監督:ジョン・ラフィア
脚本:ジョン・ラフィア
撮影:マーク・アーウィン
音楽:ジョエル・ゴールドスミス
出演:アリー・シーディ
ランス・ヘンリクセン
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93年を最後に終了した
アヴォリアッツ映画祭にぎりぎりまにあわなかったのかな・・、もう1年あったらこの映画もけっこう話題になってたかもしれないのに。
B級映画ファンには愛されてもいい感じの作品。ただ、生理的に好きになれない部分があるのは実にわかる。
とにかく主演の
アリー・シーディが実によくない。本来彼女がもっているはずの明るさがまずいほうに働いてる。
『ショートサーキット』の時のような明るさがとにかく物語をどんどん悲惨な方向に導いてしまう展開がみていて実に気持ちがよくない。おまえが能天気だからこんなことになったんだろう・・って彼女を責めてしまう気持ちになる。
<あらすじ>
TVリポーターのロリー・ターナー(
アリー・シーディ)は、イーマックス研究所内の実験動物虐待の実態をリポートするため忍び込む。ロリーはそこで巨大な檻に入れられた黒いチベタン・マスティフ犬を発見する。マックスという名のその犬は一見凶暴そうだが、意外にも彼女にすり寄ってきた。その時、警備員に発見された2人はあわてて逃げ出す。研究所所長のジャレット博士(
ランス・ヘンリクセン)の命令を無視して、マックスはロリーの車に乗って逃げ去ってしまう。
マックスはDNA合成で誕生した生物で、犬・蛇・豹・カメレオンなど様々な動物の特性を兼ね備えているが、凶暴性を抑制する薬がきれると恐ろしい生物兵器と化す可能性があるという。次第に凶暴さを増したマックスは警官隊の包囲を破って逃走。博士はひとり残ったロリーを使って、マックスをおびき奇せようとするが・・・。