西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 12日

ロボコップ(1987) ☆☆☆

f0009381_5191454.jpg監督:ポール・ヴァーホーヴェン
脚本:エドワード・ニューマイヤーマイケル・マイナー
撮影:ヨスト・ヴァカーノ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演
ピーター・ウェラー (アレックス・J・マーフィ/ロボコップ)
ナンシー・アレン (アン・ルイス巡査)
ダニエル・オハーリヒー (オムニ社長)
ロニー・コックス (ディック・ジョーンズ)

        *        *        *

まあ、ポール・バーホーベンなので演出的にはそれほど期待はしないけど、やっぱりこの手のものがいいですな。古くは『ロボット刑事K』とか、『宇宙刑事ギャバン』とか、この手の特撮モノは散々みてきた日本人にしてみれば、その文化をアメリカ風にアレンジされるのかけっこう楽しみにしていて、やっぱりハリウッドがやるとそこそこのものにはなってしまうからいい。この時代のCGはまだ幼稚だけどそれでも十分たのしめる。
お下劣趣味のバーホーベンにはいささかげんなり気味だけど、とりあえず楽しめた。
役者的にはいまいちパッとしないけど、でもナンシー・アレンが久々に見られてのでよかったかな。彼女はどうしても『未来警察』のロケット弾が腕にうちこまれて、外科手術でとりだそうとしているときに切なそうな表情が素敵だった(はは・・かなりマニアック)。その後はなんか久しぶりでした。

<あらすじ>
近未来のデトロイトでは旧市街が犯罪の巣窟と化し、警察経営を民間企業のオムニ社(OCP=オムニ・コンシューマー・プロダクツ)が請け負っていた。オムニ社は市街再開発と犯罪一掃をめざし、社長のオールドマン(ダニエル・オハーリー)が重役会議を召集した。若いモートン(ミゲル・フェラー)は、サイボーグ警官ロボコップのアイディアを売り込み社長の承認を得た。
クラレンス(カートウッド・スミス)をリーダーでとするチンピラ強盗一味を追跡して廃工場ヘ潜入したマーフィ巡査(ピーター・ウェラー)とルイス巡査(ナンシー・アレン)だが、マーフィをなぶり殺しにさてしまう。モートンはマーフィの身体と脳をベースにロボコップを作りあげ、南署に配属した。彼に過去の記憶はなかったが、彼のなにげないしぐさから、ルイスは彼がマーフィではないかと気付きはじめる。
犯罪者を続々とつかまえてヒーローとなったロボコップだが、クラレンスには手が出せない。クラレンスはオムニ社の社長の右腕であり、オム社の社長ジョーンズが麻薬売買の黒幕だった。だが、ロボコップはオムニ社の重役に危害を加えてはならないとプログラムされているので手も出ない。
ルイスの助けで廃工場へ隠れた。ジョーンズの命でクラレンス一味が襲撃してきた。死闘の末に一味を射殺するが、ルイスが頻死の重傷を負う。重役会議に乱入して、ジョーンズの悪業を糾弾した。オムニ社の重役には手が出せないロボコップだが、オールドマンが彼に首を宣告した途端にロボコップの銃が火を吹いた。

by ssm2438 | 2009-07-12 04:56
2009年 07月 11日

ロボコップ2(1990) ☆

f0009381_5361635.jpg監督:アーヴィン・カーシュナー
脚本:フランク・ミラー、ウォロン・グリーン
撮影:マーク・アーウィン
音楽:レナード・ローゼンマン

出演:ピーター・ウェラー、ナンシー・アレン

        *        *        *

全然関係ないが、ナンシー・アレン扮するルイス巡査は「アン・ルイス」て名前だったのね。知らんかった。しかし、前回のラストでてっきり死んでしまうのかと思ってた彼女がそのままこのシリーズにのこってくれたのは嬉しい。しかし・・・、それくらいしかねたがない本作品。監督は『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』アーヴィン・カーシュナー

<あらすじ>
デトロイトの街は“ヌーク"という麻薬の登場による凶悪犯罪で荒廃していた。市はオムニ社から融資を受ける有様で、警察はストの最中は、街を守るのはロボコップ(ピーター・ウェラー)ただひとり。彼は相棒のルイス(ナンシー・アレン)と共に、 “ヌーク"を持ち込んだギャング団のボス、ケイン(トミー・ヌーナン)の検挙に熱を入れていた。
その頃オムニ社のオールドマン(ダニエル・オハーリー)会長はデトロイト市の乗っ取りを画策していた。新進の美人学者ファックス博士(ベリンダ・バウアー)に命じて、人間的感情のあるロボコップよりもっとプログラムに忠実なロボコップ2号を開発させていた。ロボコップはケインを倒すが、ファックス博士は、重体のケインを殺し、その死体でロボコップ2号を誕生させる。そのロボコップ2号は、記者会見の席で突然暴れだすが、大混乱の中、ロボコップによって退治される。そして市もオムニ社の乗っ取りから免れるのだった。

by ssm2438 | 2009-07-11 05:22
2009年 07月 10日

ロボコップ3(1992) ☆

f0009381_66131.jpg監督:フレッド・デッカー
脚本:フランク・ミラー、フレッド・デッカー
撮影:ゲイリー・キッブ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演:ロバート・バーク、ナンシー・アレン

        *        *        *

こんどは飛ぶぞ、ロボコップ! しかし、その画面がいいかといえば全然そんなことはない。
おまけにピーター・ウェラーも変わっちゃって、やっぱり口もとが違うのがきになる。口しかでてないのだけど、それだけ変わるだけでも一気にロボコップが無機質にみえてきてしまう。感情移入のためにはピーター・ウェラーの口が大事だったのだなあと気付かされた。
おまけに唯一気持ちをつなぎとめていたナンシー・アレンも終に死亡。あえなくシリーズは幕をとじたのであった。
描き方も能天気にはなったが、面白いかといえばそんなことはなく、へんな日本人ロボットも笑いのねたにしかならない。

<あらすじ>
近未来のデトロイト。市政を牛耳るオムニ社が旧市街の土地の強制収容に乗り出し、家を失った市民たちは地下に潜りゲリラ化していた。そんなオムニ社は日経企業カネミツの傘下に組み入れられていた。計画を順調に進められないオムニ社専務(リップ・トーン)に業を煮やしたカネミツ(マコ)は、秘蔵のスーパーサイボーグ、オートモ(ブルース・ロック)の出動を決定した。
市街地で騒乱が発生し、ロボコップ=マーフィー(ロバート・バーク)と相棒ルイス(ナンシー・アレン)が出動した。教会に立てこもるホームレスの人々を、オムニ社の社兵が一層しようとしていた。それを阻止しようとしたルイスは狙撃され息絶える。傷ついたマーフィーは反乱市民軍のリーダー、バーサ(C・C・H・パウンダー)とニコに助けられ、反乱軍のメンバーに修理されたロボコップは、オムニへの従順機能が解除され、飛行用ジェットパックが取り付けられてパワー・アップした。戦場と化した街の上空にロボコップが飛来した。オムニの戦車を破壊したマーフィーは、オートモも撃破する。

by ssm2438 | 2009-07-10 05:50
2009年 07月 10日

ある愛の詩(1970) ☆☆

f0009381_2585691.jpg監督:アーサー・ヒラー
脚本:エリック・シーガル
撮影:リチャード・クラディナ
音楽:フランシス・レイ

出演:ライアン・オニール
    アリ・マッグロー

        *        *        *

フランシス・レイの音楽は実によい!
この60年~70年にかけてのフランシス・レイの映画音楽は非常に郷愁を感じる。青春時代にこんな曲をきかされてると、この曲をきいただけで、わけもなく子供の頃の風景をおもいだしたりする。もっとも、この映画が公開された時の私はまだ小学2年生くらいで、リアルタイムでみたわけではない。一度どここかでテレビでは見た覚えがあったのだが、その頃の記憶はあいまいで、その後ビデオが出てからもう一度みてみた。・・・映画としてはそれほどどうのこうのというほどの作品ではないのだが、あのシンプルなドラマにフランシス・レイの音楽が合わさると、それだけでなにかしら感動したような気になってしまう。

<あらすじ>
物語はこの物語の主人公の回想シーンからはじまる。
オリバー(ライアン・オニール)は高名な良家の4世で、弁護士をめざして勉強中。アイス・ホッケーだけが趣味の世間知らず。ジェニー(アリ・マッグロー)はイタリア移民の菓子屋の娘で、大学の図書館の館員だった。しかし、オリバーは結婚を申し込んだ。オリバーは両親にジェニーを会わせるが、彼と父(レイ・ミランド)との間には深いミゾがあった。息子の身勝手さをなじる父は、送金を中止するという脅す。2人はジェニーの父(ジョン・マーレイ)にも会いに行くが、彼は2人を歓迎しながらも、前途を心配した。そして2人は結婚した。
学費や生活費のためジェニーは働く。オリバーは奨学金を申し出るが、「なにゆえバートレット家の御曹司が・・・」と受け入れられない。生活は貧しく対立することもあったが、愛し合う彼らは幸福だった。やがて、オリバーが優秀な成績で卒業し、2人はニューヨークのアパートを借り、オリバーは法律事務所へ勤めることになった。そんな新しい生活が始まったばかりのとき、ジェニーが白血病であることがわかる。病状は悪化し入院することになった。息子との仲直りを願っていたオリバーの父が、小切手を届けてきた。
ここでの台詞が、「愛とは決して後悔しないこと」

Love... Love means never having to say you're sorry.

父親が、「こんなことになってしまい、君たちが気の毒だ」みたいな台詞をうけてのこの言葉。
「僕たちが気の毒? 二人がそうしたかったからそうしてたのに、気の毒だなんて言葉はあてはまらないだろう」みたいな意だと思う。

・・・しかし、よくこの物語で『続・ある愛の詩』を作る気になったなあ。たしかにすごい名作でもなんでもないんだけど、これはこれで永遠にしまっておきたいと普通の人は思いそうだけど・・・。

by ssm2438 | 2009-07-10 02:19
2009年 07月 10日

アギーレ/神の怒り(1972) ☆

f0009381_2115346.jpg監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク
撮影:トーマス・マウホ
音楽:ポポル・ヴー

出演:クラウス・キンスキー
    ヘレナ・ロホ
    ルイ・グエッラ
    セシリア・リベーラ

        *        *        *

名高きヴェルナー・ヘルツォークのもっとも有名な映画・・かな。でも、個人的には全然面白いとは思わなかった。『フィッツカラルド』のほうが好き。
フランシスコ・フォード・コッポラがこの映画からいくつかのイメージを移植して『地獄の黙示録』をつくってることは有名。『地獄の・・・』もこの『アギーレ/神の怒り』もつまらんところは一緒だけど。
ただヴェルナー・ヘルツォークが描く基本精神というのは、自然と闘うこと。自然に抱かれて生きようなどという考えではなく、「たとえ自然が相手でも自分のしたいようにするんだ!!!!」という強い意思。これがヘルツォーク映画の大好きなところ。同じつまんない映画でも、そのへんはコッポラとは一緒にしてほしくない部分があったりする。

ものがたりの背景は、1560年末、黄金郷エル・ドラド発見のためスペインの軍隊が、周囲の状況、地理を調査するため40人ほどの分遣隊を組織。その中には女性もいる。隊長の愛人やら副官の娘やら。彼らの話。そんな彼らがインディオの襲撃にあってどんどん人数が減る中、仲間内でも殺し合いがあり、結局いきのこったのはアギーレだけ。。

<あらすじ>
ドン・ロペ・デ・アギーレ(クラウス・キンスキー)は40人ほどで構成された分遣隊の副官。兵士の他には分遣隊長ウルスアの愛人イネス(エレナ・ロホ)、15歳になるアギーレの娘フロレス(セシリア・リヴェーラ)、僧ガスパル・デ・カルヴァハル(D・ネグロ)、貴族のドン・フェルナンド・デ・グズマン(ペーター・ベルリング)も一緒だった。
山を越えやがて河にでると、一行は三隻のイカダに分乗しエル・ドラドめざして川を下り始めるが、渦に巻き込まれりインディオに殺されたり、さらには増水した川にイカダを流されてしまう。アギーレは新たに筏を作るように命じた。しかし、ウルスアは本隊へもどることを主張。アギーレはウルスアを射つ。
アギーレは貴族のグズマンをエル・ドラド国の皇帝に任命した。しかし、彼はアギーレの傀儡にすぎなかった。新しい筏に全員が乗り込んで出発。途中、川べりの燃えている村に上陸するとそこは、人間の骸骨が散乱する異常な風景であった。食糧が底をついた。兵士もすこしづつインディの弓や槍の餌食となっていった。
そんななか、ひとり食事を楽しんでいたグズマンも兵士の怒りをかってクビをしめころされる。アギーレも生かしておいたウルスアを処刑した。
インディとの戦いや、自国の兵士たちの非道な行いをみていたイネスは自ら森の中に消えてゆき、もどならかった。インディオの放つ槍、矢のため兵士は続々と生命をおとす。イカダで生き残ったものはアギーレただ一人。

by ssm2438 | 2009-07-10 01:21
2009年 07月 09日

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記 (2007) ☆

f0009381_9231721.jpg監督:ジョン・タートルトーブ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
    ジョン・タートルトーブ
脚本:コーマック・ウィバーリー
    マリアンヌ・ウィバーリー
撮影:ジョン・シュワルツマン
    アミール・モクリ
音楽:トレヴァー・ラビン

出演:ニコラス・ケイジ
    ジョン・ヴォイト
    ハーヴェイ・カイテル
    エド・ハリス

        *        *        *

いやいや、なんもない映画でした。ただ時間つぶしの映像とお話があるだけ。見るべきものがなにもない。
まあ、ジェリー・ブラッカイマーだからね・・・。期待してなかったけど、ほんとになんにもない。

by ssm2438 | 2009-07-09 09:16
2009年 07月 09日

刑事ジョン・ブック/目撃者 (1985) ☆☆☆☆

f0009381_991167.jpg監督:ピーター・ウィアー
脚本:ウィリアム・ケリー
    アール・W・ウォレス
撮影:ジョン・シール
音楽:モーリス・ジャール

出演:ハリソン・フォード
    ケリー・マクギリス
    ルーカス・ハース

        *        *        *

撮影監督ジョン・シールの才能爆発映画。このみずみずしい湿度間のある画面はジョン・シール独特の雰囲気。後の『愛は霧の彼方に』『モスキートコースト』『レインマン』など、有名どころを撮るのですが、やはい彼の絵の中では『刑事ジョン・ブック/目撃者』が一番好きだ。

物語りもなかなかよいです。一般社会で拳銃振り回してた刑事がアーミッシュの村に潜伏。ローカルな文化の中に入った異物感がとても素敵。その村では拳銃を携帯することは許されず、ケリー・マクギリスに預けると、その銃は小麦粉のカンの中に・・。おもわずわらってしまいます。あれじゃ、使い物になりそうにない。
また、アーミッシュのモノとして町に馬車で買い物にでかけると、町の男たちにからかわれ、アーミッシュは暴力を振るわないと思っていたところにハリソン・フォードががつんと一発ぶちかまし、殴られて町のおとこは唖然としてるとか・・。

そしても最後もいい、追い詰められたハリソン・フォードは、俺を撃つのか、そしてこの子も撃つのか、みんなも面前で犯人に問うが、あれが地域の力なのか・・、犯人の良心が銃をおろさせてしまう。
スーパーヒーローではない刑事ものの実にいいところが出た映画だった。

余談だが、ケリー・マクギリスのオッパイもきちんと見られるぞ! ごちそうさまでした。

<あらすじ>
アーミッシュの親子レイチェル(ケリー・マクギリス)と6歳の息子サミュエル(ルーカス・ハース)は、妹の住むボルチモアへ向かう途中、フィラデルフィア駅で乗り継ぎの列車を待つっていた。トイレに入ったサミュエルは、殺人事件を目撃する。
フィラデルフィア警察のジョン・ブック警部(ハリソン・フォード)はサミュエルから事情を聞き出すため、彼ら親子を署に案内し容疑者の確認を求めた。サミュエルは彼が犯人だとブックに告げたのは麻薬課長マクフィー(ダニー・グローヴァー)だった。そのことを警察副部長シェイファー(ジョセフ・ソマー)に伝えるブック。しかし彼も麻薬課長マクフィーの仲間だった。撃たれるブック。傷をおったまま、レイチェルとサミュエルを彼らの農場に送り届けたが、気を失なってしまう。
体力が回復したブックは農場での手伝いを申し出て、牛の乳しぼりに励んだりしていた。そうした日々を送るうちに、ブックはレイチェルと心を通わせるようになり、ある夜、2人はいっしョにダンスを踊つた。しかしレイチェルはブックを好きになるわけにはいかなかった。もしそうなったら、アーミッシュの規律に従い、彼女は教会から追放される運命にあるのだ。村の納屋建設に加わって大工仕事に精を出した日の夜、ブックは入浴中のレイチェルの後姿を見る。ブックに気付いたレイチェルは、振り返り、自分の乳房をみせる。しかしブックもただ立ちつくすだけだった。
翌朝、ブックはアーミッシュの者たちと一緒に町へ出るのだが、チンピラにからまれる。彼らの非暴力主義を目の当たりにしたブックだが、我慢できずにチンピラを殴ってしまった。この事件から、シェイファーらはブックの所在をつきとめた。ペンシルヴァニアの田舎道にシェイファー、マクフィー、ファーシーらがやって来た。マクフィーとファーシーを倒したブックに、レイチェルを人質にとったシェイファーだが、非暴力を訴えるアンマン派信徒たちの無言の力にシェイファーは遂に屈するのだった。

by ssm2438 | 2009-07-09 08:33 | ピーター・ウィアー(1944)
2009年 07月 09日

ザ・ファーム/法律事務所 (1993) ☆☆

f0009381_8302488.jpg監督:シドニー・ポラック
原作:ジョン・グリシャム
脚本:ロバート・タウン
    デヴィッド・レイフィール
    デヴィッド・レーブ
撮影:ジョン・シール
音楽:デイヴ・グルーシン

出演:トム・クルーズ
    ジーン・ハックマン
    ジーン・トリプルホーン
    エド・ハリス
    ホリー・ハンター

        *        *        *

原作は法廷サスペンスで有名なジョン・グリシャム。撮影に『刑事ジョン・ブック』『愛は霧の彼方に』ジョン・シール。主演にトム・クルーズをまねに、ジーン・ハックマン、ジーン・トリプルホーン、エド・ハリス、ホリー・ハンターなど、かなりのいいとこぞろい。さぞかし出演料は高かっただろう。しかし、物語はもうひとつだったかな。つまんないわけではないが、きわめて普通。

この映画で感じるのハリウッドのシナリオ展開の教本どおりということ。
日本では起承転結構成が有名だが、ハリウッドでは第一ターニングポイント・第二ターニングポイント法式をしくらしい。第一ターニングポイントは、主人公がその世界に足を踏み入れてしまうイベント。第二ターニングポイントは、主人公が事件を解決しないと自分の存在が消滅する危機におちいるイベント。その点からみると、この映画はスタンダードな構成で出来ているといえるだろう。

<あらすじ>
優秀な成績でハーバード大学を卒業したミッチ・マクディーア(トム・クルーズ)は、破格待遇でテネシー州メンフィスにあるベンディニ、ランバート&ロック法律事務所に就職、幼稚園の教員の妻アビー(ジーン・トリプルホーン)とメンフィス引越し、新しい家も買った。上司のエイヴァリー・トラー(ジーン・ハックマン)の下で猛烈に働き始めたミッチは、仕事と司法試験の準備に精を出す。そんななか、事務所の2人の弁護士が事故死したと知らせがはいる。FBI捜査官ウエイン・タランス(エド・ハリス)はミッチに、事務所に裏の顔があること、そしてその二人の弁護士の死は事故死でないことを告た。
トラーと共にケイマン諸島へ行ったミッチは、島の別荘で多数の謎の書類を発見する。その夜、浜辺でセクシーな女性に誘惑されたミッチは、彼女と一夜を共にしてしまう。
ミッチの事務所を所有しているのはモロルト・ファミリーというシカゴのマフィアで、マネー・ロンダリングという違法行為の中枢部がその事務所だった。FBIはミッチに証拠物件の提供を要求した。ミッチはFBIとの接触をトラーに告げると、事務所はミッチに圧力をかけ始めた。ケイマン諸島での情事も写真にとられていた。すべて計画されたものだった。
ミッチは証拠のファイルのコピーを手に入れ、兄を釈放するという条件でFBIと取引をしてそれを渡した。さらにマフィアのボスと会い、最後の折衝にいどむ・・・。

by ssm2438 | 2009-07-09 07:31
2009年 07月 09日

ウォーターワールド(1995) ☆☆

f0009381_7234772.jpg監督:ケヴィン・レイノルズ
脚本:ピーター・レイダー
    デヴィッド・トゥーヒー
撮影:ディーン・セムラー
音楽:マーク・アイシャム

出演:ケヴィン・コスナー
    デニス・ホッパー
    ジーン・トリプルホーン

        *        *        *

海上集落のセットは文句なくいい。あれだけでも見る価値はある。
しかし、タンカーが出てからはダメだなあ。デニス・ホッパー演じる敵役もいまいちコメディしてるし。あれをもすこしリアリティで攻めてたとってもいい映画になってたんじゃないかと思うのだけど。とにかく『マッドマックス2』スタイルでやらなければとってもいいものになってたと思う。

アヒル口のジーン・トリプルホーン、けっこう好きです。もっといろいろ活躍してほしいものです。

<あらすじ>
トライマレン(三胴船)を操って海洋を旅するマリナー(ケヴィン・コスナー)は、交易のためオアシスという名のアトール(浮遊集落)に入港した。だが、海中でも呼吸のできるエラを持つミュータントであることが知れると住民に捕らえられ、死刑を宣告された。その時、ディーコン(デニス・ホッパー)の率いる凶悪な海賊集団スモーカーがオアシスを襲撃してきた。激しい戦闘のさなか、マリナーは酒場の女ヘレン(ジーン・トリプルホーン)に助けられ、少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)と共に海に逃れた。エノーラの背中の刺青にあ、そこには伝説の陸地ドライランドのへの秘密がかくされているという。
ディーコンはエノーラを捜してマリナーの船を追い、彼女を捕まえる。マリナーはエノーラを取り返すために、スモーカーの根拠地である巨大船ディーズに向かう。壮絶な戦いの果てにディーコンを倒し、エノーラの刺青の秘密を解いた彼らは、ついにこの世の楽園ドライランドを発見する。だが、海の男であるマリナーは安住を選ばず、再び旅立っていった。

by ssm2438 | 2009-07-09 07:01
2009年 07月 09日

未来惑星ザルドス(1974) ☆☆

f0009381_6522269.jpg監督:ジョン・ブアマン
脚本:ジョン・ブアマン
撮影:ジェフリー・アンスワース
音楽:デヴィッド・マンロー

出演:ショーン・コネリー
    シャーロット・ランプリング

        *        *        *

胸毛もじゃもじゃショーン・コネリーの男性ホルモン満載映画。
しかし、映画自体はそれほどたいしたことはない。やっぱりジョン・ブアマンだとイマイチ本質に迫るちからはないかな。あくまでゲリラ的なアプローチでみせる異能監督。撮影監督はなんとあのジェフリー・アンスワース『テス』『2001年宇宙の旅』などアカデミー撮影賞もかなりとってる巨匠の撮影監督。私も『テス』の画面は大好きです。

この物語の舞台となるのはボルテックスと呼ばれるコミューン。なんとそれは1990年に誕生したらしい(おお、もう過ぎてしまってるではないか!!)。そこは、20世紀末の最高の科学者と知識人が高度な頭脳と技術を結集して作りあげた理想郷。エターナルズ(永遠の人たち)と呼ばれるそに住人たちは年をとらず、霊を基盤とする生活を営み、性欲はなくなっていた。そこにも異分子がいた。永遠の生命に耐えられなくなり、痴呆状態で生き続ける恍惚人間たちと、思想的な罪を犯した罰により老人にさせられた人たちだった。ボルテックスと外界とは眼に見えない壁で仕切られていて、何者もボルテックスに侵入することは出来なかった。

f0009381_6524159.jpg<あらすじ>
ボルテックス誕生から300年経った2293年。外界は荒涼たる別世界で、そこには人類の生き残りが獣のような最低の生活を営んでいた。彼らはボルテックスに住む人たちのために耕作をする奴隷であり、無制限に繁殖することは許されず、定数をオーバーした場合、エクスターミネイターズ(撲殺者)と呼ばれる男たちによって狩られていた。そして外界の空中には巨大な首の形をした神像ザルドスが飛んでいた。

エクスターミネイターズの隊長ゼッド(ショーン・コネリー)は、ザルドスを操っているボルテックスの秘密を暴く決意をする。ザルドス内に潜入したゼッドはボルテックス潜入に成功した。しかし彼の眼に映ったボルテックスは、理想郷ではなく、永遠の生命と引きかえに人間性を喪失していた失楽園だった。かくてゼッドは、ボルテックスの人々を解放するために立ちあがった。エクスターミネイターズは年老いたエターナルスたちを射殺していく。「やっとしねる~~~」と喜びに満ちて死んでいエターナルズ。たちまち周囲は血の海となり死体の山が築かれていく。コンスエラ(シャーロット・ランプリング)とゼッドはザルドス内に逃げ込み、数ヵ月後、コンスエラが赤ん坊を生んだ・・。エターナルズとしてはjめての出産であった。

変な映画なので一見の価値はあるかもしれない。
・・・が、底はけっこう浅いぞ。

by ssm2438 | 2009-07-09 06:13