
監督:ジョン・フランケンハイマー
原作:H・G・ウェルズ
脚本:リチャード・スタンリー、ロン・ハッチンソン
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ゲイリー・チャン
出演:マーロン・ブランド
ヴァル・キルマー
デヴィッド・シューリス
フェアルーザ・バーク
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H・G・ウェルズの『
ドクターモローの島』の3度目の映画化。よくこの原作をそう何度も映画化しようとするなあと感心したくなる。しかし、監督は
『ブラック・サンデー』の大巨匠
ジョン・フランケンハイマー、ゴッド・ファーザー=
マーロン・ブランドも登場という、けっこう贅沢な布陣。といってもフランケンハイマーは、雇われ監督で、当初予定の
リチャード・スタンリーが降りてしまったため(きっとマーロン・ブランドと衝突したのだとおもう)制作の
エドワード・R・プレスマンがフランケンハイマーに「なんとかまとめてよ」ってことで仕事を依頼したのだと思う。
このドクター・モロー(
マーロン・ブランド)は知能ある野獣を作っているのだが、人間社会の縮図っぽく、じつに強欲にまみれている。要するに人間社会から理性・知性を半分ぐらい取り除いたであろう社会をシュミレートしているといっていいだろう。
映画は既に新鮮さはなく、見ていて気持ちのいい内容ではない。この年の
ゴールデン・ラズベリーワースト作品賞は
デミー・ムーア主演の
『素顔のままで』にもっていかれたものの、作品賞と監督賞にはノミネート、
ワースト助演男優賞を
マーロン・ブランドと
ヴァル・キルマーがとっている(苦笑)。