がピーコックの胸にささり、インディアンの一隊が襲撃して来た。必死に馬車を走らせながら、すさまじい争闘が始まったが、すでに弾丸がつきてしまった。その時救援隊のラッパが聞え彼らはかろうじてローズバーグへ到着した。ルシイは夫の許へ、ピーコックは病院へ、ハットフィールドは墓地へ運ばれ、ゲートウッドは公金拐帯で警官に拘引された。
その夜リンゴウはダラスに結婚を申込んだ。世間の裏街へ追いこまれた同じ運命が、2人を堅く結びぐけたのである。ダラスは涙の出るほどうれしかったが、彼をカーリーの手から逃すため逃亡をすすめ、自分も後から行くと話すのだった。しかしそのまえにリンゴーにややらなければならない復習がある。夜の町で見事に3兄弟を射って仇を取る。カーリーはそんなリンゴウを見逃すことにする。リンゴウとダラスは馬車で国境を越えて新生活へ出発した。

by ssm2438 | 2009-01-20 15:27 | ジョン・フォード(1894)
2009年 01月 20日

荒野の決闘(1946) ☆☆☆☆

f0009381_1524105.jpg監督:ジョン・フォード
脚本:サミュエル・G・エンゲル
    ウィンストン・ミラー
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:シリル・モックリッジ
    アルフレッド・ニューマン

出演:ヘンリー・フォンダ
    キャシー・ダウンズ
    ヴィクター・マチュア
リンダ・ダーネル

        *        *        *

キャシー・ダウンズのクレメンタインが美しい。ワイアット・アープものはけっこう撮られているが、一番有名で一番勘違いつくりなのがこの映画(笑)。このタイトルを聞くと血なまぐさい決闘ものかと勘違いしそうであるが、実はドグ・ホリデー(ヴィクター・マチュア)の彼女クレメンタイン(キャシー・ダウンズ)に高校生のようにあこがれるワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)の話。
街人教会が出来てお祝いのダンスパーティがあるなか、ホリデーにふられて帰りの馬車をまつクレメンタインにダンスを申し込むアープ。いやあああ、あのてれくさそうなみずみずしさがいいんだ。これを他のOK牧場の決闘ものとしてみるとこの映画のよさが見えなくなってしまう。先入観とは恐ろしいものだ。

一応最後にはアープ兄弟とクラントン一家のOK牧場での対決はあるのだが、出来上がった作品は、壮大なモニュメント・バレーを背景に、史実にこだわらず、娯楽的なアレンジが全編に施されながらも、フォードらしいダイナミックかつ繊細な演出と映像美が観る者を魅了する傑作となり、観客からも批評家からも好評を博して450万ドルもの収益を上げる大ヒット作となった。

ちなみにワイアット・アープとOK牧場の決闘のエピソードは、アープにバート・ランカスターを、ドクにカーク・ダグラスを配したジョン・スタージェス監督の『OK牧場の決斗』(1957)として再び映画化され、スタージェス監督は1967年に『OK牧場の決斗』の後日談を描いた『墓石と決闘』を発表した。 90年代に入って西部劇が再びブームになると、カート・ラッセルがアープを演じるアクション色の濃い『トゥームストーン』(1993)と、ケヴィン・コスナーがアープを演じる伝説よりも史実に基づいた『ワイアット・アープ』(1994)の二本のアープの半生を描いた映画が作られた。

by ssm2438 | 2009-01-20 14:52 | ジョン・フォード(1894)
2009年 01月 20日

オペラハット(1936) ☆☆

f0009381_14492675.jpg監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:ハワード・ジャクソン

出演:ゲイリー・クーパー
    ジーン・アーサー

        *        *        *

キャプラのお気に入り女優としてジーン・アーサーが世に出た映画。キャプラ自身も『或る夜の出来事』に続いて二度目の監督賞を獲得した。この次期はほとんどキャプラ時代だったのだろう。キャプラが撮れアカデミー賞みたいな風潮があったのかもしれない。 ・・とはいえ、個人的にはキャプラの中ではそれほど面白いとも思わないのだが・・。

ヴァーモント州のマンドレイク・フォールスという小さい町で脂油工場を経営していロングフェロウ・ディーズ(ゲイリー・クーパー)は、絵葉書に優しい詩を書いてささやかな所得をえていた。彼は町のブラス・バンドに所属しチューバを担当、考え事をする時には必ずチューバを吹くのがくせだった。そんな彼にある日突然大富豪の遺産を相続してニューヨークヘやって来る。
特ダネを狙う敏腕女性記者ベイブ(ジーン・アーサー)は、何とかして記事をとろうと散歩に出かけたディーズの目前で舗道に行き倒れを装って近付きとなった。彼の奇妙な行動を逐一報道してディーズを物笑いの種とするが、あまりの人の良さに心をひかれはじめたベーブは新聞社を辞職してディーズにすべてを告白しようとする。しかしディーズは告白を聞く前に彼女の素性を知りいたく失望する。
人生がどうでもよくなったディーズは全財産を失業農夫2千名に分けあたえる計画に着手する。しかし彼の遺産をねらうセンプル夫妻はシーダーと結託して、ディーズを狂人だと言い立てて、「彼には管理能力がない」ち主張。失恋したディーズは自暴自棄でありそんなことはどうでもいいのだが、ベイブの想いを知ったディーズはシーダーが提出した狂人なりとする証拠を一々撃破し、裁判長はディーズの正気を言い渡した。

by ssm2438 | 2009-01-20 14:16 | フランク・キャプラ(1897)
2009年 01月 20日

マイティ・ジョー(1998) ☆☆

f0009381_3322712.jpg監督:ロン・アンダーウッド
脚本:マーク・ローゼンタール
    ローレンス・コナー
撮影:ドン・ピーターマン
    オリヴァー・ウッド
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演:シャーリーズ・セロン
    ビル・パクストン

        *        *        *

やっぱりショートカットだといまいちなシャーリー。長い髪がいいなあ。

監督は『トレマーズ』ロン・アンダーウッド。お話はそこそこ出来てる。しそしてイティ・ジョーの大きさがとっても良いです。キングコングみたいにでっかすぎず、普通のゴリラの2~3倍くらい? この大きさでのアクションはとても新鮮で良かった。・・・だけどそれだけ。
・・・しかし、なんでアメリカ人ってゴリラが好きなんでしょうねえ。理解できない感覚だ。

<あらすじ>
動物学者の母をもつジル(シャリーズ・セロン)はアフリカの小さな村で、母の研究に随行していた。しかしゴリラの密猟者に母がころされたとき、ジルはまだ子供だったジョーをつれて逃げた。事件以来12年、ジルは美しい女性に成長し、ジョーは体長5メートルの巨体となり、村の守護神として崇められる存在となっていた。そんなジョーに再び密猟者の魔の手がのびる。
ジルは村に来たアメリカの動物学者グレッグ(ビル・パクストン)に説得され、ジョーをカリフォルニアの野生動物保護センターに移送することに。密猟者シュトラッサー(レード・セルベッジア)はジョーをトラックに積んでうまくロサンジェルスの街へと連れ出すが、ジョーはジルを求めて脱走。突如現れた巨大ゴリラに街は大パニック・・・。

by ssm2438 | 2009-01-20 03:09
2009年 01月 19日

クラッシュ(2004) ☆☆

f0009381_3543850.jpg監督:ポール・ハギス
脚本:ポール・ハギス
    ボビー・モレスコ
撮影:J・マイケル・ミューロー
音楽:マーク・アイシャム

出演:サンドラ・ブロック
    ドン・チードル
    マット・ディロン

     ×     ×     ×

やっとみました。
なんか・・、へえ~~~、これでアカデミー賞とっちゃうんだ・・って印象。
きっと音楽にやられたんだな。

ほんとにこれしかなかったのかなあ、
これにまけた『ブローバックマウンテン』ってどんなん??って思ってしまう。
もう最近のアカデミー賞は全然でたらめ。これを基準に判断なんてできない。
90年代中盤からこの傾向はどんどん強くなってきてる。

これみて似通った感覚を覚えたのがマイケル・ムーア『ボウリング・フォー・コロンバイン』
人種の坩堝といわれるアメリカが潜在的にかかえてる恐怖感。人種、文化の違いから生まれる敵意=ホスティリティ。でも、同時に“同じ人間なんだ”と包括してしまえる人の懐の深さ。これを愛とよぶのだろうか、それとも偽善? ・・いやそういうことにしとかないと、他にやりようがないアメリカ。
よくもわるくもアメリカってのはこうして生きていくしかないんだなって感じでした。

けっして悪くないんだけど、というか、十分いいんだけど、
どうもドラマ的にもえるかというとそうでもないし、やっぱりストーリーにおける求心力がない話(ストーリーにかっこたる目的がない話)ってのは、どうもトータルパッケージとして弱いような気がするんだよなあ。
個人的にはこういった散文的な映画はあまり好きにはなれないので(嫌いというわけではない)、そんなに燃えなかったかなってのが本心でした。。。

by ssm2438 | 2009-01-19 15:20
2009年 01月 18日

カーズ(2006) ☆

f0009381_3352328.jpg監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョン・ラセター
    ドン・レイク
音楽:ランディ・ニューマン

     ×     ×     ×

ジョン・ラセター才能なさすぎ!
だめだこいつ。

ブラッド・バード『Mr.インクレディブル』の感動を再びって思ってみたのだが・・・今回のピクサー作品にはかなり幻滅。超シャローなストーリーなのであたまの悪い子供しかだませないような気がする。

車のデザインはとっても愛らしく、走ってる時の爽快感もきもちがいいんだけど、いかんせ最後の盛り上がりのはずのレースがださださ。3台だけのレースってのはあまりにつまんなさ過ぎ。おまけにあの最後はなんなんだ???まったくなにも共感できないレースのシナリオ。これだったら去年の鈴鹿とか今年のブラジルとかのほうが遥かに燃えたよ。って比べるのがおかしいか。しかし、実際のレース以上の面白さを出してくれないと全然つまらん。
レースって基本的に車が走ってるだけなのでよっぽど頭がいい監督さんが作らないと面白い者にはならないと思う。おこったぞ!!ってアクセル踏めば抜ける話をつくってもおもしくもないしね。だいたいコース上でぬ降雨としたらそれは1つのレースに総難解もあるわけじゃない。そのチャンスは2回か3回か。でそれをミスったらもうだめ・・みたなかなり切羽詰まった状態を描かないと。そのチャンスが来る時の為にぐっと我慢して我慢して走ってて、その時が来たら一気に解放。
レースって車自体のスピードは速いけどどの車も速いから変化は微妙なんだよね。どちtかというとカーリングに近い感覚じゃないのかなあ。ある一つの微妙なトリックが時間をかけてじわじわ表面化して来るあの感じ。レースは速いモノだってイメージしてるとたぶん永遠に面白いカーレースものは作れない。

by ssm2438 | 2009-01-18 11:58
2009年 01月 16日

ファイヤー&アイス(1982) ☆☆

f0009381_31356.jpg監督:ラルフ・バクシ
製作:ラルフ・バクシ
    フランク・フラゼッタ
脚本:ジェリー・コンウェイ
    ロイ・トーマス
原画:フランク・フラゼッタ
撮影:フランシス・グラマン
音楽:ウィリアム・クラフト

     ×     ×     ×

アメコミのこいう絵を描かせたら右に出るものはいないであろうフランク・フラゼッタ
アニメーターや漫画家をめざす人ならこの人の名前は覚えておいて欲しい。
圧倒的なアメコミデッサンの巨匠です。
その巨匠の映画ライブアクションで動くというこの『ファイヤー&アイス』

一度はこれも見ておかないといけないかなあっとおもいつつ、長きに渡りずっとほっぽっといた作品のひとつなんですが、たまたまケーブルでやってるの垣間見て、“おお、やっぱり見ていかないとダメじゃん”って思って、DVD買ってしまった。

お話はきわめて並。
あとあっちの自然物の描き方は全然昔の描き方で面白くもなんともない。
それでもオールライブアクションのこのアニメ、ああ、本当の動きってこうだったんだ!と再認識することも実におおい。

フラゼッタの絵が動いてるのが妙に気持ちよくって、というか、たんにティグラ(主人公の女の子)がとっても艶っぽいというか・・、撮影風景を想像すると妙に興奮するとか・・、なんかいろいろ今となっても刺激的です。
今の日本のアニメって影なしでは決してもたない絵なんだけど、この絵はもってしまうんですよね。すごい。ただ、アニメーションとしては、人の動きをなぞってるだけなので、面白くはないんですけど、でも、われわれがやってみたいことって、絵に描いてそれが人間のほんとの動きみたいだったらきもちいいだろうなあ・・みたいなアニメーター本来の基本目的みたいなものが実際にビジュアルかされてるのがうれしい。
つまんないんだけど、教本になる(苦笑)。いいのか悪いのか判らないような技法ではあるのだけど、でも、やっぱりティグラは艶っぽいということで、見る価値あるかなって思うのでした。。。
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by ssm2438 | 2009-01-16 18:49
2009年 01月 16日

僕のピアノコンチェルト(2006) ☆☆

f0009381_5142091.jpg監督:フレディ・M・ムーラー
脚本:ペーター・ルイジ
    フレディ・M・ムーラー
    ルカス・B・スッター
撮影:ピオ・コラッディ
音楽:マリオ・ベレッタ

出演:テオ・ゲオルギュー
    ブルーノ・ガンツ

     ×     ×     ×

フレディ・M・ムーラーの映画は『山の焚火』が最初で、もう10年くらいまえやった『最期通告』だっけ、あれも劇場に足を運んだ。『山の焚火』☆☆☆はよかったけど、『最後通告』は非情に悲しい内容だったのでどっちを信じていいのかイマイチわからず、あまり期待せずに見に行った。

・・・おもしろいじゃん!

どうもこういうピアノものって、どうしても根性物的視野=巨人の星スピリットで観てしまうので、一応は『シャイン』系のスタンダードなもんなのかなっておもってたら軽い軽い。
基本はファンタジーでしたね。
ああ、肩のこらないゆるゆるけいドラマとしてつくってた。
こういうのが素直に「これもいいじゃん」っていえるようになったのは大人になったから。
若いときだったら「け!」とか思ってたかも。

とにかく<水戸黄門メンタリティ>を十分に楽しむ作品でした。
これって快感のツボのひとつなんだよね。面白かったよ。
最期の飛行機、どう使うのかなっておもってたらそう来たか。
そら、かっこいいわ!

by ssm2438 | 2009-01-16 08:38
2009年 01月 15日

ダ・ヴィンチ・コード(2006) ☆☆☆

f0009381_2533997.jpg監督:ロン・ハワード
原作:ダン・ブラウン
『ダ・ヴィンチ・コード』(角川書店)
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
音楽:ハンス・ジマー

出演:トム・ハンクス
    オドレイ・トトゥ

     ×     ×     ×

良くも悪くもロン・ハワードかな。
きわめて見やすい作りで、敷居が低く、想像力がなくとも安易にわかる語り口で物語をつくってる感じ。個人的にはサスペンスってそのシーンを見せずに、状況証拠だけでなにかしら恐ろしいことが起ったんだ‥‥って、そういう見せ方で行ってほしいんだけどま、それはいいんだ。

で、最近『ソフィーの世界』を読みなおしててまた私の嫌いなソクラテスまで来た。そこにジーザスとソクラテスは似てるところがある‥‥との記述あり。彼らが書いた書物は実際のところ存在していなくて、彼らについて書かれた書物で我々は彼らのキャラクターとしているところ。ソクラテスも結局はプラトンの書物の中に出てくるだけで、ソクラテス自身が書いた教えの書があるわけではない。
つまり、プラントが理想化して書いた可能性がある。とうかまさにそうだと私は思ってる。「自分は‥‥思う」よりも「彼が‥‥云った」のほうがなんだか信じてしまうものなのだ。

過去の権力者たちは「私が支配者だ」というよりも「私は神の使徒だ」と云うほうが遥かに聞き手は受け入れる性質を知っていたのだろう。そしてさらには、そう語る人がこう云った!と書物に残す。
それがプラトンのソクラテス像であり、バイブルのなかのキリストの教えだったりする。
しかし、それが彼ら自身の言葉なのかどうなのか判断するすべはないのである。私は、それらは本人の言葉ではなく、その書物を書いた人の言葉/意見に属するものだと思っている。

ま、それもいいや。
私が思ったのは、このさいオリバー・ストーンあたりが、聖書の制作行程を映画にでもしてくれないか‥‥ということだ。数ある副本のなかからキリストの教えはこうだったことにする!っていう取捨選択が行われ、現行のバイブルになったのだから、そこでの各派閥の勢力争い、権力闘争はさぞかし楽しいエンターテイメントになるのではないかと思ったりしたのだった。
‥‥あるいは『ダ・ヴィンチ・コード2』と称して、実はソクラテスはプラトン自身だったという独白本がエーゲ海の海の底から発見されたとかいう、お話などいかがなものだろう?

ということを考えながらこの映画をみたのでした。。。

by ssm2438 | 2009-01-15 21:39