2009年 07月 10日
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク 脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク 撮影:トーマス・マウホ 音楽:ポポル・ヴー 出演:クラウス・キンスキー ヘレナ・ロホ ルイ・グエッラ セシリア・リベーラ * * * 名高きヴェルナー・ヘルツォークのもっとも有名な映画・・かな。でも、個人的には全然面白いとは思わなかった。『フィッツカラルド』のほうが好き。 フランシスコ・フォード・コッポラがこの映画からいくつかのイメージを移植して『地獄の黙示録』をつくってることは有名。『地獄の・・・』もこの『アギーレ/神の怒り』もつまらんところは一緒だけど。 ただヴェルナー・ヘルツォークが描く基本精神というのは、自然と闘うこと。自然に抱かれて生きようなどという考えではなく、「たとえ自然が相手でも自分のしたいようにするんだ!!!!」という強い意思。これがヘルツォーク映画の大好きなところ。同じつまんない映画でも、そのへんはコッポラとは一緒にしてほしくない部分があったりする。 ものがたりの背景は、1560年末、黄金郷エル・ドラド発見のためスペインの軍隊が、周囲の状況、地理を調査するため40人ほどの分遣隊を組織。その中には女性もいる。隊長の愛人やら副官の娘やら。彼らの話。そんな彼らがインディオの襲撃にあってどんどん人数が減る中、仲間内でも殺し合いがあり、結局いきのこったのはアギーレだけ。。 <あらすじ> ドン・ロペ・デ・アギーレ(クラウス・キンスキー)は40人ほどで構成された分遣隊の副官。兵士の他には分遣隊長ウルスアの愛人イネス(エレナ・ロホ)、15歳になるアギーレの娘フロレス(セシリア・リヴェーラ)、僧ガスパル・デ・カルヴァハル(D・ネグロ)、貴族のドン・フェルナンド・デ・グズマン(ペーター・ベルリング)も一緒だった。 山を越えやがて河にでると、一行は三隻のイカダに分乗しエル・ドラドめざして川を下り始めるが、渦に巻き込まれりインディオに殺されたり、さらには増水した川にイカダを流されてしまう。アギーレは新たに筏を作るように命じた。しかし、ウルスアは本隊へもどることを主張。アギーレはウルスアを射つ。 アギーレは貴族のグズマンをエル・ドラド国の皇帝に任命した。しかし、彼はアギーレの傀儡にすぎなかった。新しい筏に全員が乗り込んで出発。途中、川べりの燃えている村に上陸するとそこは、人間の骸骨が散乱する異常な風景であった。食糧が底をついた。兵士もすこしづつインディの弓や槍の餌食となっていった。 そんななか、ひとり食事を楽しんでいたグズマンも兵士の怒りをかってクビをしめころされる。アギーレも生かしておいたウルスアを処刑した。 インディとの戦いや、自国の兵士たちの非道な行いをみていたイネスは自ら森の中に消えてゆき、もどならかった。インディオの放つ槍、矢のため兵士は続々と生命をおとす。イカダで生き残ったものはアギーレただ一人。
by ssm2438
| 2009-07-10 01:21
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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