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2009年 02月 06日
監督:テイラー・ハックフォード脚本:ダグラス・デイ・スチュワート 撮影:ドナルド・ソーリン 音楽:ジャック・ニッチェ 出演:リチャード・ギア デブラ・ウィンガー ルイス・ゴセット・Jr デヴィッド・キース リサ・ブロント * * * 私の大好きな『リッスン・トゥ・ミー』、そのダグラス・デイ・スチュワートの脚本である! もっちも、こっちのほうが先に世に出ているのだが。というか・・・、これをみて、ダグラス・デイ・スチュワートの名前を知り、後に監督・脚本やった『リッスン・トゥ・ミー』をどうしても見たいと思い、当時銀座のシネパトスでしかやってなかったのだが、2回も見に行ってしまった。そんなに気させてくれたのも、この『愛と青春の旅立ち』があったからだといえる。そういう意味では私のなかではけっこう大事な映画。 しかし、かといってストーリーが突出していいかといわれるとそうでもない。まあ、ふつうであろう。しかし・・しかしである、この映画の魅力はひとえにザックに扮するリチャード・ギアの強さだと思う。あのリチャード・ギアは間違いなくかっこいい。この主人公にはあこがれたね。私の中では、恋愛ドラマではなくて、ひたすら男を磨く時間の映画。 戦いの場に出るということは、そこで勝ち負けがぜったい付いてまわるわけで、確実に誰かより勝る/誰かより劣るというシチュエーションにたたされる。その中で、どう自分のモチベーションを前向きにもっていけるかってところがとても大事。それが自分なりになかったら結局戦いの場に出ることすら怖くて出られない。 自分の劣等感と向き会えない人間にこの映画は語れない。 <あらすじ> 母はザック・メイオ(リチャード・ギア)が子供のころに自殺した。起きてみれば、父は相変わらずどこかの女を連れ込んで裸で寝ている。そんな家庭で育った彼はそんな場所を出たくて海軍航空士官養成学校に入学する。夢はパイロットになることだと言ったが、それも家を出るためのいいわけだったのだろう。そんなザックを父は、軍隊なんかに入って苦労するのは馬鹿げたことだといった。そうかもしれないが、そんなことはどうでもよかったのだろう、多分その家から出られれば・・。 ワシントン州、シアトルの近くにあるレーニエ基地内の学校に入学。彼を含め34人の士官候補生を待っていたのは訓練教官の黒人軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・ジュニア)のしごきであった。34名の中にはオクラホマ出身のシド(デイヴィッド・キース)がいた。 フォーリーは皆を徹底して罵倒し、ザックはメイオではなくメイヨネーズとののしられる。4週がすぎ、候補生は市民との懇親パーティーに出席することが許された。フォーリーは「地元の娘たちは士官候補生をひっかけようと狙っているから注意しろ」という。そのパーティでザックとシドは、地元の工場でh働くポーラ(デブラ・ウィンガー)とリネット(リサ・ブロント)と知りあう。週末になると2組のカップルはデートした。 フォーリーは、仲間と溶けあおうとしないザックを特別しごきにしごき、任意除隊を申請せよと迫る。ザックは優秀だが、人に心を開かない。他人に自分をあずけられない性格だったというほうが正しいだろう。自分に責任を持ちすぎる人間はこのようになることがおおい。そういう私もかなりこの性格だ。なので、このザックの気持ちはよく理解できる。 ささいなことから休日返上でしごかれているザック、フォーリーは 「いやならやめていんだぞ」と皮肉る。 「いやだああああああ!! ここ以外に行くところがない」と本心をさらけだす、ザック。 この物語は、自分に責任感がありすぎて、自分以外にだれも信頼できない人間が、いかに自分を他人と共有しあえるようになるか、という物語。これが出来るようになれればいいのになあといつも思うが、私はそれが苦手だ。 シドはリネットから妊娠したと聞かされると、任意除隊を申請した。彼自体、士官養成学校での訓練にはついてきけてなかったのだ。結婚指輪を持ってリネットの所へかけつけた。だが、彼女は士官としか結婚しないという。ショックを受けたシドは、モテルに行き、指輪の飲み込み首をつって自殺する。ポーラも結婚がしたいのは仕官であって、それが自分だろうが、他の誰だろうが、関係ないのかもしれないと思い始めるザックはポーラにも冷たく当たるようになる。卒業のための最終体力テストが行われる。ザックは新記録をみなに期待されてゴールにむかって何コースを走り抜けていく。追い抜かれた仲間たちも「お前ならやれる」「新記録だ!」と声援をおくる。 ・・・やがて、卒業式の日が来た。少尉に任官したかつての候補生1人1人に敬礼するフォーリー軍曹。「君のことは忘れない」とザック。卒業同時に階級が逆転するというのが実にすてきだ。彼は製紙工場にはいってくるとポーラを抱きあげ、さっそうと光の中へ出ていくのだった。
by ssm2438
| 2009-02-06 19:28
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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