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2009年 02月 19日
監督:ロブ・ライナー脚本:ノーラ・エフロン 撮影:バリー・ソネンフェルド 音楽:ハリー・コニック・Jr 出演:ビリー・クリスタル メグ・ライアン キャリー・フィッシャー ブルーノ・カービイ × × × 若き日のメグ・ライアンをラブコメの女王として地位を確立した作品。 これを機に、メグ・ライアンのこの手のラブコメ作品が何本もつくられるようになったのですが、やっぱり相性的にはノ-ラ・エフロンの脚本のものがいい。 というか、ノ-ラ・エフロンの脚本がいい。 その後、メグ・ライアンとノ-ラ・エフロンの話をみてみると、 『恋人たちの予感』(1989) 『めぐり逢えたら』(1993) 『ユー・ガット・メール』(1998) 『電話で抱きしめて』(2000) など。 基本的にスーパーヒットな作品ではないんですが、2度目にみるとついついみいってしまう作品といいましょう、肩の力を抜いてみると心地よい作品なんですね。 ノ-ラ・エフロンの脚本って、穏やかな心地よさがあるのです。もしかしたら映画みたいなフィールドよりテレビシリーズの脚本をかかしたらめちゃめちゃ上手いんじゃないかと思ったりもする。『アリー my love』のデビット・E・ケリーがテレビサイズだとあんなに面 白いのに、映画だとダメなようなあんな感じ。 ただ、そののち彼女が監督したニコール・キッドマンの『奥様は魔女』ははずしたけど。 大学を卒業しらハリ-(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)は友達の紹介で一緒に、ニューヨークまで一緒にドライブすることになる。その道すがらビリーはこの物語の大命題を提示する。 「男と女は友達になれない。 男は、その女性が素敵だと思った瞬間“H”したいと思う。 だから男と女は友達にはなれない」 それに対して、メグ・ライアンは 「じゃ、その女性が素敵じゃなかったら友達になれるの?」「ううん、素敵じゃなくても寝たい」ときりかえすビリー。さりげなくおかしい(笑)。 しかし、男女間の<友達>の概念はつねに語られる命題なのだろう。 でも、ここで常に解決されない大問題が1つ。男と女は話す言葉は一緒でも、違う意味で話してるってこと。 男が思う<友達>とはキャプテン・ハ-ロックが言うよう(ほんとにそう言ったシーンがあるかどうかは不明)に「決して裏切ってはいけないもの」。 でも女は思う<友達>とは「“H”至らない仲のいい男」。 もっと簡単な違いを言えば、男のいう友達は、「裏切ってはいけない人」、女のいう友達は、「裏切ってもいい人」。 そう、これは、実は友達と恋人の定義になのだ。 友達は裏切ってはいけないもの、 恋人は裏切ってもいいもの。恋愛相手っていうのは、実は全部相手を信頼するものではなくて、相手に好かれる為に、本来の自分自身を裏切ること。あるいは、そのはんたいに、自分の欲求をみたすために、相手に相手の本来ある姿を裏切らせること。これは秘かな裏切り合いなのだ。 友情にはそれがない。 お互いが独立したスタンスで、利害関係は存在せず、物質的に、経済的に必要でもないのに、意識している。尊重してる。時には負けたくないたいライバルにもなる。 だから、女がいう友達=「“H”至らない仲のいい男」は友達にはならないのである。 そこにはSEXへの欲求があり、それを「おあずけ!」させてるのだから精神的優位 性は全然イコールではない。 これをもって「友達」といのなら、その人は「友達」のなんたるかを全然知らない人ということになる。 うむむ~~、かなり悲しいことだ。 我が友ニーチェは「女に友情を育む能力はない!」っていいきちゃってますけどね。 その昔私が監督をした『ヒカルの碁』のOPで、“君が居て、僕がある。僕がいて、君がいる、お互い助け合っていこうね”みたいな意図の歌詞があったけど、あれはもう後悔残りまくり。もっと事前に説明すべきだったと今でも後悔してる。あの二人はお互いを確かに必要としてる存在なんだけど、二人は精神的には独立してて、必要としてる部分をお互いの摂政のなかに持ち出しちゃいけないし、持ち出してないし…、なのにあの歌詞は「必要」って政治的概念を入れ込んじゃった。その言葉をつかったら友情じゃなくなるのに…。 そう、恋愛なら「必要」って概念が組み込まれるのはいいだけど…。 では男女間で「友達」が成立するにはどういうときなのだろう?私が思うにそれは、『ヒーセッド、シーゼット』みたいな、ケビン・ベーコンとシャロン・ストーンとの関係みたいな、男がSEXをもとめて、女が「うん、いいよ」ってあっけらかんと言えるとき、 SEXが男女間で精神的利害を生み出さない時、その時にしか生まれないんじゃないかと思う。たまにそういう状況も起るよね。 私の人生のなかでも、数少ないけど、そういう状況があった。でも、そういう時って男も実際に“H”をしたいっていう衝動までは沸かないんだけどね。 で、話を『恋人たちの予感』にもどすと、それから10年がたち、そのなかで、出会っては別 れ、また出会い、 ふたりは友達になり、恋人になったって話。 とにかくノ-ラ・エフロンの脚本は穏やかで、軽やかでユーモアがあって素敵。 オシャレな英語のフレーズの勉強アイテムとしても最適。 メグ・ライアンをつかってない作品(『マイケル』なんかもけっこうたのしい)もいくつかあるので、あとでチェックして、ビデオ屋で手にとってみてください。
by ssm2438
| 2009-02-19 16:48
| ノーラ・エフロン(1941)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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