西澤 晋 の 映画日記

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2009年 10月 19日

リトル・ロマンス(1979) ☆☆☆☆

f0009381_156054.jpg監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:アラン・バーンズ
撮影:ピエール=ウィリアム・グレン
音楽:ジョルジュ・ドルリュー

出演:ローレンス・オリヴィエ
    アーサー・ヒル
    ダイアン・レイン

        *        *        *

「伝説は君たちが作るものだ!」 ・・これにやられたね。

ジョージ・ロイ・ヒルはこれまであんあまり好きではなかったのだけど、これはいい!!
このころのダイアン・レインは、両目ともちゃんと瞳孔がうごいてた。いつのころからでしたっけ? 瞳孔片方開いたままになっちゃったのは? ま、そんなことはいいや。

<あらすじ>
記憶力と数字が強い天才少年ダニエル(テロニアス・ベルナール)は13歳。タクシー運転手の父と二人暮し。ローレン(ダイアン・レイン)も哲学と数学が優秀な才女。富裕なアメリカ人実業家の娘で、母は映画監督のジョージといい仲。そんなお利口さんのふたりがその監督さんの映画撮影現場で知り合う。
ルーブル宮殿の庭園で再会した2人は、ジュリアス(ローレンス・オリヴィエ)という老人と知り合いになった。彼は2人に、ベネチアにあるため息の橋の下で日没の瞬間にキスした恋人たちは永遠の愛を手にすることができるというサンセット・キッスの伝説を語って聞かせた。
ローレンは、両親が近くアメリカに帰国するのを知り、その前にサンセット・キッスの伝説を身をもって体験したいと考え、ダニエルとべネチア行きの決意を固めた。ジュリアスの協力で、必要なお金を得た2人は、ジュリアスと共に早速ベネチア行きの列車に乗り込んだ。しかしパリでは、ローレンが誘拐されたということになってしまう。ローレンとダニエルが国境を越えてイタリアに向ったことをキャッチしたパリ警察は、同行しているジュリアスが実はスリであることから、ベネチア警察へ捜査指令を出した。
手持ち金を紛失した3人は、ヒッチハイクし出目的地へ向かう。車に乗せてくれたカップルからジュリアスは金を失敬し自分の正体を子どもたちに話した。例の伝説も作り話しであることを告白した。目的意識を失ってしまう二人。そんなジュリアスが言う。

「私が言ったことは嘘でも、伝説というのは、君たちが作るものだ」

その言葉に新たなモチベーションがふたりの心に沸き起こる。ジュリアスはそこで別れて警察に自首し、ダニエルとローレンは再びため息橋をめざす。警察もおってくるなか、映画館に隠れたりもして、ようやくゴンドラに乗り、夕暮れ前に橋の下にたどりついた。教会の鐘が響きわたる中、ふたりはキスを交し、永遠の愛を誓い合うのだった。


「伝説というものは、君たちが作るものだ」

・・・この言葉にどれだけ、感化されたことか。私も自分の屋ありたいことを強引に成し遂げてきた人間だが、経た理想になったときはこの言葉が心のそこからわいてくる。誰かが作った伝説など私が伝えるに値しない。そんなものは自分で伝説を作れない人にまかせておけばいい。

        *        *        *

予断だが私の本
『リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座』が中国語になるらしい。
でも、印税はなく、契約金とうことで5万円だけくれるそうな。この業界、そんなもんかい!?

by ssm2438 | 2009-10-19 15:06
2009年 10月 17日

ルーヴルの怪人(2001) ☆

f0009381_2575170.jpg監督:ジャン=ポール・サロメ
脚本:ジェローム・トネール
    ダニエル・トンプソン
    ジャン=ポール・サロメ
撮影:ジャン=フランソワ・ロバン
音楽:ブリュノ・クーレ

出演:ソフィー・マルソー
    ミシェル・セロー
    フレデリック・ディファンタール
    ジュリー・クリスティ

        *        *        *

この監督が悪いのかシナリオが悪いのか、とにかく面白くない。ルーヴルの内部がみられたことは非常によかったが、お話の展開そのものが非常に悪いので、そんなささやかな嬉しさもふっとんでしまう。

いいドラマというのは、観客に「これが見たいんだろう」と期待させて、それを「でも見せてあげないんだな」と裏切り、それ以上のものを見せていく。それが演出というものだ。
しかし、この映画は、観客が見たいものを期待させておいて、それを見せず、それ以下のものしか見せないという悪循環。ドラマ作りの下手さがきわだっている。一番シンプルなシーンの例だと、ソフィー・マルソーのヌードを期待してみていると、それを裏切り(ここまでは普通なのだが)、それ以上のものが後に与えられないのだ。だったら、ソフィー・マルソーのヌードを見せるか、そんな期待をさせないか、どっちかにしないと見てるものが不満をつのらせてしまう。これ以外のどのシーンも、見ている側が見たいとおもうシーンを見せてくれない。ストレスがどんどんたまってくる。見る意欲をそこなう展開だ。

根本的な失敗は、あのオレンジ色した零体ドクロ幽霊。あれを見せること自体がどんくさすぎる。あれを画面上に見せないで、見ている人に想像させる形でこの映画をつくってたら、もう少しはいい物になっていたいのではないだろうか?
監督ジャン=ポール・サロメのセンスのわるさが際立つだけの映画だった。

<あらすじ>
ルーヴル美術館の地下収蔵室からミイラが発見された。イギリスからミイラ学の権威グレンダ・スペンサー博士(ジュリー・クリスティ)が呼ばれ、調査が始まる。美術館正面のアパートにリザ(ソフィー・マルソー)がこのミイラと接触するとミイラの魂がリザに乗り移ってしまう。実態を得たミイラの魂は、盗まれたあるものを求めて深夜のルーブルをうろつくことになる。元刑事のヴェルラック(ミシェル・セロー)らはミイラの副葬品を見つけ、儀式を行い霊をしずめる。するとリザは正気を取り戻し、ルーヴル美術館の絵画から無数の霊が飛び立っていくのだった。

by ssm2438 | 2009-10-17 02:59
2009年 10月 14日

青い夢の女(2000) ☆

f0009381_7194123.jpg監督:ジャン=ジャック・ベネックス
脚本:ジャン=ジャック・ベネックス
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:ラインハルト・ワーグナー

出演:ジャン=ユーグ・アングラード
    エレーヌ・ドゥ・フジュロール
    ミキ・マノイロヴィッチ

        *        *        *

ジャン=ジャック・ベネックス『ディーバ』でシュマッシュ・ヒットをかましてくれたのは何年まえでしたっけ・・。あれを見たときは、まだVHSでしたが、画面には感動しました。その後は全然私のツボにははまらずじまい。もっとも『ディーバ』とて好きなタイプの映画ではなかったのですが、やはりあれはムードがよかった。
そんなこんなで、もうべネックスはあきらめていたのですが、なんとなく・・・・もしかしたら・・と思って借りてきたのですが・・・、ひどい。。。
精神科医が診察中・・というか、患者とのセッションの間に眠りこけ、気がついてみるとその女は死んでいる・・ってあまりにありえなさすぎ。ここまでいい加減なストーリーだ見る気もしなくなる。おまけに墓場ではダッチワイフとやってる男のケツをみせられるは・・、サスペンスなんだか、コメディなんだかわかりゃしない。

画面の美しさもあまり感じることはなく・・、こんなんじゃべネッククスはもう復活しそうにないな。。

by ssm2438 | 2009-10-14 07:20
2009年 10月 14日

レベッカ(1940) ☆☆☆☆

f0009381_19413162.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:デヴィッド・O・セルズニック
脚本:ロバート・E・シャーウッド、ジョーン・ハリソン
撮影:ジョージ・バーンズ
音楽:フランツ・ワックスマン

出演
ジョーン・フォンテイン (マリアン)
ローレンス・オリヴィエ (マクシム・ド・ウィンター)
ジョージ・サンダース (ジャック・ファヴェル)
ジュディス・アンダーソン (ダンヴァース夫人)

        *        *        *

ヒッチコックの中では一番好きである。

母国イギリスで『三十九夜』(35)や『バルカン超特急』(39)などの質の高いサスペンス映画を手掛けて大きな成功を収めたアルフレッド・ヒッチコックデビッド・O・セルズニックがハリウッドに招いて撮らせたアメリカ進出第一作。1940年のアカデミー作品賞と撮影賞を受賞している。
ハリウッドの撮影スタイルは、複数のカメラを使い複数のアングルからシーンを撮影する方式だった。ヒッチコックは無駄がおおいこの方法を拒否して、イギリス時代に慣れ親しんだ、脚本段階で主要な場面を設定し、それぞれの場面にセリフ、アクション、キャメラの位置などを細かく指定して不要なシーンを撮らない方法で撮影を行うことを主張。この方法だと第三者が編集時に手を加えることが出来ないために、セルズニックの反感を買ってしまう。
ただ、個人的にはセルズニックの描いた方向性のほうが正しかったと思う。ヒッチコックは暗いメロドラマだった原作にユーモアを盛り込もうとしたしたが、原作の忠実な映画化を望んでいたセルズニックはそんなヒッチコックとがんとして対立。他人の庭で相撲をとるということはしんどいということですな。そうして出来上がったこの作品はめでたくアカデミー賞受賞。良かった良かった。

それでも俳優経験の少ないジョーン・フォンテーンには積極的に演技指導を行って、自分の思い通りのヒロイン像を作り上げたという。この物語は、存在しないレベッカをつかい、徹底的に疑心悪鬼でヒロインのフォンティーンを責める上げる。
ヒッチコックって絶対サディストだ。よっぽど劣等感が強い人なのだろう。

<あらすじ>
英国コーンウォル海岸近くにマンダレイという荘園を持った大富豪の紳士マキシム・デ・ウインター(ロウレンス・オリヴィエ)はモンテカルロで知り合った娘マリア(ジョーン・フォンテーン)と結婚する。彼にとっては2度目の結婚であり、失踪した前妻のレベッカは美しいひとだったという。彼の大邸宅に移り住むマリアン。しかしその居間はレベッカの生前のままに保存してあり、死後もなお、彼女が家を支配しているようだった。

f0009381_3351812.jpg家政婦のデンヴァー夫人(ジュディス・アンダーソン)は、レベッカへの熱愛から、マリアンをなにかにつけて精神的にいたぶっていく。精神的に追い込まれたマリアンは、夫の心をまだレベッカが支配しているように感じて絶望し、レベッカの部屋の窓から身を投げようとまでする。・・・そして岸辺近くに沈んでいたレベッカのヨットが発見させる。船中にはレベッカの死体があった。

彼女の死因について新しい審議が開かれ、レベッカは自殺をしたと判定された。レベッカの従兄で彼女と長い間情を通じていたジャック・ファヴェル(ジョージ・サンダース)は、暗にマキシムの犯行を主張した。一方、レベッカが死の当日訪ねた婦人科医師は、レベッカが不治の癌に犯されていたことをつげ自殺の原因を証明した。レベッカは自殺を決意して、夫のマキシムに自分を殺させようとしたのであった。レベッカから解放された二人がマンダレイへ帰り着いたとき、邸宅はデンヴァー夫人と共に焼けおちてしまっていた。

by ssm2438 | 2009-10-14 02:43 | A・ヒッチコック(1899)
2009年 10月 14日

断崖(1941) ☆

f0009381_5203735.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:デヴィッド・O・セルズニック
脚本:サムソン・ラファエルソン
    アルマ・レヴィル
    ジョーン・ハリソン
撮影:ハリー・ストラドリング
音楽:フランツ・ワックスマン

出演:ジョーン・フォンテイン、ケイリー・グラント

        *        *        *

先の『レベッカ』ヒッチコックセルズニックがお互いがエネルギーを出しすぎて反発しあい、それで結果としていいものが出来たのだけど、これはその反動でガス欠になった感じ。セルズニックの干渉がおおいのでやる気をなくしたヒッチコックと前回の摂政で疲れたセルズニックの緊張感のなさが映画になったような・・(あくまで勝手な推測ですが)なんともしまりのない映画。
キャラクター的には、ケイリー・グラント演じるジョニーという人物が甲斐性なしで生理的に好かん。おかげで映画としても全然楽しめない。

<あらすじ>
英国社交界の人気者ジョニー・アイガース(ケイリー・グラント)は天性のダメ男。学生時代から詐欺常習者だった。しかし、相思の娘リナ・マクレイドロウ(ジョーン・フォンテーン)とかけ落ちするときは真剣だった。リナはジョニーが無一文であることを知るが、熱心に仕事をもつことを勧め、その結果彼は従弟の財産を管理する仕事につかせる。しかしジョニーが従弟の財産を使いこんでいることを知り衝撃を受ける。さらにジョニーは友人のビーキーを口車にのせ土地に投資させるが、リナはジョニーがビーキーの金を自由にした上で彼を殺すのではないかという疑念までもつようになる。ジョニーはパリへ出発するビーキーを見送ってロンドンに行くが、案の定ビーキーはパリで死亡する。
次第にリナは被害妄想となり夫に殺されるかもしれないという感情にいたる。そして断崖へ・・・。

しかし、最後は・・・・どうなったんですか?
あれじゃ分らないんですけど。どっちとも取れる。原作ではジョニーに殺意はあったのだけど、この映画では、なかったとも取れるし、先送りにしたともとれる。サスペンスがこういう終わり方するのは最低だね。どんなに深読みする人でも「その可能性ない!」って言わせるような展開で終わらせないと、技術的に不備ってことになる。

by ssm2438 | 2009-10-14 00:54
2009年 10月 13日

ジョーズ(1975) ☆☆☆☆☆

f0009381_6184263.jpg監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ピーター・ベンチリー
    カール・ゴットリーブ
撮影:ビル・バトラー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:ロイ・シャイダー
    ロバート・ショウ
    リチャード・ドレイファス

        *        *        *

『激突!』でも書いたのだが、サッカー観戦型映画野球観戦型映画がある。これはサッカー観戦型映画のきわめつけはこれだろう。とにかく見ている人間が考える必要はない。ひたすら受動的にスピルバーグが提出する情報に感化されてればいい映画。しかし、その情報提示が実に上手い。

スピルバーグの映画というのは、なんといいましょうか・・、映画鑑賞力の弱い人に向いてると思う。
普通のドラマ、たとえばウルトラマンだとすると、怪獣に結びつくイベントがいろいろあって、そこにで来る人に感情移入つくってから、怪獣登場、つづいてウルトラマン登場、両者が戦ってウルトラマンが勝つ・・というのがまあ普通の流れだろうが、一部のお子様は情緒というものがなく、ウルトラマンと怪獣さえ戦っていればいいと感じものだ。そんなわけでその戦いにどんな意味があったのかなんて関係ない。見終わったら次は・・・テレビゲームでもやるのだろう。 こういう人はドラマを楽しめない人なのである。時間が余っているときに脳みそに何らかの刺激がほしいだけの人、そういう人にはスピルバーグの映画は実に向いている。
その集大成といってもいい映画だ。

しかしこの映画は、その見せ方が絶妙に上手い。ひたすら退屈になりかねない、ブロディ他2名が冷めたい時に出て行ってからというもの、本来サメと人間の戦いなんて、早い話がつりと一緒で水面下が見えない以上待っているしかない。それだ映画がつまんなくなるのはあたりまえだ。この映画では黄色いタルを打ち込んで、それで水面下のサメの動きを表現した。そこにいたる以前には、ここでは素人でしかないブロディ(ロイ・シャイダー)のいごこちのわるさ、3人の微妙なスタンスの違いをさりげなく表現してたりする。とにかくあきさせない演出が上手い。

by ssm2438 | 2009-10-13 22:56 | S・スピルバーグ(1946)
2009年 10月 13日

ジョーズ2(1978) ☆☆

f0009381_2248198.jpg監督:ジュノー・シュウォーク
脚本:カール・ゴットリーブ、ハワード・サックラー
撮影:マイケル・C・バトラー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
ロイ・シャイダー (マーティン・ブロディ署長)

        *        *        *

ブロディ署長だけになってしまったので人間ドラマとしておもしろくない。1作目は三者三様のキャラクターと、サメとの執念の対決がよかったのに、今回はサメの襲われる恐怖だけ。それも海上に出ない限りは教われないと分っているのに会場に出て物語を構築しないといけないのだけど、彼らはその危険を承知せずに海上にでるからアホに見える。

<あらすじ>
あれから3年。事件直後は、海水浴客はバッタリ途絶え住民の生活はおびやかされたが最近ではやっと客足も戻り、夏の海開きを前に活気づいてきたマサチューセッツ州の小さなリゾート・タウン、アミティ。新しいホテルのオープン記念式典があり、市長のスピーチが終ってミス・アミティのティナがテープ・カットし祝典の最後を飾っている頃、沖でスキン・ダイビングしていた2人の男が行方不明になり、翌朝、漂着した無人のモーターボートが発見された。報告を受けたブロディ(ロイ・シャイダー)は途端に不安に襲われる。
数日後、町の老人が、偶然、水上スキーを楽しんでいた少女が突然転倒し、ボートが粉々になるという現場を目撃する。翌日、マイクは仲間の若者とヨットを何隻かつらねてアミティから数マイル離れた半島の灯台まで遊びに行き、そこで何ものかに腹を喰いちぎられたシャチの死骸を見つける。ブロディは市長ボーンを訪ね、処置をとるように申し入れるが無駄に終わる。神経過敏になっているブロディは、ある日サメらしいものを見張塔から発見し、全員を海中から退避させるべく拳銃を乱射、その結果市長からクビを言い渡される。
翌日、父の注意を無視したマイクら若者達がまたヨットで沖に向った。子供たちのいない事を知ったブロディは彼らのあとを追い、サメに襲われた別のヨットを発見する。警備隊のヘリコプターまで巨大なサメに襲われ、子供達は洋上に孤立した。そこに到着したブロディは父親に助けを求める叫び声に恐怖も醒め、サメにケーブル線を叩きつけ、サメの歯牙にケーブル線をわたした。ケーブル線を噛み切った瞬間、感電したサメは炎と化し海中に沈下していくのだった。

by ssm2438 | 2009-10-13 22:30
2009年 10月 13日

ジョーズ3(1983) ☆

f0009381_231491.jpg監督:ジョー・アルヴス
脚本:リチャード・マシスン、カール・ゴットリーブ
撮影:ジェームズ・A・コントナー
音楽:アラン・パーカー
テーマ音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
デニス・クエイド (マイケル・ブロディ)
ベス・アームストロング (キャスリン・モーガン)
ジョン・パッチ (ショーン・ブロディ)
リー・トンプソン (ケリー・アン・ブコウスキ)
ルイス・ゴセット・Jr (カルヴィン・ボーチャード)

        *        *        *

べつにファンではないが、リー・トンプソンのビキニ姿がみられると、ちょっと嬉しい(苦笑)。

実はこのブログを描くまで知らなかったのだが、ここに出てくるマイケルとショーンは、あのブロディ署長の子供ってことなんですね。ちゃんと話はつづいてたんだ。

設定は悪くない。海のテーマパークという限定された環境にしたのは良いと思うが、でも、映像がしょぼい。3D画面を無理やり入れてるのでそこだけ絵がちゃちくなる。こういう子供だましはやらんほうがいいな。制作サイドのセンスの無さがもろ出ている。合成もしょぼいし・・、ほとんどキャンプにいっていちゃついてたら襲われる『13日の金曜日』のノリ。でも、このジョーズはのろい。サメとの距離感を見せるカットがないので演出は下手すぎ。しかし・・・サメって後ろ向きに泳げるんかい?? 

<あらすじ>
フロリダに海のテーマパークが完成した。ブロディ警察署長の息子マイク(デニス・クエイド)はチーフ・エンジニアとして、恋人で海洋生物学者のキャスリン(ベス・アームストロング)と共に、そこで働いていた。マイクの弟ショーンも戻ってきて、アトラクションの水上スキーの女の子ケリー(リー・トンプソン)と仲良くなる。いよいよテーマパークがオープン。そこに巨大なホワイト・シャークがあらわれる。
以下、しょぼい合成映像と、巨大だがまるでロボットのように動きの遅いサメの映像がつづく。

by ssm2438 | 2009-10-13 21:50
2009年 10月 13日

刑事マルティン・ベック(1976) ☆☆

f0009381_17354239.jpg監督:ボー・ウィデルベルイ
脚本:ボー・ウィデルベルイ
撮影:オッド・イエル・サルテル
音楽:ビョルン・J・リンド

出演:カルル・グスタフ・リンドステット、スヴェン・ヴォルテル

        *        *        *

スウェーデンの刑事ドラマ。きちんと作ってるけど、正直なはなし、私でも退屈でした。アクション映画ではない刑事モノということで、ある意味新鮮、悪く言えば地味。今の『ダイハード』とかで慣れてる人にはちょっと退屈かもしれない。タイトルにもなっている主人公のベック刑事はけっこうなおじさん。それも個性はかなり抑え目で、普通の刑事さん。はじめてみた時は誰が主人公なのかわからなかった(苦笑)。おまけに、最後の狙撃犯のおおとりもおのの途中で撃たれて前線から離脱、おい、主人公が事件を解決しないでいいのか!?

<あらすじ>
ある夜、ストックホルムに入院中のニーマン警部が殺された。犯行現場に到着したマルティン・ベック刑事(カルル・グスタフ・リンドステット)は部下のエイナル・ルン(ホーカン・セルネル)とグンヴァルド(トーマス・ヘルベルク)らと共に早速取り調べを開始した。調べるうちにベックはニーマン警部が勤務先のクララ署では評判が悪く、悪名高い人物であったことを知る。ルンは、ニーマンに反感を持っている人々を調査し、何人かに的をしぼった。そして以外にもエリクソン(イングバル・ヒルドバル)という元巡査の男が浮かびあがる。ベックとルンはエリクソンが射撃の名手でしかも、銃をもったまま家を出たきりであることをつきとめ、ほぼエリクソンが犯人であることを確信する。その頃、再び事件が起こり、警官が二人狙撃される。犯人はビルの屋上にたてこもり、警官たちを目がけて次々に発砲した。それは、やはりエリクソンだった。警察のミスから、愛する妻を失なったエリクソンは復讐の鬼と化して、警察を攻撃するのだった。ビルの周囲は交通止めになり、ヘリコプターまでが出動してあらゆる手を下すが、すべて失敗に終わってしまう。ベックも胸を撃たれ負傷する。しかしグンヴァルドの努力で、民間人の一人とハルトを連れて決死の乗り込みに成功、エリクソンはついに逮捕されるのだった。

by ssm2438 | 2009-10-13 17:14
2009年 10月 13日

濡れた唇(1968) ☆☆☆☆

f0009381_035521.jpg監督:クラース・フェルボム
製作:ベルト・サンドベルイ
脚本:イヴォンヌ・アンデルソン
撮影:オーケ・グルクビスト

出演:モニカ・ノルドクヴィスト
    オルガルド・ウエルトン
    B・マルムステーン
    リッシ・アーランド
    エリック・ヘル

    *     *     *

なんという、エロチック・サスペンス。なんだ、この魅力は!!素晴らしい!!
ムードはロベール・アンリコ。主演のモニカ・ノルドクヴィスト嬢は美しく可憐で、いやらしく、清楚で悪魔的だ。これ、傑作だよ。おそるべし、スウェーデン映画! 1968年にこんな悪魔的なに魅力的な映画を撮ってるなんて・・・。ちなみにこの画像は当時のチラシみたいです。本編は白黒。で、このチラシみたいにばんばん脱いでません。しかし、ポイントポイントではみせてくれます。とにかく、男を背中を与えるポーズがすごくそそる。「私を好きにしていいですよ・・」みたいな無言のメッセージ。実は脱いでいるところよりも、ミニスカート+ブーツで森の中を歩いているところのほうがなぜか燃える。そんなに別嬪さんではないのだけど、雰囲気の出し方がすばらしい。必見女優だ。

物語は時間軸を解体してあるので、初めはなにがどうなってるのか非常に分りづらかった。

あるペンションを借りて休暇を楽しんだ夜の道、カルミラ(モニカ・ノルドクイスト)の見ているまえで義父のグンナール(オルガルド・ウエルトン)が白い車に引かれる。その車から降りてきた男は、グンアールが死んでいることを確認すると助手席に乗り、逃走する。ハンドルを握っていたのは彼の妻で、パーティの帰りにだった。男は医者で、誰も見ていなかった思い込み、このまま警察には届けないことにして、車を点検し血痕などをふきとっている。そのときラジオからその事故のニュースが流れてくる。目撃者の証言だとそれは黒いアメリカ車だったそうだと報道されている。胸をなでおろすその男。レンタルではあきたらず、所有欲だしてDVD買ってしまいました。

物語はこんなエピソードから始まるが、これから分割的にそれまでの回想が語られる。

f0009381_0353140.jpgカルミラは、母と、母の再婚相手のグンナールと3人で住んでいた。しかし、グンナールがカルミラに魅力を感じ始めているのを懸念してカルミラを家から出すことにした。カルミラは一人で部屋を借り、ベラという女が経営するクラブで金持ちの男を相手にホステスとして働いていた。
そんな生活をして時がたったある日、新聞で母の死を知った。埋葬の日、カルミラはグンナールと再会した。実家に帰ってみるとカルミラの部屋はそのままだった。「私からは連絡しないが、帰ってきたくなったらいつでも帰ってきていいんだよ」と鍵をわたされる。
二人の時間がすこしづつ復活し始める。グンナールは休暇をとってペンションに行こうとカルミラを誘う。まだ戸惑いはあるものの、カルミラはその誘いを受けて二人で2週間ペンションで過ごすことにした。そしてカルミラは、震えながら服を脱がすグンナールの手のなかで、身を任せることにする。

実はカルミラはお父さん趣味なのだ。しかし、その交通事故でグンナールは死んだ。現場検証では、警察に嘘の証言をしたカルミラ。ほんとは白い車だったのに、黒いアメリカ車だと証言した。カルミラは事故を起こした車を自分で探し始める。そして見つけた。男は医者のペル(B・マルムステン)、そしてハンドルを握っていたのは妻のマリア(エリック・ヘル)だった。彼女は罪の意識からノイローゼになり、アルコールに依存していた。

f0009381_031442.jpgカルミラは患者としてベルの前に現れる。最初は彼女の存在に恐怖するベルだったが、彼女が警察にいくつもりはないことを感じると、身寄りのない彼女を自分のところで引き取ることにする。カルミラは父がほしかったのだろう。3人の生活が始まる。自分が愛情を注いでいる間はカルミラは警察に行くことはない。しかし、ベルもまたカルミラの魅力に参ってしまう。カルミラと情事を重ねるようになり、それを妻のマリアも感づきはじめる。マリアは「お金を上げるから出て行って」と二人の時にカルミラに告げるが「なんのためのお金なの?」と、出て行くきはなさそう。神経が衰弱していくマリア。
別荘のボート小屋の中で、ペルとカルミラは愛しあっていたところをマリアが発見、外から鍵をかけ、ボート小屋にガソリンをまき、火を放つのだった。中からは夫ベルの叫び声がきこえてくる。その声も燃え盛る炎のおとこ聞こえなくなる。。

とにかく、モニカ・ノルドクイスト嬢、そこにいるだけでお父さん、参ってしまいます。『そして、デブノーの森へ』アナ・ムグラリス嬢に勝るとも劣らない魅力的なミューズです。

by ssm2438 | 2009-10-13 16:34