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2009年 08月 13日
監督:シドニー・ルメット脚本:ジェイ・プレッソン・アレン シドニー・ルメット 撮影:アンジェイ・バートコウィアク 音楽:ポール・チハラ 出演:トリート・ウィリアムズ ジェリー・オーバック * * * はっきりいって重苦しすぎて全然面白くない映画です。何を撮っても面白くないアラン・J・パクラと同じくらい面白くない。でも、パクラの映画は感情移入がしづらい撮り方なので早い話が他人の不幸をみている感じ、それほどしんどくはない。それに対してルメットの映画は人間を描いていくのでいやがおうでも感情移入してしまい、そこで圧迫感を感じさせるのでかなり辛い。この映画のようにどつぼにはまると非情にしんどい。これがシドニー・ルメットの本質を一番よく表している映画だと思う。なので見る側も映画鑑賞力が十分にある人限定の映画。 また作る側にとっても、感情移入をどれだけ引き出すか、そして映画の中の痛みを見ているひとが自分の痛みとしてどれだけ理解してもらえるか・・と追及した結果の映画。 というわけで、ゆくゆく作る側にまわりたいと思う人のためのお勉強映画です。パクラの『大統領の陰謀』と双璧をなすくらいの面白くない面白い映画の決定版。われこそは!と思うチャレンジャーだけ挑んでください。 <あらすじ> 警官のダニー(トリート・ウィリアムズ)は寝ているとジャンキーの情報屋の男から電話をうける。薬がきれたから薬が欲しいという電話。しかたなくおきてヤクの売人を探しブツを購入、情報屋に与えてやる。なんでこんな都会のゴミみたいな奴らを自分が世話しなきゃいけないのか・・とやり切れなくダニー。 ニューヨーク市警内部の腐敗堕落ぶりに業を煮やした地方検事局は内密にダニーを召喚する。すでにダニーが賄賂をもらい何人かのヤクの売人を野放しにしていることも調べられていた。内部捜査に協力すればダニーの過去の汚職は不問という。彼の働きにより、仲間も次々に起訴され、あるものは自殺し、ダニーの身内のものもマフィアに殺される事件もおきる。署内では村八分のダニー。ダニーも偽証罪で起訴されかかるが、若手検事の弁護もあって不起訴に。ダニーは新米警官の教官となるが、最初の授業で彼の名前を聞いた警官が退室してしってしまう。 社会の因習のなかで正義をとなえて飛び出したものになってしまえば、それは村八分の世界。そのなかでどう生きるのか、戻りたいのに戻れない。正しいことをおこなっているはずなのに、回りからは敵対視される。そんな不条理なシチュエーションのなかでどう己はどう生きるのか?と問われる作品。 ・・・しんどい。
by ssm2438
| 2009-08-13 17:15
| シドニー・ルメット(1924)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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