西澤 晋 の 映画日記

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2009年 11月 16日

イヴの総て(1950) ☆☆☆☆

f0009381_031111.jpg監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
脚本:ジョセフ・L・マンキウィッツ
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:アルフレッド・ニューマン

主演
アン・バクスター (イブ・ハリントン)
ベティ・デイヴィス (マーゴ・チャニング)
ジョージ・サンダース (アディスン・デヴィット)
セレステ・ホルム (カレン)
ヒュー・マーロウ (ロイド・リチャード)
バーバラ・ベイツ (フィービー)

マリリン・モンロー (ミス カスウェル)

        *        *        *

田舎から出てきた女優志望のアン・バクスターが、それまでのブロードウェイの大女優のベティ・デービスの付き人となるのを皮切りに、批評家やマーゴの周りにいる人々に取り入ってゆく。マーゴの代役として出演するチャンスをつかみんだイヴは批評家たちから絶賛される。これを皮切りに、劇作家や有名批評家に巧く取り入り、マスター女優へのし上がっていく。一見、虫も殺せないような清楚な女が、実は性悪女だったという、怒涛のシナリオが素晴らしい。監督・脚本のジョセフ・L・マンキウィッツはこの作品で2年連続のアカデミー賞脚本賞監督賞を得ている。
ポール・バーホーベン『ショーガール』を見ると、あ、『イブの総て』のアレンジだって思うひとも多いはず。

ちなみに、ほとんどの主演の表記にはベティ・デービスのほうが上に書かれているが、実際はアン・バクスターが主演。当時の女優格付けの問題があってのことだろう。

<あらすじ>
物語は、アメリカ劇界最高の栄誉であるセイラ・シドンス賞が新進女優イヴ・ハリントン(アン・バクスター)に与えられるところからはじまる。満場の拍手のうち、イヴの本当の姿を知る数人の人達だけは、複雑な表情で彼女の受賞を見守るのだった。

その8ケ月前、劇作家ロイド・リチャアズ(ヒュー・マーロウ)の妻カレン(セレステ・ホルム) は、毎夜劇場の楽屋口で大女優マーゴ・チャニング(ベティ・デイヴィス)に憧れの目を向けている田舎娘イヴを知り、マーゴに紹介した。その哀れな女優志望の娘の身上話はひどくマーゴを感動させ、イヴはマーゴのアパートに住込んで付き人をすることになった。しかしイヴの利発さに、マーゴは愛情とともに次第に警戒心を抱きはじめる。
イヴは、マーゴの知らぬうちに批評家アディスン(ジョージ・サンダース)に真価を認められるに至った。マーゴはビルやロイドに当り散らし、その横暴さはカレンまで立腹させた。カレンはマーゴをこらしめるため自動車旅行の途中わざと車のガソリンを抜いてマーゴを欠勤させ、イヴを舞台に立たせた。
処女出演は大成功で、アディスンはイヴへの賛辞を書きたてた。この記事でカレンも態度をひるがえしかけたところで、イヴは逆にガソリン事件を種にカレンを脅迫し、マーゴが主演するはずだったロイドの用脚本をもぎとる。そしてロイドと結婚してブロードウェイを征服しようとしたイヴだったか、イブの過去の偽りにみちた正体と汚ないヤリ口の証拠はすべてアディスンに握られていた。「今夜からお前は私のものだ」というアンディスンに従うしかないイブ。そして彼女主演の舞台は大成功。セイラ・シドンス賞受賞へとつづく。
彼女が「自分の成功は私をささえてくれた何人かの人もものだ」という彼女のスピーチにも、踏み台にされたそれぞれの人たちの顔に笑顔はない。

ホテルに帰ったイヴは、一息つこうとして鏡をみると其の中に一人のみしらる女性がいるのを見つける。フィービー(バーバラ・ベイツ)という演劇志望の少女は、イブかかつてマーゴとりいったように、イブにとりいっていく。ドアベルがなるとフィービーが付き人のようにドアをあける。外にはアンディソンが立っていた。彼はフィービーの中にある種の魅力を感じる。
「誰だったの?」の問いに、「タクシーの運転手がオスカーをとどけてくれただけです」と言うフィービー。イヴが寝室に入った後この少女は、イヴの衣裳をつけて鏡の前に立ち、丁度8ケ月前にイヴがマーゴの衣裳でしたと同じように、自らの姿に法悦を感じていた。

ラストカットが、アン・バクスターでもベティ・デービスでもなくバーバラ・ベイツのアップで終わる。時代の残酷な流れの表現するすばらしいカットだ。

おまけ:マリリン・モンロー(奥・中央)、アン・バクスター(左)、ベティー・デービス(右)
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by ssm2438 | 2009-11-16 00:31
2009年 11月 15日

三十九夜(1935) ☆☆

監督:アルフレッド・ヒッチコック
f0009381_3484526.jpg脚本:チャールズ・ベネット
    アルマ・レヴィル
    イアン・ヘイ
撮影:バーナード・ノールズ
音楽:ルイス・レヴィ

出演:ロバート・ドーナット、マデリーン・キャロル

        *        *        *

ヒッチコックのイギリス時代の代表作。
原題は「39階段」。なんで「39夜」になったんでしょうね????

話がどうのこうのというよりも、人間の可能性を触発する映画だった。ヒッチコックの映画のなかではある意味めずらしい。この物語のキーマンはミスター・メモリー(ウィリー・ワトスン)。彼は舞台で、記憶力の達人として、客席からの様々な質問に回答して喝采を浴びている。そんなシーンを主人公がみるところから物語が始まる。

最終的にこのミスターメモリーに、国防に関する機密事項を全部暗記させて国外にもちだそうという計画をたてるものがいる。物語の最後に、このミスター・メモリーは撃たれて死ぬのだけど、そのまえに、暗記したことがたをつうつうたらりと語っていく。「新型エンジンの特徴は圧縮比の増加・・・数式はR分のR-1のr乗・・・」 そして、「・・・頭から秘密が抜けていって嬉しい・・・」 とといって死んでいく。

これは感動したね。
人は、その人しか出来ない何かと言うのがぜったいあって、それをやるべきなんだよ。人がやる気になればそのくらいのことは出来るんだ!ってことと、やれる人間がやらなければならないんだ! それこそがその人の存在意義だ!!!って思えるんだ。 物語はどうでもよくって、形而上学的に感動した。

by ssm2438 | 2009-11-15 03:35 | A・ヒッチコック(1899)
2009年 11月 15日

バルカン超特急(1938) ☆

f0009381_3234348.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:エドワード・ブラック
脚本:シドニー・ギリアット
撮影:ジャック・コックス
音楽:ルイス・レヴィ

出演:マーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレーヴ

        *        *        *

『フライトプラン』とか『フォーガットン』は、この映画が元ネタじゃないだろうか。
架空の国からロンドンへ帰る列車のなかで一人の貴婦人が消える。しかし、乗客は「そんな人は見なかった」と口をそろえていう。

個人的には「架空の国」という設定がどうもすかんな。危機感が薄くなる。おかげで最後まで感情移入できないままみてしまった。歌で暗号をつたえるという、なかなかお洒落な伝達術。でも、最後の森の中でのドンパチは・・・ちと迫力不足かな。ま、このへんが説明しか出来ないヘボ演出家の限界だろう。
そうはいってもヒッチコックのなかではちょっと小洒落た作品。でも「ヒッチコックは面白いんだ!」という先入観をもってみないことには面白いとは言いがたいが、私にみたいに「ヒッチコックはつまらないんだ」って思ってみると、ちょっとだけ面白いかもって思える(苦笑)。

by ssm2438 | 2009-11-15 02:57 | A・ヒッチコック(1899)
2009年 11月 15日

マーニー(1964) ☆

f0009381_245292.jpg監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジェイ・プレッソン・アレン
撮影:ロバート・バークス
音楽:バーナード・ハーマン

出演:ショーン・コネリー、ティッピー・ヘドレン

        *        *        *

ヒッチコック作品にショーン・コネリーが出てる・・ってだけで借りてみた作品。でも出来はいまいち。全然つまらなかった。演出がひどい。昔のものだからこれでいいというひともいるだろうが、少なくとも私にとっては昔も今もひどいものはひどい。
物語はマーニー(ティッピー・ヘドレン)の心のそこにある深層心理にたどりつき、それの恐怖から自己を開放するという、まあ、よくある精神分析系ドラマ。こういうドラマであのヒッチコックの感情の説明過剰演出&状況の作為的演出をされてもムードもへったくれもない。

<あらすじ>
マーク(ショーン・コネリー)が結婚した相手マーニー(ティッピー・ヘドレン)には泥棒ぐせがあり、それが無意識のうちにおこなわれているらしい。
マーニーの母親は昔娼婦だった。マーニーが5歳の時、母親に迫った水夫を夢中で殺してしまった。以後、母親はその件を秘密にし、マーニーには男を遠ざけて育てた。マーニーは母親に対して何事かわけのわからない特別の恩を感じていたらしく、そのために盗みを働き、母親に貢いでいたというわけだった。マーニーは初めて自分の行動を支配していた無意識の動機をさとり、自己破壊の精神衝撃から解放され、マークとの再出発の自信をとり戻した。

by ssm2438 | 2009-11-15 02:29 | A・ヒッチコック(1899)
2009年 11月 14日

エイリアンVS. プレデター(2004) ☆☆

f0009381_23293324.jpg監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
撮影:デヴィッド・ジョンソン、キース・パートリッジ
音楽:ハラルド・クローサー

出演
サナ・レイサン (レックス)
ラウル・ボヴァ (セバスチャン・デ・ローサ)
ランス・ヘンリクセン (チャールズ・ビショップ・ウェイランド)
エン・ブレムナー (グレーム・ミラー)

        *        *        *

これ、どうせしょうもないものだろうと思ってみたら、意外と面白かった。南極の地価のピラミッドのなかで展開する話は、まるでゲーム感覚なのでおもしろくもなんともないのだけど、人間が逃げ惑うだけのエイリアンをスパスパ斬り倒すプレデターを見てると、鬱憤ばらし的な爽快感を感じる。
しかし・・『エイリアン3』では、エイリアンの幼虫を体に宿していたリプリーがエイリアンに襲われなかったの、それをやどしたプレデターはがっつんがっつん襲われて、ズボズボ刺されてるし・・。でも、とりあえず最後はその死体から新たなニューボーンエイリアン(口は4方向にひらくぞ!)が生まれるし・・。

<あらすじ>
2004年。癌により死期が迫っている億万長者の実業家ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は、環境問題専門家で女性冒険家のレックス(サナ・レイサン)をガイド役にした国際チームで、南極の地下深く眠る巨大ピラミッドを探索する。しかしそこはクイーン・エイリアンが鎖でつながれている檻だった。産卵により生まれた無数のエイリアンと、母船から地球に降下した3体のプレデターとの壮絶な死闘が開始される。一人また一人と次々命を落としていく調査隊のメンバーたち。生き残りはレックスだけ。彼女はプレデターと共闘するようになり、大量繁殖したエイリアンたちを爆殺。クイーン・エイリアンとの戦いでプレデターは倒されるが、そのエイリアンも海に沈んだ。まもなくプレデターの仲間たちが現われ、遺体を運んで宇宙へと去ってゆく。しかし母船の中で、その遺体の中からエイリアンが産まれてしまうのだった。

by ssm2438 | 2009-11-14 23:30
2009年 11月 14日

天国の日々(1978) ☆☆☆☆

f0009381_4532367.jpg監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
撮影:ネストール・アルメンドロス
    ハスケル・ウェクスラー
美術:ジャック・フィスク
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:リチャード・ギア
    ブルック・アダムス
    サム・シェパード

        *        *        *

世間では巨匠とよばれるテレンス・マリック。個人的にはさほど面白くもなんともないと思う。この映画も本来☆☆でも十分なのだが、それにあまりあるネストール・アルメンドロスの画面がすごい。もうこれは神業だ。なのでさらに☆☆おまけ。

ネストール・アルメンドロスといえば、『天国の日々』マジックアワーのリンクが定番。彼はきわめて玄人好みのシネマトグラファーで、フィルターとかは使いたくない人。そんな彼がこだわるのがマジックアワーと呼ばれる、空はまだ夕方だが、大地は夕暮れという貴重な時間帯。20~30分あるかないかの時間帯なのだが、この映画はその時間をまって撮影された。画面をみるとこのシーンを撮るのに雄に30分はかかるだろうし、そのその準備を考えると1日に一カット(台詞のアップならもっといくだろうけど)くらいしかとれなかったのかもって思ってしまう。

ただし、ネストール・アルメンドロスが撮った作品は全部いいのかといえばそういうわえけではなく、この映画が特別なのは、やはりテレンス・マリックの映像センスがすばらしいのだと思う。それを彼が撮ることでこのようは壮大な映画にふさわしい画面になったということなのだろう。その証拠に『シン・レッド・ライン』ジョン・トールが撮影監督をつとめたのだが、あの映画もやはり映像派すばらしかった。
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by ssm2438 | 2009-11-14 03:56 | N・アルメンドロス(1930)
2009年 11月 11日

レオン(1994) ☆☆☆

f0009381_12172348.jpg監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
音楽:エリック・セラ

出演
ジャン・レノ (レオン)
ナタリー・ポートマン (マチルダ)
ダニー・アイエロ (トニー)
ゲイリー・オールドマン (ノーマン・スタンフィールド)

        *        *        *

リュック・ベッソンの映画にはある種の幼稚性があるようにおもう。それが親近感をもつのだろう。幼稚性をもった監督さんはほかにもいる。ティム・バートンもそうだろうし、ジャン=ピエール・ジュネもそうだろう。ポール・トーマス・アンダーソンもそうかもしれいなし、スティーブン・キングもそうだろう。かれらの描く世界は、お話は、小学生~中学生がみる夢なのだ。それを大人社会で具現化した映画といっていいだろう。ゆえに誰の中にもこっているその幼稚性と共鳴してある種の面白さを感じさせる。
一番洗練されているのはスティーブン・キングだろう。キングの場合は語り口があまりに大人の文才によるものなので、それがあまり感じられないかもしれないが、お話のコアは、その幼稚性からくるものだ。語り口がベタなおはこのリュック・ベッソン。しかしリュック・ベッソンの場合は、中学生くらいの夢を具現化するもので、そのへんが、他の幼稚性をもった監督さんよりはアダルトな感じをあたえていて、彼らのなかでは入っていきやすいともいえる。
もうひとり、リュック・ベッソンよりやや年上のあたりの幼稚性を具現化しているのが『シックスセンス』ナイト・シャマラン。これは高校生くらいのファンタジックな夢を題材にしているとおもう。あとポール・バーホーベン。この人も高校生くらいの幼稚性を描いている人だね。

<あらすじ>
ニューヨーク。レオン(ジャン・レノ)は完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。彼の唯一の楽しみは、鉢植えの観葉植物に水を与えることだった。彼の隣の部屋に12歳のマチルダ(ナタリー・ポートマン)の家族がすんでいた。ある日スタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)と部下たちが彼女の父親を訪ねて、預けたヘロインをかすめ取った奴がいると言い、明日の正午までに盗んだ奴を捜せと告げて帰る。翌日彼らは再び現れ、4歳の弟も含めてマチルダの家族を虐殺した。幸い買い物に出掛けて留守だったマチルダ。部屋に戻った彼女は涙をこらえながら部屋を通り過ぎると、レオンの部屋のドアベルを鳴らした。突然の訪問者にとまどうレオンに、マチルダはしばらく匿ってほしいと頼む。さらに彼が殺し屋だと知ったマチルダは、最愛の弟を殺した相手に復讐するために、自分も殺し屋になりたいと懇願する。
始めは断ったレオンだが、自分の正体を知った少女を殺すことも追い出すこともできず、彼女との奇妙な共同生活を始める。安ホテルに移り住んだレオンは少女に殺しのテクニックとセオリーを教え、マチルダは彼に読み書きを教えた。2人の間には父娘とも男と女ともつかない新しい感情が芽生えていく。
そんなある日、マチルダは偶然、スタンフィールドの正体がDEA(麻薬取締局)の汚職捜査官であることを知る。復讐を固く決意した彼女はレオンが留守の間にスタンフィールドを付け狙うが、逆に取り押さえられてしまう。レオンは急いで彼女を救出するが、仲間を殺されたスタンフィールドは、何百という警官隊を率いてホテルを完全包囲した。一緒に残ると泣くマチルダ。そんな彼女を説き伏せてなんとかを外へ逃がす。スタンフィールドに背後から撃たれたレオンだが、レオンの仕掛けた爆弾でスタンフィールドも爆死した。ひとりぼっちになった彼女は厚生施設に入り、レオンが残したあの鉢植えの観葉植物を庭に植えた。

by ssm2438 | 2009-11-11 12:17
2009年 11月 11日

ターミネーター(1984) ☆☆☆☆

f0009381_4593558.jpg監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデル

出演
アーノルド・シュワルツェネッガー (ターミネーター)
マイケル・ビーン (カイル・リース)
リンダ・ハミルトン (サラ・コナー)

        *        *        *

『殺人魚フライングキラー』で苦汁をなめたジェームス・キャメロン、起死回生の一発。脚本はゲイル・アン・ハードだ! このころはもうもう結婚してたのかな? たぶんしてなかったのだろうな。きっと私生活では一番楽しいじきだったのだろうと予想する(大きなお世話だけど)。

スケール的にはT2にはるかに劣るのだが、その貧乏くさいなかでの特撮で、当時みてもかなりしょぼかったのだが、それでも勢いとしつこさで一気に駆け抜けた物語。こういうのみるとなんだか幸せになるやね。そして1985年のアボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリを獲得。ぱちぱちぱちぱち!
実は同年にはスティーブン・バロン『エレクトリック・ドリーム』という楽しい映画もあったのだが、勢いでおしきってしまったな。そのの『エレクトリック・ドリーム』観客賞黄金のアンテナ賞を獲得。しかし・・観客賞を『ターミネーター』から奪い取ったこの作品もただものではない。少なくとも観客は『ターミネーター』ではなく『エレクトリックドリーム』を支持したということなのだから。ちなみにこの年、日本からは『里見八犬伝』が出展されたが何も取れなかった。あたりまえか・・。

基本ストーリーはかなり単純。未来世界で人類と機械が戦争してるのだけど、過去にもどって人類の指導者の親になる人を殺しちゃえばいいだろうって、未来から暗殺者がくる話。ま、普通に考えると、どうせなら其の前の世代も、其の前の前の世代も、まとめて同時多発抹殺しとけばよかったんじゃないの?って思うけど、ま、それは映画のいいわけなので受け入れよう。
未来からきた抹殺者がアーノルド・シュワルツェネッガーふんするターミネーター。狙われるヒロインがリンダ・ハミルトン。まだこのころはマッチョじゃなくてけっこううぶで可愛かった。そして彼女を守るための未来からおくりこまれたのがマイケル・ビーン。しつこいまでのターミネーターの追撃がとても刺激的な映画。この映画でアーノルド・シュワルツェネッガーもジェームス・キャメロンもドル箱スターに仲間入りしたのでした。

by ssm2438 | 2009-11-11 05:04
2009年 11月 11日

ターミネーター2(1991) ☆☆☆

f0009381_4261857.jpg監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー
撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデル

出演
アーノルド・シュワルツェネッガー (ターミネーター)
リンダ・ハミルトン (サラ・コナー)
エドワード・ファーロング (ジョン・コナー)
ロバート・パトリック (メタル・リキッド・ターミネーター)

        *        *        *

アーノルド・シュワルツェネッガーで売るのはいいのだけど、あれは悪人のターミネーターだったから面白かったのに、善ダマになって帰ってこられるとちょっとやだなあ。でも、制作費は倍増(それ以上)になってるのでCG使いまくり、見た目も派手になって楽しめた。・・そうはいっても、やっぱり貧乏なりのガンバリズムが前作のでは楽しかったのに、今回はちょっとその点ではいまいちだったかも。でも、どちらもそれなりに面白い映画でした。リンダ・ハミルトンもマッチョに変身してしまったし、おおおって感じでした。ただ、個人的にはエドワード・ファーロングが生理的に好きではないので、ちと不満。そうはいっても普通のエンタな映画に仕上がっている。

<あらすじ>
あれから10年後の1994年のロサンゼルス、人類滅亡の日は3年後に迫っていた。そこにふたたび2体のターミネーターが送り込まれてきた。一体は未来社会を支配しているミリタリー・コンピューター、スカイネットにより送り込まれたT1000型(ロバート・パトリック)。彼の目的は、未来の指導者となるべく運命づけられた少年ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)を抹殺するというもの。もう一体は未来のジョン・コナー自身が送りこんだT800型(アーノルド・シユワルツェネッガー)で、少年ジョンを守ることを使命としてインプットされていた。その頃、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、核戦争が勃発し人類が滅亡するという危機を人々に訴えようとして精神病院に送り込まれていた。

ジョンを狙うT1000。その前にT800が立ちふさがる。二人はサラを救い出そうと病院に向かう。サラは厳重な警備を死闘の末に抜け出し息子ジョンと再会するが、以前自分を殺そうとしたターミネーターをみて驚いた。しかし彼の話を聞くと、その話を信じるようになり、共に人類を滅亡の危機から救おうと行動を開始する。
の人類滅亡の危機を招くことになる革命的な新型コンピューター・チップの研究をストップさせるためにその研究施設を襲う彼等だったが、T1000があらわれT800と死闘となる。機関銃の連続発射にもぐにゃりと体の形を変え再生しては攻撃してくるT1000だったが、遂に溶鉱炉に追いつめられ、溶けて壮絶な最期を遂げた。ジョンの命を守り続けたT800も、夕ーミネーターの研究素材として人類滅亡の危険性を秘めている。T800は、溶鉱炉の中に自ら沈んでいくのだった。

by ssm2438 | 2009-11-11 04:28
2009年 11月 11日

ターミネーター3 ☆☆

f0009381_401626.jpg監督:ジョナサン・モストウ
脚本:ジョン・ブランカトー、マイケル・フェリス
撮影:ドン・バージェス
音楽:マルコ・ベルトラミ

出演
アーノルド・シュワルツェネッガー (ターミネーター)
ニック・スタール (ジョン・コナー)
クレア・デインズ (ケイト・ブリュースター)
クリスタナ・ローケン (女ターミネーター)

        *        *        *

シュワちゃんも歳とったし、彼でターミネーターやることの意味もあまりなくなってきてる。そもそもアーノルド・シュワルツェネッガーでないといかんという設定でもないし、あのタイプのターミネーターを出し続けることにむりがあるんじゃないかな。コンセプトがらりと変えないとだめそうかなって思った。
しかし、今回の根本的問題は、人間描写の弱さだろう。T1ではリンダ・ハミルトンが必死で逃げるし、マイケル・ビーンが必死でサポートする。T2では、リンダ・ハミルトンとエドワード・ファーロングが逃げつつ、シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが必死に防戦する。人間サイドの必死の逃亡劇が充実してたのだけど、今回のT3では、それが薄かったかな。ターミネーター同士のケンカでにぎやかしてたけど、それだとちょっとこの映画の本質とはちがってきてしまったような・・・。

でも、クリスタ・ローケンはよかった。他の作品でなかなかブレイクしてないみたいだけど、どこかでビッグヒットつくってほしいものです。それにクレア・デインズもでてるのだし、女性陣はけっこういい人つぎ込んでるのになあ。もったいない。

<あらすじ>
核兵器管理システムのスカイネットが自らの意志を持ち人類を滅ぼす「審判の日」を、阻止してから10年たったジョン(ニック・スタール)、そんな彼を狙って新たな女性型ターミネーターT-X(クリスタナ・ローケン)が送り込まれる。未来のスカイネットはやはり存在し、“審判の日"は先延ばしにされただけだったのだ。
ジョンのもとに、ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現われ、ジョン、彼の妻になる運命だという獣医助手のケイト(クレア・デーンズ)を守る。ジョンとケイトはスカイネットを止めようとするが、ターミネーターが二人を無事に運んだのは、政府要人用の核シェルター。まもなく「審判の日」は起こり、ジョンとケイトはその後の世界で生きていくことを強く決意するのだった。

by ssm2438 | 2009-11-11 04:00