西澤 晋 の 映画日記

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2009年 03月 11日

ウイラード(1971) ☆☆

ウイラード(1971) ☆☆_f0009381_12214936.jpg監督:ダニエル・マン
脚本:ギルバート・ラルストン
撮影:ロバート・B・ハウザー
音楽:アレックス・ノース

出演:ブルース・デイヴィソン
    エルザ・ランチェスター
    アーネスト・ボーグナイン
    ソンドラ・ロック

        *        *        *

70年代にはやった動物パニックもののひとつ。ねずみは後ろむいて飛んでくるぞ! まるでADさんにほうりなげられたみたいに・・(苦笑)。
『コレクター』テレンス・スタンプをみると、なんとなくこの『ウイラード』を思い描いてしまうのは私だけだろうか。「ウイラード」というのは主人公のちょっと気弱な青年の名前。友達がいなくてねずみと仲良くなって、そしたらそのねずみがけっこう集まってきて、いままで自分をいじめてきた連中をねずみを使って襲わせるという話。いじめられっ子の復習モノです。

<あらすじ>
自閉症ぎみの青年ウイラード(ブルース・デイヴィソン)は、ひとつ屋根の下で暮らしている老母ヘンリエッタ (エルザ・ランチェスター)と、会社の上司で、父の事業を乗っ取ったアル(アーネスト・ボーグナイン)を特に嫌っていた。そしてヘンリエッタは裏庭に出てくるネズミを退治しろとうるい。ウイラードににやさしくしてくれるのはジョーン(ソンドラ・ロック)だけだった。
ある日、ネズミ退治をはじめたウイラードは、調教すれば自分の意志通りに動くことを発見した。ウイラードは1匹のメスのネズミに「ソクラテス」という名をつけ可愛がる。ソクラテスはすっかり彼の指示に従うようになり、ほかのネズミたちもそれに従って行動した。そのネズミの中にはもう一匹特徴的なネズミがいて、それは体も大きくあたまも良い。ウイラードは彼を「ベン」と名づけた。
ウイラードはネズミたちを使って悪戯を始めだした。まずアルが開いた夕食パーティにネズミを送り込み、会場を大混乱させた。その中でソクラテスはアルに殺されてしまった。怒ったウイラードはネズミたちをカバンに入れ会社に出かけた。そしてアルをネズミたちに襲わせた。アルは無残に食い殺されてしまった。ウイラードはその悪魔のような惨劇を見て戦慄した。ウイラードはネズミたちを会社の一室に閉じ込めて帰ってしまった。恐怖を感じたウイラードは、家で飼っていたすべてのネズミを網にいれたまま水につけておぼれさせていく。その様子をみている闇のなかでみているベンの不気味な目。すべてを終わらせたと思いジョーンを食事をして帰ってきたウイラードはベンの気配を感じた。ベンが鋭い鳴き声をあげると、地下室から無数のネズミがウイラードに襲い掛かった。

by ssm2438 | 2009-03-11 11:52


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