
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:ルイス・シルヴァース
出演:クラーク・ゲイブル
クローデット・コルベール
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キャプラの映画は楽しい。心が健全になる。ハートウォーミング系映画のいろはです。もし
フランクキャプラの映画をしらない人がいたら、ぜひともどれか一作品みてほしいものです。最近の映画をみてすさんだこころがいやされます(苦笑)。
キャプラの映画の基本は庶民(庶民性)の勝利! ブルジョワ階級やらがいつもでてきますが、基本的には庶民を主人公におき、ある種の権力と戦いながらも、ハートフルな庶民性が常に勝利するというパターンなのでみてて安心できます。ま、大人の夢物語ですが、たまには古きよき時代のアメリカの健やかさを楽しむのもいいでしょう。
<あらすじ>
ニューヨークでも屈指の大銀行家アンドルース(
ウォルター・コノリー)の一人娘エリー(
クローデット・コルベール)は、飛行家の男と勝手に婚約をきめてしまう。怒った父はエリーをマイアミのヨットに軟禁。そんなことに屈することはないエリーは海へ飛び込み脱出、彼氏のまつニューヨークを目指して深夜バスにのる。
娘の失踪を心配したアンドルースは、1万ドルの懸賞金付きで行方を捜索させる。
そのバスに失業中の新聞記者ピーター・ウォーン(
クラーク・ゲーブル)がいた。その記事をよんだピーターは、懸賞金にはめもくれず、エリーの逃避行の軌跡を記事しようと考えた。休憩所でバスが止まったすきにお嬢様育ちのエリーはトランクを盗まれてしまう。所持金を使い果たし、さらにエリーのことを乗客に感づいたようは雰囲気。ここで通報されては逃走記事が水の泡、ピーターはバスからおりる。
野宿をしたり野菜を盗み食いしたり、ヒッチハイクをしたりと苦楽をともにして遂にニューヨーク郊外まで来た2人は、バンガロー宿に頼んで泊めてもらう。
ここまでのくだりが実にたのしい。ヒッチハイクあり、ジェリコの壁のエピソードあり、クラーク・ゲーブルの小粋な話術が実に巧みでエリーと観客をあきさせない。以下、すったもんだはあるのだが結局ふたりがひっつくって話。ロマンチックコメディの元祖であり、スタンダードであり、大傑作だ。