西澤 晋 の 映画日記

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2009年 04月 02日

兵隊やくざ(1965) ☆☆

兵隊やくざ(1965) ☆☆_f0009381_2033288.jpg監督:増村保造
脚本:菊島隆三
撮影:小林節雄
音楽:山本直純

出演:勝新太郎(大宮貴三郎)
田村高廣(有田上等兵)

        *        *        *

そのご、シリーズ化されたこの映画。一番最初はこれ。
ヤクザの用心棒をやっていた大宮貴三郎(勝新太郎)が軍隊にはいるが、そこでも傍若無人の振る舞い。それにむかついたほかの上官たちにぼこにされるが、インテリ3年兵の有田上等兵(田村高廣)は、かれをかばい、男の友情をはぐくんでいくという話。

<あらすじ>
昭和十八年、ソ連と満州国の国境に近くに兵舎をかまえる関東軍四万の舞台にに、元やくざの用心棒大宮貴三郎(勝新太郎)らの新兵が入隊してきた。彼らの指導係を命じられたのがインテリ三年兵・有田上等兵(田村高廣)だった。貴三郎の倣慢な態度は他の上等兵達の敵意を買い、兵隊の権威をかさにきて貴三郎を痛めつけた。しかし、有田上等兵の計らいで、貴三郎は彼らに復讐を果たすことが出来た。そんなことから貴三郎と有田の間に強い心の絆が生れた。
やがてここにも夏が過ぎ秋も過ぎようとしていた。戦況は切迫し、有田の満期除隊の夢も潰え、貴三郎のところには、南方へ出動命令が下された。有田に恩返しをするのは、この時以外に無いと、貴三郎は有田をともなって、脱走を計った。部隊を乗せた列車は切り離され、有田と貴三郎の乗った機関車は荒野をまっしぐらにばく進していった。

by ssm2438 | 2009-04-02 20:13 | 増村保造(1924)


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