西澤 晋 の 映画日記

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2010年 06月 01日

沈黙の戦艦(1992) ☆☆☆

f0009381_18273748.jpg監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:J・F・ロートン
撮影:フランク・タイディ
音楽:ゲイリー・チャン

出演:
スティーブン・セィーガル (ケイシー・ライバック)
トミー・リー・ジョーンズ (ウィリアム・ストラニクス)
ゲイリー・ビューシイ (クリル中佐)
エリカ・エレニアック (ジョーダン・テイト)

        *        *        *

記念すべき『沈黙シリーズ』の第一弾。

原題は『アンダー・シージ』、「完全に包囲された状況下で・・」の意。

・・かといって、スティーブン・セィーガルがこの物語の主人公ケイシー・ライバックを演じているのはこれと『暴走特急』だけで、ほかの主人公が別人。でも、たとえ主人公の名前が違えどやってるのはスティーブン・セィーガルで、名前が違おうが、役職が多少違おうが、映画の印象がまったく変わらないという(苦笑)、まあ、全部ひっくるめて『沈黙シリーズ』でもいいかと思わせるのが不思議。そうはいってもやっぱりケイシー・ライバックが主役の『沈黙の戦艦』と『暴走特急』はきわめて完成度の高いエンタメ作品だと思う。

本作のケイシー・ライバックの設定は、表向きは戦艦のキッチンをまかされたコックである。彼は元シールズ(海軍特殊部隊)の連隊長だったが、ある作戦で多数死傷者をだし、当時の情報将校を殴打し降格処分になっていたのを、本艦の艦長が彼を身請けし、コック長として新しい任務に就かせていたという設定だ。そしてこのケイシー・ライバックが強い強い。どんな敵が出てきてもセィーガルが負けるとは思えない。ほんとに安心して見られる設定。その安心感が『水戸黄門』をみるような穏やかな優越感にひたらせてくれる。それがスティーブン・セィーガル映画の特徴だろう。

映像的にも本物の戦艦ミズーリを撮っているので航行シーンなどは本物感が楽しめる。それ以外の艦上での主要なシーンは、アラバマ州で記念艦として係留保存されている戦艦アラバマの外観をミズーリ風に改造した上で、同艦で撮影されたそうな。もっとも、ほとんどはその内部の絵なのでセットだし、潜水艦とのランデブーのシーンもセット。ある種のチープさが見え隠れはするが、全体的にはとても楽しんで見られるエンタメアクション映画になっている。
せっかく戦艦だすんだから主砲の一発もうたないとって思ってると、それを撃つシーンをつくってくれるし、その主砲を打つ前までの準備段階の描写など、なかなか楽しめる。できるならもうちょっと轟音とどろき、船体が砲撃の反動で横にずれていくような描写でもあれば嬉しかったのだけど、まあ、砲撃してるのは3本あるうちの1本だけだしね。

<あらすじ>
米国海軍最大最強を誇る戦艦ミズーリ号は、そのキャリアを閉じる日が近づいていた。かつては2400人の海兵を乗せて、必要最小限の人数で太平洋を横断、帰路に向かっていた。そのミズーリがテロリストたちに乗っ取られる。犯人は軍の技術兵ウィリアム・ストラニクス(トミー・リー・ジョーンズ)とクリル中佐(ゲイリー・ビジー)。彼らは核兵器を盗み出し、武器の商人たちに売り飛ばそうとしていた。
完全に制圧されたと思われた艦内に一人の反逆者がいた。かれはケイシー・ライバック(スティーブン・セィーガル)。今はその戦艦のコック長だが実は元シールズの凄腕。ライバックの大活躍で犯人グループは一網打尽にされ、無線連絡で駆けつけた救出隊が到着する前に、ミズリー号は解放されるのだった。

        *        *        *

余談だが、こういう砲撃シーンを再現してほしかったなあ。
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by ssm2438 | 2010-06-01 18:27
2010年 06月 01日

沈黙の要塞(1994) ☆☆

f0009381_23411144.jpg監督:スティーヴン・セィーガル
脚本:エド・ホロウィッツ/ロビン・U・ルシン
撮影:リック・ウェイト
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演:
スティーヴン・セィーガル (フォレスト・タフト)
マイケル・ケイン (マイケル・ジェニングス会社社長)

       *        *        *

見せ方は心得ているも、お子様向けの教育映画に成り下がってしまった。

総てがお子様向け。よく言えばわかり易い、悪く言えば単純。悪役演じるマイケル・ケインにまるで倫理がないので、その悪行に説得力がなく、おかげでドラマの作りとしてはきわめて浅い。おまけに、あたかも大地にい選ばれた子のようにセィーガルをもっていくつくりはお子様むけでかなりステレオタイプ。演出も小手先のかっこつけすぎ演出。もうすこし演出してないように演出するすべを覚えてたら少しは大人のみる映画になるのになあ・・。多分セィーガルもののなかでは一番子供じみているのではないだろうか。かなり知能指数の低い映画である。おまけに音楽のセンスはすこぶる良くない。

しかし、この映画がどうもいけ好かないのはもっと根本的に問題がある。つまり、カタルシスへの冒涜なのだ。これはその昔ホンダがF1に参戦していたころ、伝統の白を基調にしたカラーリングではなくアースカラーを基調にした塗装を施したことがある。あのときに「けっ!」と思った感情と似ている。
F1にはある種のカタルシスがある。たとえガソリンを燃やして二酸化炭素を放出しても、それで大気を汚そうとも誰よりも速く走りたいというその本能的願望を追及している。ゆえに燃えるものがあるのである。それはタバコやアルコールも同じことだ。理性ではタバコが害があるとわかっていても、その一服が至福の安らぎとあたえてくれる(・・らしい。私は吸わないけど)。アルコールだって、それが肝臓に負担をかけるとわかっていても、日ごろのストレスなどを忘却するにはしばし溺れてみたいものだ。
セィーガルの映画だってそうである。たとえ人を殺すのが悪いことだと理性では判っていても、悪党が無慈悲にばったばったと倒させるところを見るとスカッとする。それがセィーガルの映画のカタルシスなのだ。
・・・・にもかかわらず、この映画ではその理性の部分を擁護しやがった。その姿勢がどうにもいけ好かないのだ。日ごろセィーガル自身が携わってる自分が制作している映画の小手先の自己弁護をしているようで、その姑息を感じしまった。気持ちはわかるが、理性的な人からは非難されようとも、セィーガルはセィーガルの映画を製作し続けてほしいものである。

・・・しかし、そうはいっても、部分部分の見せ方はなかなか心得ているなと思わせるカットはおおいにある。

<あらすじ>
アラスカ、イヌイット湾。完成すれば世界最大となるエイジス1と呼ばれる強大な製油採掘&精製工場。その建設工事を急ぐエイジス石油会社には理由があった。ある期日までに石油の採掘が出来なければその土地の使用権はアラスカ原住民の手にもどってしまうのだ。強行にエイジス1の完成をめざす社長のジェニングス(マイケル・ケイン)だが、安全基準テストで不合格のパーツを使用を黙認していた。
そのパーツが原因で採掘所が炎上、石油炎上事故消火の専門家フォレスト・タフト(スティーヴン・セィーガル)の働きにより被害は未然にくい止められたが、彼は事故の真相を調べるうちに不審を感じる。しかしその不良品の事実を告発したフォレストの同僚パーマー(リチャード・ハミルトン)は惨殺され、フォレストも命を狙われ重傷を負った。
イヌイット族の娘マース(ジョアン・チェン)親子に助けられるたフォレストは、稼動すると大惨事を招きかねないエイジス1を爆破するしかないと判断、これをマースと共に実行していく。

by ssm2438 | 2010-06-01 17:44
2010年 06月 01日

暴走特急(1995) ☆☆☆

f0009381_23523849.jpg監督:ジョフ・マーフィ
脚本:リチャード・ヘイテム/マット・リーヴス
撮影:ロビー・グリーンバーグ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

出演:
スティーヴン・セィーガル (ケイシー・ライバック)
キャサリン・ハイグル (サラ・ライバック)
エリック・ボゴシアン (トラヴィス・デイン)
エヴェレット・マッギル (ペン)

        *        *        *

おおおおお、キャサリン・ハイグルがこんなところに!!
可愛い!!


肩書き上は『沈黙シリーズ第3弾/暴走特急』となっているものもあるが、この主人公ケイシー・ライバック・シリーズ『沈黙の戦艦』とこの『暴走特急』だけである。あとはメーカーが勝手にスティーブン・セィーガルが主演のアクション映画だと『沈黙の・・』とつけるようになってしまったもの。まあ、レンタルビデオヤで棚にならんだもの探すにはいいかもしれないが、オリジナルのタイトルは『暴走特急』である。

しかし、この『暴走特急』、思わぬ拾いものだった。面白い。「おいおい」といいたくなるシーンはやまほどあれど、ついついわくわくしてみてしまう。意味のないドンパチもけっこうあるし、適役の対処方もかなりおバカ。でも楽しい。基本的に列車を舞台にしたサスペンスとかアクションというのは、動ける空間が限定されているので面白くなるものだが、これもその例外にあらず。かなり大雑把なアクション映画だが面白い。おまけにケイシー・ライバックはめちゃめちゃ強いのでもう『水戸黄門』並みに安心して見られる娯楽作品。
実はスティーブン・セィーガルの映画はこれと『沈黙の戦艦』しかみたことがないのだが、少なくとも『沈黙の戦艦』よりはこちらのほうが面白い。あっちは、戦艦のなか・・という社会と隔離された世界だったのでドラマ的に今ひとつ面白くなかった。こちらは特急列車のなかで、乗客もいるし、ポーターもいる。で、時々列車もとまったり、セィーガル自身ものせてもらえなくて、あとから車で追いかけたりと、シーンが単調にならない工夫もされてる。
最後の列車の激突シーンはミニチュアだったり、鉄橋から落とされる人が人形なのがまるわかりだったりするのだが、作っている人たちが楽しんで作っているのが伝わってくるので見ていて実にたのしい。こういう映画は好きだなあ。

それに10代のキャサリン・ハイグルがライバックの姪役で出ている。見てるときは判らなかったが、あとで名前をしらべてみたら「あらら、そうだったのね」と納得。若い頃からインパクトある顔だったんだ。シャーリズ・セロンアシュレイ・ジャッドを足して2で割ったような顔。どちらも趣味なので、彼女ももちろん好きである。
他の女性人もなかなか美人をそろえてあり、どの女性をみても楽しめる。

<あらすじ>
ロッキー山脈を走り抜ける特急列車、グランド・コンチネンタルがペン(エヴェレット・マッギル)をリーダーとする優秀な傭兵グループに乗っ取られる。一味の首謀者デイン(エリック・ボゴジアン)はかつてCIAの衛星兵器開発計画に携わっていたが、性格上の問題から職を追われた。彼はハイテクを駆使して地球の衛星軌道を回る粒子ビーム砲搭載の人工衛星「グレイザー1」を操作する。デインは手始めに、中国の秘密ガス製造工場を爆破する。彼は中東某国と取り引きし、10億ドルの報酬で米国防総省ペンタゴンの地下にある原子炉を破壊しようとしていた。
しかし、この列車には元米海兵隊で対テロの専門家、ケイシー・ライバック(スティーヴン・セィーガル)が、亡くなった兄の娘セーラ(キャサリン・ハイグル)と乗っていた。ケイシーはポーターのボビー(モーリス・チェスナット)の協力を得て、一人また一人と敵を片づけていく。ペンはセーラを囮にケイシーと一騎討ちを挑むが合えなく敗退。政府はようやく衛星兵器の位置を突き止めてこれを爆破、世界の危機は回避される。

by ssm2438 | 2010-06-01 16:53
2010年 06月 01日

沈黙の断崖(1997) ☆☆

f0009381_22334028.jpg監督:フェリックス・エンリケス・アルカラ
脚本:ジェブ・スチュアート/フィリップ・モートン
撮影:トム・ホートン
音楽:ニック・グレニー=スミス

出演:
スティーヴン・セィーガル (ジャック・タガート)
マージ・ヘルゲンバーガー (サラ・ケロッグ)
クリス・クリストファーソン (鉱業界の大物オーリン)

       *        *        *

演出はたるいが、脚本はそれほど悪くはない・・。

今回スティーブン・セィーガルが演じるのは国環境保護庁EPAの調査官ジャック・タガート。これが“ジョン・ブック”って名前でハリスン・フォードだったらとっても意外ときちんとした映画になってたのに。アクション系ので語る話ではないのだ。だからといってスティーブン・セィーガルでも全然悪くないのだがけど、いかんせん演出がもたもたしている。カメラも今ひとつ映画的な画面を提供してくれないし、やたらとカントリー風なテイストを出そうとして映画のテンポを壊してる感じ。監督のフェリックス・エンリケス・アルカラはテレビ畑のひとみたいだが、映画を作る才能はないみたいだ。監督がヘボだったので退屈だったという映画。

<あらすじ>
ケンタッキー州東部田舎町。有害な産業廃棄物の影響と見られる環境汚染が進んでおり、調査中に事故死に見せかけて殺された同僚に代わって、米国環境保護庁EPAの調査官ジャック・タガート(スティーヴン・セガール) がその調査を引き継いぐ。
調査をすすめていくと、次第に町を覆う陰謀の全貌が明らかになり、鉱業界の大物オーリン(クリス・クリストファーソン)の影が浮かび上がる。オーリンは町の人々を買収しており、誰もがタガートには口が重い。よき協力者だったグツドール神父(リヴォン・ヘルム)が殺されるに及んで怒りに燃えたタガートは、オーリンを逮捕する。だが、敵は素早く手を回し、裁判で争った結果、軽い罰金刑だけで済んだしまう。上司までもオーリンに買収されていることを知ったタガートは、独力でオーリンの息子の証言をとりつけ、殺人事件を立証、オーリンに買収された上司も逮捕。ふたたびオーリンを殺人罪で逮捕するのだった。

by ssm2438 | 2010-06-01 15:34
2010年 06月 01日

沈黙の陰謀(1998) ☆☆☆

f0009381_2325330.jpg監督:ディーン・セムラー
脚本:M・サスマン/ジョン・キングスウェル
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
音楽:スティーヴン・エドワーズ

出演:
スティーヴン・セィーガル (ウェスリー・マクラーレン)
カミーラ・ベル (ウェスリーの娘・ホリー)

       *        *        *

ディーン・セムラーいいぞ! セィーガル映画の中では映画的(画面的・演出的)にもっとも完成度の高い映画だろう。

予想に反してとっても良かった。ま、セィーガルの映画なので誰がとっても同じだろうが、このディーン・セムラーが撮ったこの映画は、映画的に完成度が高い。話はもういじくれないが、その話を映画にしていくプロセスを担当したセムラーの手腕は実に評価に値する。もともとセムラーは撮影監督で、ドゥシャン・マカヴェイエフ『コカコーラ・キッド』ケビン・コスナー『ダンス・ウィズ・ウルヴス』の撮影監督で、絵作りに関しては堅実で効果的な画面を提供してくれていた。以前から才能は感じていたが、この映画で確実に認めてしまった。ちなみに私の好きな『ステルス』もこのセムラーが撮影監督をやっている。
しかし監督となるとこの『沈黙の陰謀』『ファイヤーストーム』の二本だけ。されど、この映画の映画としての質の高さをみると『ファイヤーストーム』も見たくなった。セィーガルファンにしてみれば地味でいただけないかもしれないが、セィーガルの映画のなかでも質的にはもっとも高度な映画になっている。

ただ、話は・・・うむむ、ちょっと地味かな。というより、多分この映画の原作になっている話の主人公はこの映画の主人公ほどマーシャル・アーツの達人でもないはずだ。おそらくハリスン・フォードあたりが主役をやってたら調和のとれた映画になっていたのではないだろうか。この映画のネガティブポイントは、セィーガルがセィーガルでなくてもいい作品をむりやりセィーガルの映画にしたてあげたところで、いつものセィーガル映画を期待した人たちにとってはものたりなさをおぼえたかもしれない。最後の花で解決も安易過ぎるし、もうすこし安直でない解決方法がなかったものかと思うし・・・。

今回登場の子役はなんとカミーラ・ベル。うむむむむ、可愛い。可憐だ。清楚だ。目の輝きがまるでキャロル・ブーケだ。セィーガルの映画に登場する子役のなかでは一番魅力的だろう。『暴走特急』キャサリン・ハイグルもよかったけど、この子役時代のカミーラ・ベルのほうが魅力的に見えた。

全体的に地味で、セィーガル映画としていいか悪いかは別にして、実に見ごたえのある映画に仕上がっている。返す返すもディーン・セムラーの仕事に敬意を表したい。

<あらすじ>
かつて免疫学者としてCIAの秘密研究所に勤めていた医師ウェスリー・マクラーレン(スティーヴン・セガール)は一人の町医者として、娘のホリー(カミーラ・ベル) とともに二人モンタナ州の片田舎に移り住んでいた。そんなある日、町を突然新型ウィルスの猛威が襲う。過激派のリーダー、フロイド(ゲラード・サーテン)の仕業だった。フロイドたちはウィルスを拡散させるまえにワクチンを接種していたが、そのワクチンも病気の進行を於染める力はあっても決定的な解決策にはならないことが判明、フロイドたちも死の恐怖を覚える。しかし、ホリーをはじめ何人かはウィルスに免疫がある者いた。フロイドたちはホリーを捕まえその血液成分を研究しようとするが、ウェスリーは娘を助け逃亡。かつてそこで研究をしていた秘密のCIAの生物研究施設でワクチンの研究を始める。

by ssm2438 | 2010-06-01 14:25
2010年 06月 01日

沈黙の脱獄(2005) ☆

f0009381_19481492.jpg監督:ドン・E・ファンルロイ
脚本:ケヴィン・ムーア
    ダニー・ラーナー
    レス・ウェルドン
撮影:ドン・E・ファンルロイ
音楽:スティーヴン・エドワーズ

出演:
スティーヴン・セィーガル (ハーラン・バンクス)
サラ・バクストン (レイチェル刑事)

       *        *        *

才能ない監督さんだった・・。

監督のドン・E・ファンルロイは撮影監督さんあがりのようだが、お話をとる才能はからきしないとみえる。とにかくみててつまらない。しかし、この映画ののちも『沈黙の傭兵』(2006)、『沈黙の報復』(2007)とセィーガル作品で監督をまかされている。しかし、まかされているからといって才能があるわけではない。特にこの作品のアクションシーンのテンポの悪さには脱帽する。
とにかく才能のない監督というのは、意味なくストップモーションをいれる。
とにかく才能のない監督というのは、意味なく時間の流れに変化をつけたがる。
とにかく才能のない監督というのは、意味なくコマ抜きをしたがる。
とにかく才能のない監督というのは、余裕ぶっこきしーんをいれたがる。
とにかく才能のない監督というのは、余裕ぶっこきシーンをいれるまえにあっさり殺してみたくなる。
とにかく才能のない監督というのは、演出すべきことがわかってないので上記のようなことでしか自己主張できない。

<あらすじ>
悪人から大金を盗んでは、恵まれない人々にそのお金を寄付する義賊ハーラン・バンクス(スティーヴン・セィーガル)だったが、恋人との安定した生活をもとめて足をあらし警備会社に就職、現金輸送車の運転手になる。しかし仕事当日、相棒のブルーノは警備員を銃殺して2000万ドルが詰まったスーツケースを奪ってしまう。運転席にいたハーランは後ろ頭に拳銃をつきつけられて、車を運転させられた。しかし、現金輸送車は警察に追われて大破。そのお金を隠したハーランだがショックで現金をどこに隠したか記憶を失ってしまう。
記憶を失ったハーランは第一級犯罪者として、ネバダ州立刑務所に送られてしまうが、所内を仕切るアイス・クール(トレッチ)と共に刑務所からの脱走。自分を陥れたものを血祭りにあげていく。

by ssm2438 | 2010-06-01 14:00
2010年 06月 01日

沈黙の追撃(2005) ☆☆

f0009381_23344912.jpg監督:アンソニー・ヒコックス
脚本:アンソニー・ヒコックス/パウル・デ・ソウサ
撮影:デヴィッド・ブリッジス
音楽:ガイ・ファーレイ

出演:スティーヴン・セィーガル (クリス・コーディー)

        *        *        *

小手先のばたばたカッティングでやたらと変化をつけてる演出がうざい・・

原題は『SUBMERGED』(水中に沈められた)の意。今回は洗脳がテーマになっていて、人々の潜在意識の中に埋め込まれた殺人への衝動のこと。
最後のオペラのところはジョン・フランケンハイマー『影なき狙撃者』をモチーフにしたのかな・・・。こちらは朝鮮戦争時代に北朝鮮に拉致されたアメリカ兵がソ連で洗脳され、帰国するとあるアイテムに反応すると暗殺者に変貌するというもの。
個性的な囚人で構成された部隊というのはアリステア・マクリーン『ナバロンの要塞』『ナバロンの嵐』的な展開。昔からのこの手のアクション映画の基本だろうけど、個人的にはあんまり好みじゃないかな。どうも囚人というのは個人的に好きではないらしい。でその後の展開は、洗脳された兵士たちがゾンビ的に来襲。別の有名な映画のなにかをアレンジしてこの映画にしてるなって感じだが、おもしろくないわけではない。B級ものとしては退屈せずにまずまずみられる映画のうちかな。

ただ、この映画のもっとのネガティブポイントは女の子が綺麗じゃないところだろう。まあ、あんまり出番こそないが、セィーガルの映画は所詮エンタなドンパチなのでボンドガール並の綺麗どころをそろえてほしいものである。というか、他の作品では、マイナーなれどこれからブレイクしそうな綺麗どころをけっこう活用している。個人的にはボンドガールより、のちのちのアタリ率は高いんじゃないかと勝手におもってるのだけど、あたったのは『暴走特急』キャサリン・ハイグルだけかもしれない。しかし『弾突 DANTOTSU』ブランチャード・ライアンは今後絶対人気出ると思うけどなあ。

<あらすじ>
アドリアン・レイダーは洗脳をテーマにした研究をつづけるマッドサイエンティスト。アメリカ政府は米陸軍特殊部隊を派遣するが、テロ組織の伏兵攻撃に遭い壊滅状態。生き残った部隊も捕らえられ、レイダーの人体実験に使われた。
投獄されていた元海軍エリート、クリス・コーディー(スティーヴン・セィーガル)は、レイダー暗殺と捕虜の奪還を命じられ、成功報酬は自由の身と10万ドルの大金。昔の仲間とともに、ウルグアイのレイダーの研究施設である巨大ダムを襲撃するがすでにレイダーの姿はなく、数体の死体が転がっているだけだった。この計画をサポートしていたのがCIAエージェントのフレッチャーだった。コーディーらは残された捕虜を救出し、用意された潜水艦で基地から脱出する。しかし出航直後、洗脳されていた捕虜たちがコーディーに襲いかかってきた。艦内では壮絶な死闘が繰り広げられる。政府が米国戦艦クリントンから潜水艦にミサイル攻撃命令を下す。その攻撃で沈没する潜水艦からなんとか脱出したコーディたちは、巨大な組織犯罪をあばき、レイダーとフレッチャーの命を狙う。

by ssm2438 | 2010-06-01 13:35
2010年 06月 01日

沈黙の奪還(2006) ☆☆

f0009381_2035748.jpg監督:ミヒャエル・ケウシュ
脚本:スティーヴン・コリンズ
    ジョー・ハルピン
    スティーヴン・セィーガル
撮影:ジェフリー・ホール

出演:
スティーヴン・セィーガル (ジャック・フォレスター)
エヴァ・ポープ (タクシーの運転手アーニャ)

       *        *        *

おい、最後は「気」でしとめるんかい!? 行くとこまで行ってるなあ(苦笑)。

映画自体はきわめて普通に見られる出来栄え。これくらいだったら文句でないとおもうけど。今回の話は、娘と二人のヨーロッパ旅行のさいに、生物化学兵器の情報を知らぬ間に運ばされたセィーガルが事件に巻き込まれる話。ルーマニアを舞台に生物平気の情報を取り合いする内外の組織が絡み合ってセィーガルに襲い掛かってくるが、それをばったばったとなぎ倒すセィーガル。

このミヒャエル・ケウシュという監督さん、後に『沈黙のステルス』の監督も任されることになるのだが、そこそこみとめられたのだろう。ポール・糞手ブレ・グリーングラスをまねしてか、姑息な手ブレ画面も多少は使うが最近のセィーガル作品のなかではそこそこ普通にとれるほうである。

今回のヒロイン役のエヴァ・ポープは実は1967年生まれなので、この映画の時には39歳ということになるのだろうが、なかなかいいスタイルをキープしていて良い感じ。どことなくジェイミー・リー・カーティスに似てるかもしれない。日本ではほとんど名前を知られてないようだがちょっと気になる役者さんだった。昔の写真を探してみると、不思議とシンシア・ギブに似てるようにもみえる。

f0009381_2024072.jpgそして、セィーガル演じるジャックの娘を演じるのがスカイ・ベネット嬢(→)なのだが、これがまた実の娘の藤谷文子にどことなくほっぺの感じが似てたりする。『弾突 DANTOTSU』にも娘役が出てくるのだが、彼女も藤谷文子に似ていた。セィーガルの娘さんを演じる役者さんはどこか実娘ににている雰囲気の子役を探しているパパ・スティーブンである。なかなかほほえましい。

しかし、この映画、意味なく女の裸が出てくる。それ自体は目の保養にはなるが、ドラマの中身に全く関係のないものがやたらとおおい。冒頭でてくるジャックの秘書の女性とか・・。最後にジャックの愛人も出てくるが、それが出る必要があったのだろうか? 

<あらすじ>
元凄腕のCIA捜査官で武術の達人でもあるジャック・フォースター(スティーヴン・セガール)は企業家として成功を収めていた。そんなジャックが、一人娘のアマンダ (スカイ・ベネット)と共に亡き妻の故郷であるルーマニアへの休暇旅行を予定していた前日に義父のジョージ(マイケル・エルウィン)から緊急の連絡が入る。彼もアメリカ政府の特別捜査官だった。
ジョージは、アメリカ政府の極秘研究施設で研究が進められていた“MKウルトラ・プログラム”と呼ばれる生物化学兵器の情報を海外に運び出し、売り飛ばそうとしていたのだ。知らぬ間に情報をもたらされてしまったジャックがルーマニアに着くとそこにはCIAの昔の同僚ハリーが待っていた。さらに自動車にしかけられた爆弾が爆発、娘は何者かに誘拐される。
娘を誘拐したタクシーの運転手アーニャ(エヴァ・ポープ)を探してルーマニアの首都ブカレストの街を席巻するセィーガル。

by ssm2438 | 2010-06-01 12:06
2010年 06月 01日

沈黙の傭兵(2006) ☆☆

f0009381_17235125.jpg監督:ドン・E・ファンルロイ
脚本:スティーヴ・コリンズ
撮影:ドン・E・ファンルロイ
音楽:スティーヴン・エドワーズ

出演:
スティーヴン・セィーガル (ジョン・シーガー)
ジャクリーン・ロード (マキシン・バーノル)

       *        *        *

その戦車のシーン、どこからもってきたんだ?

とても、この映画の予算で取れたとは思えないようなシーンだったが、どこかの国が軍事演習しているところを取材させてもらってるのだろう。戦車の発砲シーンは本物である。ただ、その後の着弾シーンはショボイので、それは編集の妙。しかし、この冒頭のシーンだけはなかなか迫力があってよろしい。それ以外はきわめて普通の映画。ほんとはホントは☆ひとつでもいいのだけど、とりあえず冒頭のシーンだけはがんばっていたのでもうひとつおまけ。

ただ、今回のヒロイン、マキシーンを演じたジャクリーン・ロードは、どことなくゼタ姐さん的なおもかげがあり、そんなに美人というわけではないが、ちょっと魅力的だった。

<あらすじ>
アフリカのガルモラル島。軍事政権から島民を解放するという大義名分の下、CIAのドレシャム(ルーク・ゴス)は、闇のプロモーターのチャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)に依頼し屈強な傭兵たちを組織した。そのリーダーがシーガー(スティーヴン・セィーガル)。その戦闘のさなか仲間の一人が死亡する。救出要請を申し出てもそれが極秘任務だったことから見捨てられる。なんとか生き延びたシーガーは、死んだ仲間の家を訪れ悲しみに沈む未亡人と息子を勇気づけきちんとした形で葬儀をとりおこなうことを約束する。
しかしその帰り道、闇のプロモーター、チャペルからシーガーに新たなミッションが下る。それは、南アフリカのランベルド刑務所に投獄された大物武器商人の息子を脱出させること。先の未亡人と息子は人質にとられており、シーガーは協力を拒めなかった。シーガーは「銀行を襲う」というダミー作戦を漏らし、警察の注意をそちらにむけさせ、ランベルト刑務所を襲撃した。しかしこれらの段取りはシーガーの復讐のための布石でしかなかった・・・。

by ssm2438 | 2010-06-01 11:24
2010年 06月 01日

沈黙の激突(2006) ☆

f0009381_971388.jpg監督:ミヒャエル・ケウシュ
脚本:スティーヴン・セガール/ジョー・ハルピン
撮影:ソニア・ロム
音楽:バリー・テイラー

出演:スティーヴン・セィーガル (マーシャル・ローソン)

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どこかで激突してるのかもしれないが、睡魔にかられて沈黙しそう・・・。

ミヒャエル・ケウシュは前回の『沈黙の奪還』につづいてのセガ爺作品の監督。このあと『沈黙のステルス』もやっている。基本的にはちゃらちゃら演出系の人で、小手先の流行の演出技法をやたらと使う人。この作品でもポール・くそ手ブレ・グリーングラスのまねをして、ミヒャエル・くそ手ブレ・ケウシュと化しているが、おかげで物語がかなりチープに見えてしまう。そうでなくてもこの作品自体がお子様精神によってつくられているようなコンセプトの映画で知能指数の低さを感じのだが、そこでなおかつくそ手ブレ・グリーングラスのまねしてるので、画面をみてるだけで、うざいうざい。さらにうざいのが、みんながみんなして、日本のくそアニメによくある“余裕ぶっこき芝居”ばっかりなのだ。
別に演出スタイルをコピーするのが悪いとは言わないが、そのコピーする対象がいかにもチープなものばかりをコピーしてるので、映画のないよう云々よりも、ドラマ作りのスタンスから臭う程度の低さが、見る気をなくさせる。
良いところを上げるとしたら、この監督コピー能力はかなりある。ただ、コピーしようとめざしためざした演出技法が<演出をした振りをするための演出>であって、<演出>の本質ではなかったということだ。

物語のコンセプトとしてはセガ爺で『アンダーワールド』みたいなバンパイア・アクションをしようというもの。もっともセガ爺の登場する世界にバンパイアなど出ないので、今回は新種の麻薬が超人的な俊敏さと怪力を生み出すことになっている。

<あらすじ>
ヨーロッパの麻薬組織のために部下を失ったローソン(スティーヴン・セィーガル)は、軍の化学兵器研究プログラムの責任者を務めてている生化学者のティア(リサ・ラヴブランド)に分析を依頼する。ローソンの部下を殺した連中は、軍の極秘研究によって生まれた、新薬CTXでDNAを変異させ常人の数倍もの身体能力を持つ殺人マシーンだった。ナノグラファイト製の特殊ナイフを両手首に装着したローソンが、廃墟と化した大聖堂で死闘を繰り広げる・・・。

しかし、映画ないに、お姉ーちゃんの傷が左右反対にあるところがもろにあったりして・・・、あれれ???というお粗末さ。そういうのはちょっとはずかしいんじゃないですか? なんかの都合で出来上がった画面を左右反転させたのだろうが、そのままやったら傷のいちだった反転しちゃうだろう。なにかんがえてるんでしょうねえ??

by ssm2438 | 2010-06-01 11:07