監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ヴィンセンツォ・セラミ
ロベルト・ベニーニ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演:ロベルト・ベニーニ
ニコレッタ・ブラスキ
ジョルジオ・カンタリーニ
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うむむむむ、これって好きな人多いけど、私は前々ダメだったなあ。この物語の基本コンセプトがダメみたい。もし、あれでアメリカ軍が来なかったらどうするつもりだったんだろう・・?
映画ってのは基本的に二種類あって、真実を語る映画と真実を隠す映画。これは明らかに後者だよね。で、わつぃは真実を語る映画のほうが好きだ。でも、ほとんどの場合真実は痛いもので、その痛さをわきまえてなおかつそれに耐えていく手段と能力を身につけていくのが人生だと思うな。
作る側のスタンスとしても「人生はこうじゃないんだよ、こうじゃないんだよ、こうじゃないんだよ」ってひたすら嘘を見せ付けて、その人の進化をおくらせるようにするのは良くないことだと思うな。
もし、自分があの子供のたちばだったら、この映画の父親よりも、
『戦場のピアニスト』の逃げまくって逃げまくって生き延びる父親のほうが好きだな。