西澤 晋 の 映画日記

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2008年 11月 03日

わが愛の譜 滝廉太郎物語(1993) ☆☆☆

f0009381_2373140.jpg監督:澤井信一郎
脚本:宮崎晃、伊藤亮爾、澤井信一郎
撮影:木村大作
音楽:佐藤勝

出演:
風間トオル (滝廉太郎)
鷲尾いさ子 (中野ユキ)

        *        *        *

『月光の夏』では、特攻隊院がピアノを弾きたくて出撃の前日、何キロも離れたピアノのある中学校(小学校だったかも)まで走っていってピアノを弾いて特攻に行ったって話だった。こちらの滝廉太郎は、結核にかかり死ぬ間際にどうしてもピアノが引きたくて・・でもそれが無いので近くの小学校のオルガンを弾かせてもらう・・。誰もいない教室で、黄色い光線をあびながら弾くオルガンが切なくてよかった。。。
ヒロインの鉄骨娘鷲尾いさ子も、憧れの対象に十分なりえる見栄えのよさ。そんなに好きなタイプではないのだけど、この鷲尾いさ子は良かったなあ。
そしてそれを画面にするのが崇拝する木村大作! おお、キャプテン! マイ、キャプテン!

<あらすじ>
明治28年、生来の身体の弱かった滝廉太郎(風間トオル)は東京音楽学校を休学して療養のため故郷の大分県竹田に呼び戻された。そんな彼の世話をする女中が芙美(藤谷美紀)。彼女は廉太郎に思いを寄せるが、その気持は伝えられない。復学した廉太郎はその才能を開花させていく。そんな廉太郎に中野ユキ(鷲尾いさ子)も惹かれるが、自分の才能に自信を失ってもいく。
しかし第2回留学生には彼女が選ばれた。遅れて明治34年、廉太郎もドイツ留学を果たすが、彼は自分の実力の乏しさを思い知らされる。先に留学していたユキもまたベルリンで才能に行き詰まりを感じ始めていた。だがドイツという異郷で再会した二人はお互いに協力しベートーベン『熱情』の譜面へと向かっていく。胸の病が再発した廉太郎は、「君のためにピアノ曲を書くよ」と言い残し日本に戻る。帰国した廉太郎は病と戦いながらユキに捧げるピアノ曲『憾うらみ』を書きあげる。その曲をひとり小学校のオルガンで弾く廉太郎。無情にも23歳10ヶ月という若さで、彼は世を去るのだった。

by ssm2438 | 2008-11-03 23:08 | 木村大作(1939)