西澤 晋 の 映画日記

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2009年 07月 07日

卒業白書(1983) ☆☆

卒業白書(1983) ☆☆_f0009381_1081732.jpg監督:ポール・ブリックマン
脚本:ポール・ブリックマン
撮影:レイナルド・ヴィラロボス
    ブルース・サーティース
音楽:タンジェリン・ドリーム

出演:トム・クルーズ
    レベッカ・デモーネイ

        *        *        *

レベッカ・デモーネイがいい。親が出張中の家にきたゴージャズ美女、バックライトにレースのカーテンひらひら、そこにレベッカ・デモーネイの裸あり。すばらしい。当時、トム・クルーズが付き合っていたのかな? そのころのトム・クルーズなのでそれほど世間ではさわがなかったのだろうが・・、でもいい女と付き合ったものだと思ってしまった。
高級娼婦との恋愛といえば、私らの年代だとミムジー・ファーマーの『ポケットの愛』でしょう。あの頃のミムジーも良かった。なんで『ポケットの愛』DVDでてないんでしょう? 実はVHSも探したのだがもうどこにもないという・・残念。メーカーさん、だしてくださいよ。

物語は、羽目をはずしたら付けがまあって来た、さあどうするんだ??って話。切羽詰ったときに男の行動力といってもいいかも。基本コンセプトはジョン・ヒューズ『フェリスはある朝突然に』と同じかな。・・・ただ、『フェリスは・・・』はひとつの哲学があるんだよな。しかし、この映画は偶然の産物でそれを克服してしまう。その辺が『フェリスは・・・』よりもいまいち燃えないところだろう。そうはいっても『フェリス・・・』にはレベッカのオッパイは出てこない。

<あらすじ>
プリンソトン大学で経営学を学びたいシカゴの高校生ジョエル(トム・クルーズ)は、両親が休暇旅行に出ることになり、留守をまかされることになった。広い屋敷の中でロックをがんがんかけて酒を飲む。父親の大切にしているポルシェを乗り回す。そして弾みで電話してしまった娼婦の出前サービス。現われたのはラナ(レベッカ・デ・モーネイ)という娼婦。快感に酔いしれたジョエルだが、彼女が要求した金額は何と3000ドル。

仕方なしに、銀行に行き祖母からプレゼントされた国債を現金に換えて家に戻った。しかし彼女はいない。その代わりに母親の宝であるクリスタルの置物も消えていた。おまけに父のポルシェをミシガン湖に沈めてしまい車の修理費が6000ドル。途方に暮れるジョエル。「金持ちお坊ちゃんたちを集めて大乱痴気パーティーを開いたら」と提案するナラ。しぶしぶうなずいて催してみると、パーティーは大成功。ジョエルの家には続々と坊ちゃん達が集まって来た。そんな客と一緒にやって来たのが、彼が進学を望んでいるプリンストン大学の調査員。はじめは、バカ騒ぎに呆れた表情を見せるが、可愛い娼婦たちに歓待されてニコニコ顔に変貌。

その日の明け方、再びラナと悦楽を味わうジョエル。しかし、家に帰ってみると家の中の家具が全て盗まれていた。ラナのピンプの仕業だ。その日は両親が帰ってくる日だ。慌てた彼は、稼いだ8000ドルの金をすべてはたいてグイドから、家具を買い取った。両親が家に着くまでには何とか間にあわせた。そして例のパーティでご機嫌だったプリンストン大学の調査員はジョエルの入学を望んでいると連絡をよこすのであった。

by ssm2438 | 2009-07-07 09:20


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