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2008年 12月 14日
監督:ブルーノ・ニュイッテン脚本:ブルーノ・ニュイッテン マリリン・ゴールディン 撮影:ピエール・ロム 音楽:ガブリエル・ヤーレ 出演:イザベル・アジャーニ ジェラール・ドパルデュー マドレーヌ・ロバンソン * * * おもったよりかなり良かった。私がロダンファンだからか、有名な彫刻がいっぱいでてきて、それをつくってる風景をカメラがスケッチしてくれるだけで、かなり幸せな気分になれた。映画として演出的にもきわめてスタンダードだしとりとめてどうのこうのという映画でもないのだけど、このロダンとカミーユの物語を映像化してくれたということが私にとってはとても価値あるものになった。 実はカミーユの彫刻に関して言えば、個人的にはそれほど燃えない。どっかつきぬけてないといか・・・、魂ではらわたで造形してないというか、頭で造形している感じ。同じひとつの概念を形にしたとしても、カミーユの形は三島由紀夫的で、ロダンのかたちはイングマル・べルイマン的・・はは。そんな感じがする。そうはいってもカミーユの彫刻は形が正確であるなとは思う。 しかしなにより、男って、好きな女に自分をみとめさせたい願望があるもので、ロダンにおってその対象になってたのはカミール・クローデルだったのだろう。物質的に幸せとは縁遠いかったかもしれないが、ロダンのなかで一番の女であったことは素晴らしいことだと思うが・・、当の本人は実物が得られないのなら意味がなかったのかも・・。男と女の解釈の完全にちがうところだろうな。 ちなみにカミーユってロダンの愛人として描かれていたが、そのあとは音楽家のドビューシーとつきあったきかんもある。 <カミーユ・クローデルの生い立ち/ウィキペディア>1864年、エーヌ県ヴェルヌーヴにて父ルイ=プロスペル・クローデルと母ルイーズの間に生まれる。三人兄弟の長女。弟はポール。妹ルイーズには母と同じ名前が与えられた。子供の頃から彫刻に親しみ、卓越した技術と才能を発揮していく。そしてまた類まれなる美貌をも持っていた。19歳の時に彫刻家オーギュスト・ロダンの女弟子となる。時にロダン42歳。二人は次第に愛し合うようになるが、ロダンには内妻ローズがいたため三角関係となる。その関係はその後15年に渡って続いていく。 ロダンは二人の女性のどちらかを選ぶことはできなかった。というのも妻は大きな心の安らぎの存在であり、カミーユは若さと美貌と才能に満ち溢れた刺激的な存在であった。また創作に活力の源を与えるいわばミューズのような存在であった。その中で20代後半にはロダンの子を妊娠・中絶、多大なショックを受ける。ついにはうまくいかず破綻をむかえ、ロダンは妻のもとへ帰っていく。徐々に精神が蝕まれ、不幸にも40代後半には発狂する。恋愛の挫折と芸術家としての挫折が重なりあった結果である。 19世紀社会は女性の芸術家を評価せず、困窮し不幸な道のりを歩んだ。女性芸術家としての成功は叶わなかった。1913年3月10日、48歳の時家族によってパリ郊外のヴィル・エヴラール精神病院に入れられた。また、後に第一次世界大戦の影響で南仏のモントヴェルク精神病院に移動させられ、そこが臨終の地になった。母は娘の芸術に理解を示さなかったため、二人の間には生涯確執が消えることはなく、母と妹は精神病院に見舞いに行くことは一度もなかった。弟ポールが数年に一度見舞うのみであった。しかし弟も結婚をし、任地の上海へ向かった後は姉と会う回数が激減した。晩年は毎朝決まって病院構内の礼拝堂に向かい祈った。誰とも口を聞こうとせず、一人自己の世界に閉じこもった。また、ロダンへの憎しみと周囲の患者を見下すことでかろうじて自己の精神の孤高を保った。見すぼらしい身なりで痩せこけ精彩を欠いたその姿に弟は愕然とした。1943年、家族に看取られることなく亡くなった。享年80歳。終生願ったのは故郷ヴェルヌーヴに帰ることであったが、叶うことはなかった。
by ssm2438
| 2008-12-14 23:02
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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