監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本:ドナルド・E・ウェストレイク
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:アンジェリカ・ヒューストン
ジョン・キューザック
アネット・ベニング
* * *
けっこうハードドボイルド。ただ、個人的にはこいうのは多少のコメディに振ったほうがいいのうなきがするのだけど。ハードボイルドテイストだと、どうしてもだまされたら殺すしか、ぼこぼこにするかしかなくなってしまう。アネット・ベニングも最後ころされちゃうし。。。
なかなかないんだよね、
アネット・ベニングが輝いている映画って。この映画は彼女のヌードシーンがあるとかでそれで見たのだけど(いやいや、今となってはけっこう貴重かも)、どうも柄の悪い女を演じてる時のヌードっていまいち見てる側としても幸せになれなくて・・(苦笑)。もせっかく見せてあげてるんだから文句言うんじゃありません!って言われそうですが。
この映画で燃えるのは、
アンジェリカ・ヒューストンがやくざの親分にいじめられてるところ。みかんを床にころがせて「ひろえ」って。屈辱にまみれながらそのちらばったみかんを四つん這いでひろっていく彼女、その手にタバコの火をおしつける。このいたぶりシーンはとても印象的だった。
<あらすじ>
競馬のノミ行為専門の詐欺師リリー(
アンジェリカ・ヒューストン)。彼には14歳しか歳の違わない息子息子のロイ(
ジョン・キューザック)がいて、彼もまた詐欺師。彼はバーテンダー相手の詐欺をくり返していた。彼と付き合っているマイラ(
アネット・ベニング)は色仕掛けでまがい物の宝石を売りつけていた。
マイラはロイに、10年前伝説的な詐欺師コールと行なっていたコン・ゲーム(信用詐欺) を一緒にやろうと持ちかけられるが、他人と組むなという昔の忠告を思い出し、誘いを断わる。マイラはロイの弱腰はリリーが原因だと逆恨みし、リリーが大金を車のトランクに貯めこんでいることをタレ込む。そのため組織に追われるリリー。リリーはマイラを撃ち殺し、彼女になりすましリリーは死んだことにして姿をかくす。そしてロイの大金をもって逃げようとしてロイにみつかり誤って息子も殺してしまう。気も狂わんばかりに泣き崩れるリリーだが、血の染まった大金をかきあつめ、去っていくのであった。。。。