主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。


by ssm2438

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f0009381_17494827.jpg監督:ブラッド・バード
脚本:ブラッド・バード
撮影:シャロン・カラハン
音楽:マイケル・ジアッキノ

声の出演:パットン・オズワルト
       ブライアン・デネヒー
       ピーター・オトゥール

     ×     ×     ×

いや~~、よかったね。

『ミスター・インクレディブル』以来、ピクサーさんにはとっても感心をしてめしてる西澤。つぼがにてるんだよね。かといって前回の『カーズ』どうしようもないほどダメダメだったけど。これで十分うるうる泣けるのは、歳のせい?歳とればとるほど、映画みてよく泣けますね(笑)。

ただ、最後「実はレミーが創ってたんだ」ってばらした後、みんながさっていったレストランの厨房で、レミーの仲間たちがよってたかった料理をつくるんだけど、あれはどうなん??って思ってしまったな。
まあ、「ねずみが寄ってたかって料理をつくってる」こと自体が気持ち悪いっていう人もいるけど、そんなんはほっといていいだ。ただ、話は人間の話にしてほしいというか・・。
ストーリー構成的にちょっとこの辺は納得いかないものがあったかなあ。
あとねずみが実はつくってたんだってことを暴露するのも、あの彼女だけでよかったんじゃないのかなあ??
秘密って二人でもってるからロマンチックなのであって、みんなで共有してしまうとドラマとしてジレンマがなくなるというか、面白くなくなってしまうような気がする。やっぱり「僕がウルトラセブンなんだ」はアンヌだけが知っていて、他の連中はしらなくっていいんだよ。
これって日本人的なのかなあ?

『スパイダーマン2』の時に彼のマスクがとれちゃって、列車の中の人たちはスパイダーマンが誰なのか知ってしまう、でも、最後マスクを返して「みんな知らなかったことにしようよ」でシークレットの共有が生まれてこれはこれでとっても素敵で、すっごい心の開放感があって、とっても好き。あれも、その列車に乗り合わせたって限定された人の間だけの秘密のシェアだからとっても有効的だったのだけど、なんなんだろうね、今回の『レミー・・』での暴露シーンは(実はこのシーンで私は泣いてたのだけど)、結果として他のシェフたちがそこで去って行ってしまうと、

“この秘密をみんなで大事にしようよ・・”

・・っていうい演出的に一番美味しいところを料理し損ねた感はあるかな。


もう20分長めにして、おねーちゃんシェフのキャラクターなんか、描きこめればマッチベターだったと思うけど。頑張りやおねーちゃんシェフの都会で生きる孤独・・・とか、認めてほし欲求だとか・・、現状だとちょっと記号的に処理しすぎだったかもしれないな。
で、そんな彼女は孤独をいやすために猫飼ってってるとか。

大団円のあと、猫が振り向いたら、猫の口からレミーの尻尾がペロンて出ててぴろんぴろんって動いてる。じゃん、エンドマーク。で、「あいつどこいったんだろうな? おお~~い、どこいったんだ?」・・みたいな。
そして彼はレミーのいない状態て現状リセット、レミーののこしたレシピで新たなシェフとしての自分のシェフ修行をリスタートするのであった。。。

・・とか、要するに人間の話にしてほしいんだよね。
ただ、こういうのは、クリエイターが創りたいものと、重くないエンタテを求める映画会社が求めるものとは常に違うyもとのであり、全部が全部、クリエイターの思うままにはならないものだから、ある程度相容れない部分があるのも仕方ないかなってう。
ああ、大人。


というわけで、トータルとしてはとっても楽しいいい映画でした。
それに、次回作のお目目に満点の星を移しこんだロボット君の話も燃えそう。
もうあの次回予告だけで見たいっておもってしまう。つぼが一緒だとそれだけで少々へぼってても許してしまう。そのツボとはいったいなんなだろうって考えてみると「憧れ力」かもしれない。
「憧れ力」が強いが故の力と苦悩。
そして、その「憧れ力」込められた彼らがつくるキャラクターと、自分がもつ「憧れ力」とがいい感じシンクロするのだろうなあって思った。

「憧れ力」を持つすべての人、万歳!
by ssm2438 | 2009-03-30 05:37 | ブラッド・バード(1957)

ベンジー(1974) ☆☆

f0009381_504522.jpg監督:ジョー・キャンプ
脚本:ジョー・キャンプ
撮影:ドン・レディ
音楽:ユーエル・ボックス

出演:ピーター・ブレック、デボラ・ウォーリー

        *        *        *

大昔、映画ファンをはじめたころの映画。中学校の3年生くらいだったかな。津山市には洋画系の映画館は2つしかなかったので、みらえる映画の数はかぎられているのだけど、そのとき見た映画のひとつ。ワンちゃんが好きな人にはいいかもしれないけど、中身的には普通。ただ、こういうかわいいワンちゃんと子供の誘拐事件とはちょっと絡みづらいとおもったかな。リアルに考えると、子供の誘拐事件の結末は、宮崎勉とか、他の小児愛好家の事件のようなものをイメージしてしまう。ベンジーというアイテムが無かったら・・と考えるとなんとも手放しで喜べない可能性をもっている話なので、ちょっとバカっぽい、でも犬にとっては真剣ななにか・・・そうんな行動目的にしてもらえるともっと健やかにみられたのに・・って思ってしまった。

ワンちゃん映画では、いかにワンちゃんに活躍させるポイントをもたせるか・・というところが映画の成功の鍵になる。ある程度知能指数が低くてもそれが出来てしまえる行為でないと、物語は成立しない。この映画では、野良犬ベンジーがいつもの散歩のときに相手してくれる少年・少女が誘拐され、彼らが監禁されたのが、ベンジーがずっと住み着いていた小屋。犯人たちが書いた身代金要求の下書きのノートをベンジーが警察にどどけて、警察もそれを理解、ベンジーを追いかけて無事少年少女を保護する。

<あらすじ>
なんでも犬というのは、毎日決まった時間に決まったことが起きる生活がすきらしい。そのほうが安心できる動物だときいたことがある。この野良犬ベンジーもそのときまでは、そんな決まりきった日課をおくっていた。
ベンジーは街はずれの荒れ放題の空き家に住みつき、朝になるとまず、街の中を抜けて遠路はるばるチャプマン家にいき、幼い兄妹のポール(アレン・フィザット)とシンディ(シンシア・スミス)、やさしい家政婦のメアリーに朝食をごちそうになる。次はチャプマン家の隣家の白ネコをからかう。それから公園の方へ向かう。公園ではいつも黒人の警官タトルがポップコーンを手に持って待っていた。次によるのは、ビルおじいさんが経営するコーヒーショップ。彼は開店するまでの間いつも表に椅子を出してうたたねをする。帰りにはいつも骨ををもらえる。
そんなある日、ベンジーがいつものように公園にいくとそこには先客がいた。マルチーズの可愛いメス犬で、たちまち2匹は仲良くなりベンジーと同居するようになった。メアリーやポール、シンディに彼女を紹介すると、メアリーはティファニーと名付けてくれた。
ある日突然大事件に巻き込まれた。あのポールとシンディが誘拐されたのだ。しかも誘拐犯はベンジーの空き家に2人を監禁したのだ。ベンジーはこのことを知らせようとチャプマン家に走った。チャプマン家では既に警察も馳けつけていた。ベンジーは奥の部屋まで入ってさかんにアピールする。しかし誰も相手にしてくれない。次に警察にいってタトルを捜すが会えず、ビルおじいさんも駄目だった。

言葉がしゃべれないワンちゃんならではのもどかしさがなかなか健気。物語的にはここでストレスをためておいて、捨ててあった書きかけの脅迫状を盗んで、警察をよんでくる走るベンジー描けば、高揚感も盛り上がる。事件は無事落着、かねてからのシンディやポールの希望通り、ベンジーとティファニーはチャプマン家にかわれることになった。
by ssm2438 | 2009-03-25 04:19
f0009381_20292310.jpg監督:ジャック・スマイト
脚本:ルーカス・ヘラー
    アラン・シャープ
撮影:ハリー・ストラドリング・Jr
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演:ジャン=マイケル・ヴィンセント
    ドミニク・サンダ

     ×     ×     ×

いやあああああ懐かしい、私が高校生のころですよ、これ見たのは。それもわざわざ劇場で見ました。当時はランドマスターがかっこいいから見たいというのと、ドミニク・サンダみたさで。見終わったあとは・・・なんじゃこりゃ? これで終わりかい??って拍子抜けの映画でしたが、それでもランドマスターがかっこよかったからいいかと払ったお金の犠牲を納得させたのはほとんど30年まえの話。

しかし、今見直してみるといかにもゆるい映画ですねえ。
山らしい山もなく、谷らしい谷もなく、なにかを成し遂げようとする根性もなく、ただただ起きる災難とじゃれてる感じ。まあそれは以前みてしっていたのでどうでもよかったのですが、やはりランドマスターはかっこいい。あの生き物のようなぐにょぐにょ感はいいですな?3輪タイヤがガコン、ガコンと回転するだけでも当時感動、今でも感動です。
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またひさびさにみるドミニク・サンダはいやはや妖艶。たぶんこの映画に出たこと事態はかなり場違いだと思うのだけど、でもあの妖艶さはやはり生きている。『暗殺の森』のころのドミニク・サンダがよいですな。
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そういえばツタヤのディスカスで『初恋』がありました。
おもわず借りようかと思ったりしたのですが、どうしたものか・・・。
あとおもったのだけど、やっぱりディスカスもメジャー系がおおくて掘り出し物がみたい渡しとしてはなかなかほしい映画がない。けっきょくアマゾンの中古VHSに手を出すはめになるんかい??ってなかんじです。

映画はダメダメだけど、ランドマスターがカッコいいのとそのジェリー・ゴールドスミスのBGMが結構好き。
おかげで捨てきれない映画になってしまった。
by ssm2438 | 2009-03-21 06:03
f0009381_14442322.jpg監督:ジョン・カーペンター
脚本:ビル・ランカスター
撮影:ディーン・カンディ
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:カート・ラッセル
    A・ウィルフォード・ブリムリー
    リチャード・ダイサート

        *        *        *

一部の熱狂的なファンをもつジョン・カーペンターの中で、もっとも有名な作品。かつて『遊星よりの物体X』として作られた映画のリメイク。次から次へと擬態していく宇宙生物と南極基地の隊員たちが繰り広げる死闘。誰にその宇宙生物が擬態しているのかわからず、疑心暗鬼になっていくところが怖い。はでなSFXよりも『ボディ・スナッチャー』みたいな静かに、擬態されてるほうがもっと怖かったのにって思うが、当時はやっぱり派手なほうがよかったのだろう。当時ではなくても今でもそうかもしれないが・・。

<あらすじ>
1982年冬の南極。雪原をはしる一匹の犬。それを追う軍用ヘリ。その犬がアメリカ南極観測隊第4基地の敷地内に逃げ込むとヘリも着地し、ライフルを構えた男がその犬を狙う。射手はアメリカ基地のゲーリー(ドナルド・モファット)により射殺された。ヘリの国籍はノルウェイだった。なぜ彼らはこの犬を殺そうとあれほど必死になったのだろうか。謎を解くべく、ヘリ・パイロットのマクレディ(カート・ラッセル)はコッパー医師(リチャード・ダイサート)を乗せてノルウェイ基地へ向かった。
そこは廃墟と化していた。そこここに転がる隊員の死体。地下室では長方形の氷の魂りが見つかり、中から何かを取り出した形跡があった。一方アメリカ基地に保護された犬が入れられた犬小屋では、周りの犬たちが吠え始める。駆けつけたチャイルズの足に触手が巻きついた。マクレディが火炎放射でその物体を焼き殺した。
ノルウェイ基地で発見したビデオからノルウェイ隊が10万年前に落下したUFOの跡地から何かを回収したことが分った。その宇宙生物は生物体に侵入し、それに同化するらしい。このままではおよそ2万7千時間で、地球は征服されてしまう計算だ。犬舎で抹殺したはずの物体は別の南極隊員に擬態していた。ヘリは破壊され、無線もきかない基地で、12人の隊員は次々に物体Xにやられていく。隊員は互いを不信の目で見る。マクレディは基地を焼却して物体を退治した。生き残ったマクレディとチャイルズは顔を見合わせた。しかし2人が物体におかされてないと誰がいえよう。
by ssm2438 | 2009-03-20 14:17

アポロ13(1995) ☆☆☆

f0009381_1411515.jpg監督:ロン・ハワード
脚本:ウィリアム・ブロイルズ・Jr
    アル・ライナート
    ジョン・セイルズ(クレジットなし)
    エリック・ロス(クレジットなし)
撮影:ディーン・カンディ
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演:トム・ハンクス
    ケヴィン・ベーコン
    ゲイリー・シニーズ
    ビル・パクストン
    エド・ハリス

        *        *        *

宇宙空間で酸素ボンベが爆発したアポロ13号を帰還に導いた男たちの話。私はこれのドキュメンタリーものを見たことがあったので、この話が映画化されるときいてとても嬉しく思ったが、監督がロン・ハワード。どっちかいというとエンタ系に振れる人なのでどうなるかなって心配してたが、そこそこのものには仕上げてくれた。でも・・・、誰か他の監督さんだったらもうちょっとストイックに出来たのではないかと思ってしまう。アラン・J・パクラあたりにやってほしかったかな。あまりCGなんか使わずに、船外に据えないで、すべて船内のセットだけにしてほしかったなあ。打ち上げシーンもCGとか使うんじゃなくて、コントロールセンターを移した絵で、船内の様子は音声だけで表現するとか・・・。

<あらすじ>
アポロ11号の予備チームであったジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)とフレッド・ヘイズ(ビル・パクストン)、ケン・マッティングリー(ゲイリー・シニーズ)は、アポロ13号の正チームに選抜された。しかし、打ち上げ直前に、司令船パイロットのケンが風疹感染者と接触していることが判明し、彼は予備チームのジャック・スワイガート(ケヴィン・ベーコン)と交替する。

1970年4月11日、アポロ13号は打ち上げられた。月に到着する直前の4月13日、酸素タンク撹拌スイッチ起動により爆発が発生。酸素タンクから急激に酸素が漏れだした。酸素は乗員の生命維持だけでなく電力の生成にも使用するため、重大事態となる。
当初、事態をつかみ切れていなかった乗員や管制官たちは、途中まで月面着陸を諦めていなかったが、やがて地球帰還さえできないかもしれないという重大事態であることを把握した。地上の管制センターでは、管制官達だけでなく、メーカーの人間も含め、関係者全員が招集され、対策が練られた。搭乗しなかったケンは、電力をいかに節約するかをシミュレータを使って検討、残存電力を保つため、船内の3人は月着陸船に移動、そこをしばしの所在とした。船内は最低限の電力しか使わず、ウインナーが凍るほど寒くなるが、乗員同士支え合う。
月を回って帰ってきた彼らはやがて大気圏再突入、限られた資源と時間を使って奮闘した乗務員と管制センターの連携により、彼らは無事に地球に戻ることができたのだった。
by ssm2438 | 2009-03-20 13:48
f0009381_13421433.jpg監督:ハリー・ウィナー
脚本:W・W・ウィケット、ケイシー・ミッチェル
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:リー・トンプソン
    テイト・ドノヴァン
    ケイト・キャプショー
    リーフ・フェニックス
    ケリー・プレストン

        *        *        *

ファミリー向けとしてもよく出来てるし、NASAのスペース・キャンプがみられて知識欲もそれなりに満足させてくれるし、ウィリアム・A・フレイカーの赤/青系画面も実に見栄えが良い。登場人物の個性の描き分けもきちんと出来ててとても楽しい。強引でまじめな勝気なリー・トンプソン。一見根性なしで、まあ実際も根性なしなのだけど、人身掌握する才能はあるリーフ・フェニックス・・の描写など、標準以上に出てきている。

スペースキャンプというのは、NASA最大の基地マーシャル宇宙センターに隣接した施設で、夏休みの間、少年少女に宇宙旅行を疑似体験してもらおうという実習カリキュラムのこと。

<あらすじ>
全米より少年少女が集まり、いくつかのチームに分れてシャトルのパイロットにのタスクをシュミレーションで体験する。『スター・ウォーズ』狂の10歳のマックス(リーフ・フェニックス)は、ロボットのジンクスをひきつれてこのキャンプに参加。彼のチームは、16歳の冒険に憧れる少女キャサリン (リー・トンプソン)、18歳のスポーツ少年ケヴィン(テイト・ドノヴァン)、12歳の黒人ルディ(ラリー・スコット)、17歳のブロンド娘ティッシュ(ケリー・プレストン)の面々。インストラクターはアンディ(ケート・キャプショー)。彼女の夫のザック(トム・スケリット)はマーシャル宇宙センターに勤務する現場主任。チームのなかでの一番の頑張り屋はキャサリンは他人を信用できないタイプのぎすぎすタイプ。そんな彼女に一目ぼれしてしまったのが根性なしだが人に愛させるタイプのケヴィン。
実習ではシャトルの操縦席に直に座ることができた(座ってみるだけのはずだった)彼らのチームだったが、マックスのロボットが宇宙にいってみたいという彼の夢をかなえるためにシャトルを発射してしまう。

宇宙にでてしまった彼らはアンディを機長として、助手席に最年長のケヴィンを座らせるが、彼は真剣に授業を聞いておらず何も出来ないへたれぶり。即座にキャサリンを補佐に指名する。軌道上に飛ばされてしまった彼らのシャトルには十分な酸素が無い。彼らは軌道上をまわる建設中のISS(国際宇宙ステーション)にある酸素ボンベを回収するしかない。宇宙服を着て回収に向かったインストラクターのアンディは怪我をしてしまい動けない。しかしそこに行けるサイズなのは10歳のマックスしかない。挑むマックス。だが宇宙の漆黒の闇に恐怖で動けない。そのときケヴィンが

「ルーク、フォースだ。フォースを信じろ」

『スターウォーズ』の台詞で呼びかける。その気になってしまったマックスは無事アンディを救出。しかしシャトルの操縦が出来るものがいない。ケヴィンは「君なら出来る」とキャサリンに操縦をたくす。大気圏突入になんとか、成功。今シャトルは無事、夜の地球に帰還するのだった。
by ssm2438 | 2009-03-20 12:58 | W・A・フレイカー(1923)
f0009381_1256626.jpg監督:チャールズ・シャイア
脚本:ナンシー・マイヤーズ、チャールズ・シャイア
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ビル・コンティ

出演:ダイアン・キートン
    サム・シェパード
    ハロルド・ライミス
    ジェームズ・スペイダー

        *        *        *

ダイアン・キートンファンの私としては、彼女の明るい部分がみられてそれだけで嬉しいのだが、まあ、お話自体はそれほどすっごく面白いわけではない。しかし、脇をかためる布陣はけっこうすごい。カメラはベテラン職人ウィリアム・A・フレイカー、音楽は『ロッキー』ビル・コンティだ。それにサム・シェパードもでてるし、若い頃のジェームス・スペイダーも出てる。

ドラマ自体はバリバリのキャリア・ウーマン=ダイアン・キートンが、赤ちゃんをあずかることから、その職を終われ、田舎にひっこすもなかなか上手くいかず、ぐれてるときに知り合った獣医のサム・シェパードと仲良くなり、田舎の空気に人柄も丸くなり、たまたまつくった赤ちゃん用の離乳食が地元でブームになり、それが功を奏して再びトップレディに返り咲くかと思えば、それを蹴り、獣医と一緒に暮らすという話。
by ssm2438 | 2009-03-20 12:45 | W・A・フレイカー(1923)

暴走機関車(1985) ☆

f0009381_12511420.jpg監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
原案:黒澤明
    菊島隆三
    小国英雄
脚本:ジョルジェ・ミリチェヴィク
    ポール・ジンデル
    エドワード・バンカー
撮影:アラン・ヒューム
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

出演:ジョン・ヴォイト
    エリック・ロバーツ
    レベッカ・デモーネイ
    カイル・T・ヘフナー

        *        *        *

これ、黒澤がやってたら・・という話もあるが、基本的にお話自体が面白くない。誰がやってもつまらないものになったと思う。とにかく誰にも感情移入できないので、お話自体が他人事、・・どうなろうがどうでもいいのである。脱獄者が死のうが死ぬまいが関係ないのである。あとをおってくる刑務所の所長がどうなろうがどうでもいいのである。だいたい列車が脱線するのを待ってればそれで済むことなのになんでそんなにいれこむの??って感じ。言い訳としてレベッカ・デモーネイふんする機関士ががのっていたってことにしてはいるがあとづけっぽくっていまいち説得力にはなっていない。
世間ではこの映画も悪くないと言われることも多いみたいだが、というか、画面づくりだけなら悪くはないと私も思うが、それはこのダメストーリーをやるはめになってしまったアンドレイ・コンチャロフスキーへのせめてもの擁護であって、冷静にみればプロジェクトとしてダメなことは明白。基本コンセプトとして興行的になんとかなるしろものではない。
60年代に書かれたシナリオらしいが、そのときお蔵入りにした彼らだけは先見の明があったということか・・。
by ssm2438 | 2009-03-20 12:34 | 黒澤 明(1910)

英雄の条件(2000) ☆

f0009381_10381981.jpg監督:ウィリアム・フリードキン
脚本:スティーヴン・ギャガン
撮影:ウィリアム・A・フレイカー、ニコラ・ペコリーニ
音楽:マーク・アイシャム

出演:トミー・リー・ジョーンズ
    サミュエル・L・ジャクソン
    ガイ・ピアース

        *        *        *

かつての栄光ウィリアム・フリードキンはほんとにもう復活しないのでしょうか・・。話は全然つまらない。フリードキンも雇われ監督なので、出来上がったシナリオを映像化しているだけ。話自体をどうしよう、こうしようという意志はまったく見えない。
根本的な問題は、制作サイドが、確固たるポリシーのないまま物語をつくるところだろう。最近の映画はマーケティング・リサーチで観客の好みにあわせてころころ内容を変られるので、ストーリーの見えないところイあるはずの思想的統一がなされてないまま、ストーリーだけが展開される映画になてきてる。おかげでこんな、どこにポイントがあるのか全然わからない映画になる。

イエメンで米国大使館包囲デモ事件が発生する。大使館員救出に向かった海兵隊は、大使やその家族を大使館の屋上に移動させヘリに乗せ脱出する作戦にでる。しかし、屋上に出るとどこからか狙撃兵に狙撃される。しかたなくビルの壁面に張り付く兵士たち。ヘリが降下しようとしても下から銃撃があり、ヘリもうかつに近づけない。下のいる攻撃者にたいして撃ち返そうとすれば狙撃兵に撃たれる。そんななかチルダーズ大佐(サミュエル・L・ジャクソン)は下にいるだろう攻撃者にむかって無差別に発砲する指示をだす。的が明確に確認できぬまま撃つ兵士たち。
そかしそこには暴徒化した民衆が石を投げているだけだった。結果として一般市民百数十人の死傷者を出した。発砲を命令した軍法会議にかけられる。チルダーズ大佐は確かにそのなかに銃をもって攻撃しているものが一般人の中にいたと証言。そんな彼に対し、嘗て命を救われた戦友(トミー・リー・ジョーンズ)が弁護を引き受ける。大使館大壁のカメラが民衆の中にひそんで銃撃している映像がうっていた。裁判の結果は被告チルダーズ大佐の勝訴となる。

サミュエル・L・ジャクソンはどうみても脇役の顔だよ。この人を主役にすえることにかなり無理があると思う。なんで世間はこの人に主役級の仕事をふるのだろうか? 
by ssm2438 | 2009-03-20 08:36 | W・フリードキン(1939)
f0009381_7424413.jpg監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:サム・シェパード、L・M・キット・カーソン
撮影:ロビー・ミューラー
音楽:ライ・クーダー

出演:ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー

        *        *        *

ヴィム・ヴェンダースの映画の撮り方というのは、「無駄なシーンで映画をつくる」ということ。
本来これが他のハリウッドの映画だったら編集時にカットされるようなシーンをつなぎ合わせて映画にしている。

たとえば主人公がヒロインに告白するシーン、ハリウッドの映画だったらその告白シーンをかっこよく描くだろう。しかしヴェンダースの映画では、その告白する前の晩から、そのシチュエーションをベッドのなかでなんどもシュミレーションしているしーんとか、朝起きて歯を磨いてるシーンとか、靴を履こうとしてしばしその汚れがきになってるシーンとか、そのシーンではない、どうでもいいシーンのなかでその人がちらっとかもしだす、不安とか、自身のなさとか、覚悟とかを小出しにして、全体像を描き出してく。

この「無駄なシーンで映画をつくる」という方法は、確かに見ている人に想い染み込ませるにはとても良い方法なのだが、反面時間が無駄にかかる。そのため見る人の忍耐力と、見せ続けるだけの緊張感をきらさない演出力が重要になってくる。現在の商業映画にどくされている観客にはあまりなじまない映画になるだろうが、作る側にたってみると、一度はやってみたい演出技法の一つだろう。

<あらすじ>
4年間行方が分らなかったトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)が保護され、ロサンゼルスの弟ウォルトの家にもどる。そこにはトラヴィスの7歳になる息子ハンターが預けられていた。
3歳のときに別れたままに、弟夫婦に育てられ、4年間存在しなかった父なのだが、二人の再会はぎこちないものだった。しかし、数日経つうち少しづつうちとけていく二人。5年前に撮った8ミリには、そのころ幸福だった自分の家庭が映し出されていた。彼の妻ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)がヒューストンの銀行から毎月ハンターのためにわずかながら送金を続けていることをきいたトラヴィスは、ハンターと二人でヒューストンへ向けて車をはしらせる。
ヒューストンの銀行からジェーンらしき人物が乗った赤い車が出てゆくのを見た二人は車を追って、キー・ホール・クラブにたどり着く。階下の個室にはマジックミラーがあり、客の側からだけブースの中の女の姿が見える。客の姿が見えないジェーンが話しかけるが、トラヴィスは何も告げずに出て行った。翌日、もう一度キー・ホール・クラブへ行った。再びジェーンを呼び、自分の気持ちを語るトラヴィス。やがて、姿を見なくてもそれがトラヴィスであることを知ったジェーンも、涙ながらに、自分の気持ちを語った。
最後に、ハンターのいるホテルのルーム・ナンバーを告げて、トラヴィスは去った。ホテルで一人でいるハンターの前に、ジェーンが現われた。二人が寄りそう影を窓に確認すると、トラヴィスは車でその場を去るのだった。
by ssm2438 | 2009-03-20 07:05