2009年 06月 17日
監督:ルイス・ブニュエル 脚本:ルイス・ブニュエル、ジャン=クロード・カリエール 撮影:エドモン・リシャール 出演 フェルナンド・レイ (マチュー・ファベール) キャロル・ブーケ (理想コンチータ) アンヘラ・モリーナ (現実コンチータ) * * * 同一登場人物を主人公の価値観から二役で描いたえいが。対象の女が理想として存在している時はキャロルブーケ。現実として存在しているときはアンヘラ・モリーナ。 個人的にはキャロル・ブーケの美しさをみたくて見た映画だったけど・・・、正直つまらんかった。 <あらすじ> スペインの南の町セビリア。一見平和なこの町でも、正体不明のテロ事件が頻発していた。初老のブルジョワ紳士マチュー・ファベール(フェルナンド・レイ) が、あわてて駅にやって来てパリ行きの切符を買った。そこへ、マチューを追って若い女がやって来る。追いすがる彼女に、マチューは頭からバケツの水をかけた。周りの人間はマチューに非難の目を向ける。マチューは語り始めた。その娘コンチータ(キャロル・ブーケ)のことを。 マチューがコンチータに会ったのは、従兄の判事を食事に招いた日のこと。新しい小間使がコンチータだったのだ。その初々しい姿にすっかり魅せられたマチューは、夜コンチータを呼んだが、コンチータはその部屋を逃げ去り、翌朝マチューの家を出て行った。 彼女を忘れられないマチューはレマン湖畔で偶然彼女と再会する。演劇仲間といっしょの彼女は、興行主に騙され無一文だと言う。そんな彼女に金を握らせるマチュー。彼はそれがきっかけで、パリに帰ってからもコンチータのアパートを訪れた。アパートでは、コンチータ(アンヘラ・モリーナ)は、母と二人で貧しい生活を送っていた。マチューは、母親に大金を渡し、コンチータを自分の邸に引き取ろうとするが、コンチータは手紙を残して彼の許を去ってしまう。夜も眠れるマチュー。 再びとあるバーで偶然コンチータを見かけた彼は、今度こそは離すまいと、郊外の別荘に連れてゆく。ところが、ベッドの中でマチューが手にしたものは、なんと彼女を守る貞操帯だ。マチューの欲望は一向に満たされない。一方では彼女はギター弾きの青年(デイヴィッド・ローシャ)と戯れたりしている。 傷心のマチューはセビリアにやって来た。そして再びコンチータに出会う。フラメンコを踊りながら母とわびしい生活を送っているという彼女に再び同情し、遂に家を買って与えた。しかし、いよいよという夜、家の玄関に鍵をかけ、マチューが見ている前でギター弾きと抱き合う彼女。怒りが爆発しパリに向かう彼を、彼女は追いかけて来たのだ。さらに「私は処女よ」と叫ぶコンチータ。話し終えて列車から降りたマチュー。何と、仲むつまじく、コンチータが寄り添っていた。 キャロル・ブーケをこんな映画に出たかと思うと悲しくなる。クソ映画だ。
by ssm2438
| 2009-06-17 03:53
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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