監督:ニコラス・ジェスネール
脚本:ニコラス・ジェスネール
撮影:クロード・ルコント
出演:クロード・リッシュ
エルザ・マルティネリ
ピエール・ベルニエ
ジーン・セバーグ
* * *
ちょっと大人になった
ジーン・セバーグが見られる映画。
ジーン・セバーグといえば
『悲しみよこんにちは』と
『勝手にしやがれ』が私のなかでは有名なのだが、もう一本みたことのあるのがこの映画。しかし、あまり面白いものではなかったことを覚えている。ただ、彼女のイメージはショートカットだったのだが、長い髪の彼女というのはなんか・・新鮮に思えた。
・・・でもほとんど忘れているので記憶をたどりながら、ネットであらすじを読みながら、ああ、そうだったかも・・って思い出しながら書いている。このブログを作ってて面白いのは、昔みたい映画を再確認できる時間なのだ。
結局彼女はメジャー作品としては『悲しみよこんにちは』と『勝手にしやがれ』だけであり、のちのちはなかずとばず。夫ではない男の子を堕胎したとかでも話題になり1978年に自殺。当時40歳だった。
<あらすじ>
ジュネーブの銀行で働いていたベルナール(
C・リッチ)は小学校教師をしているジュリエット(
E・マルチネリ)というチャーミングな恋人がいるが、稼ぎもたいしたことはなく、ロジェ(
P・ベルニエ)と組んで、なにか大もうけをしたいと思っていた。計画を練っていたある日、ベルナールはベティナ(
J・セバーグ)というたいへん魅力的な女性と知り合った。実は彼女は女盗賊、彼女の母は国際犯罪グループの首領マダム・ブランダンであった。
ベルナールは自分の計画をこのグループに一任し、そのあとで盗品を全部いただこうという計画とたてた。ターゲットはロジェのビリヤード屋の階下にある宝石店。
計画は実行され、ベルナールは計画通り、泥棒グループの裏をかいて宝石をせしめ、玉突き台のポケットにそれを隠した。宝石の隠された玉突き台をめぐってベルナールたちと泥棒グループの争いが展開。結局ベルナールの作戦が効を奏し、彼とロジェとジュリエットの三人が獲物を山分けすることになった。
当時ヨーロッパではよくはやった、盗みモノ・・・この頃の映画が
モンキーパンチに
『ルパン三世』の根幹にあるはずだ。