
監督:黒澤明
脚本:黒澤明
小國英雄
井手雅人
撮影:斎藤孝雄
上田正治
美術:村木与四郎
村木忍
音楽:武満徹
出演:仲代達矢
寺尾聰
根津甚八
隆大介
原田美枝子
* * *
いやああ、つまらん。これって
ゴールデンラズベリー賞によくならなかったなあ。ぎょうぎょうしいだけの映画。
黒澤の映画って記号論な映画。登場人物はこういう性格の人でこういう芝居をする。もう芝居仕方もメイクの仕方もなにもかにも象徴的で全部記号、・・なので感情移入できないんだよね。そこ役者が芝居してても「ああ悲しい芝居してるのね、じゃあ悲しいのね」って解釈は出来るけど、見てる人がその気になって感情移入ですることはない。そういう象徴的記号をみせられるだ。
なのでこの映画をみてても、まるでこれって映画を撮ってるような映画だなあって感じるところが非常におおかった。合戦のシーンもまるで北朝鮮のマスゲームみたいで、
角川春樹の
『天と地と』と同じくらいつまんない。いや、『天と地と』のほうが面白かったかも。
最近分ってきたのだけど、
黒澤明って映画づくり下手な人なんだなあと・・。
自分の中のげろげろしたものを結局出せない人で、実に
三島由紀夫みたいな感じ。自分のげろげろがだせないからそれらしものを仰々しく出してる、私はあばいてますよ~~って旗振ってる感じ。でも所詮は八代亜紀のメイクと同じで決して素顔は見せない。化粧としてなら怖い顔も、おびえた顔もかけるけど、本との顔は決して出さない。
だからなにとっても面白くないんだと思う。