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2009年 05月 18日
監督:ダグラス・トランブル脚本:デリック・ウォッシュバーン マイケル・チミノ スティーヴン・ボチコー 撮影:チャールズ・F・ホイーラー 特撮:ダグラス・トランブル 音楽:ピーター・シッケル 出演:ブルース・ダーン * * * 実に愛すべき小作品だ。SFだけど宇宙船が飛び交い、レーザーびゅんびゅん飛び交う戦闘モノとは違い、ハートフルな反逆児モノ。その反逆児がブルール・ダーンなのだがから、きっとベツナム帰りの精神錯乱・反社会性にみちた人物にちがいないと思うのは皆さん一緒だろうが、その点は裏切らない。しかし、この映画においてはハートフルな反社性を発揮するのだ。 そしてこの物語を愛すべき作品にしているのはヒューイ、デューイ、ルーイのおちびさんロボットたち。残念なことにルーいは先に死んでしまうが、残りの二人がブルース・ダーンをサポートして実に健気に働いてくれる。 ストーリー的には、なんでそうなるのかという必然性がいまいち感じられないので、哀愁優勢的なつくりになっていると判断されてもしかたがないのだが、それにしても忘れがたい話になっている。 監督のダグラス・トランブルは、『2001年宇宙の旅』『アンドロメダ・・・』『未知との遭遇』『スター・トレック』『ブレードランナー』『ブレインストーム』など、CG技術が発達する以前の特撮をになっていたこの分野での巨匠。しかしこの作品においてはそういった仰々しい特撮よりも、もっとハートフルなドラマを中心にとられていて、そのおくゆかしさもかなり素敵だ。 <あらすじ> 地球上の植物は絶滅した未来。その保護を目的として建造された3隻の宇宙船のドームのなかで、植物はほぞぼそと育てられていた。ヴァレー・フォージ号もその1つだった。8年間乗り組んでいる植物学者フリーマン・ローウェル(ブルース・ダーン)は異常なまでに植物に愛情をもっているが、他の3人の乗組員にはただただ帰還の日を待つだけの退屈な日々だったた。彼らにとってはローウェルは異物であり、からかいの対象でもある。ある日地球から、ドームの存続は意味がなく、爆破して帰還せよという命令がとどく。3人は大喜びすが、ローウェルには受け入れがたい命令だった。着々とドーム爆破の準備をしている3人をみるといたたまれなくなり、ついにローウェルは彼ら3人を殺害してしまう。一人になってしまったローウェルは船を外宇宙に向ける。3対のロボットをプログラムし直し、植物育成の手助けをさせた。しかし船外活動をしているときにそのうちの1体がとばされてしまう。残る2体にヒューイとデューイという名づけ、孤独感から自らをまもることにする。やがて太陽から離れ太陽光が弱くなるとドームの植物が枯れはじめる。人工のライトを点灯しなんとかもちなおすが、たびかさなる事故にあい、ローウェルもヒューイも怪我をする。太陽圏のそとにむかうヴァレー・フォージ号をもはや救出する地球の船はない。ローウェルは、いつか、どこかの星で植物たちが再生することをいのり、デューイに植物の世話を託してドームを宇宙空間にときはなつ。 宇宙空間をさまようドームでは、今もデューイが草花にせっせと水を与えてつづけているのだろうか・・・。 ![]()
by ssm2438
| 2009-05-18 17:42
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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