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2009年 05月 18日
監督:ジェームズ・B・ハリス脚本:ジェームズ・B・ハリス 撮影:スティーヴ・デュビン 音楽:ミシェル・コロンビエ 出演:ジェームズ・ウッズ レスリー・アン・ウォーレン * * * ストイックな刑事ドラマ。 その昔『太陽にほえろ』という刑事ドラマがあり、数々の有名人を輩出してきましたが、そのドラマがの基本姿勢が「犯人のスタンスからはドラマを描かない」ことだったとか。捜査しているがわからは犯人がどんな人間なのかなんて分らないわけです。そこで犯人を描くのはエンタテーメントな作品としてはよいのですが、リアル性をいうものを大事にしたいならそのスタンスはとってもいいわけです。この『ザ・コップ』という映画も、ドラマの描き方は捜査する側からしか描いてないのです。リアルドラマ好き派の人にはとてもよい。 ここで登場するジェームス・ウッズふんする刑事は実にストイック。淡い理想なんか微塵も持たない。思想もリアリスティックで行動もクールで素敵。対するヒロインのレスリー・アン・ウォーレンはやたらと夢見がちな女性。現実をみることを拒否していきているような、そんな感じ。つくっている作者の「真実をみろ!」って叫び声が聞こえてきそう。ちなみに、「コップ」って書いてあると警官ってイメージがありますが、この物語の主人公は刑事です。 原作は 『L.A.コンフィデンシャル』のジェームズ・エルロイ。この物語自体はさほぞ特異性があるわけではない。起こる事件もよくありがちな事件。 ロスの住宅地で白人女性の惨殺死体を発見される。ロイド・ホプキンス(ジェームズ・ウッズ)は、そこでし、現場に残されていたある女流詩人の詩集を手がかりに捜査を進めてゆくうちに、過去15年間に起きた女性殺人事件との関連性が浮かびあがってきた。その詩集の作者キャサリン・マッカーシー(レスリー・アン・ウォーレン)を訪ねたホプキンスは、彼女が高校時代に乱暴をうけたことにより仲間が離れていったが、唯一15年間に渡って密かに彼女に花を送り続けている青年の存在を知るのだった。 キャサリンにとっては白馬の王子様の彼、そして決して現実を認識しようとはしない彼女に、ロイドは意地でも現実を認識させようとする。この映画のポイントはこの現実認識拒否VS現実認識の対決だといっていいだろう。 同じ年に制作された『殺しのベストセラー』という映画がある。こちらで冷酷で哀愁のある殺し屋を演じていたジェームス・ウッズ。『ザ・コップ』のロイドはこれの刑事バージョンといえるかもしれない。この二つの映画はどちらもけっこう好きだ。
by ssm2438
| 2009-05-18 12:58
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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