
監督:ジョン・バダム
脚本:ブライアン・クラーク、レジナルド・ローズ
撮影:マリオ・トッシ
音楽:アーサー・B・ルビンスタイン
出演
リチャード・ドレイファス(ケン・ハリソン)
ジョン・カサヴェテス (Dr・マイケル・エマーソン)
* * *
尊厳死をあつかった戯曲が原作の映画。多分MTVだと思う。
テーマがディープなだけにちょっと
ジョン・バダムとはあわない気もするが、まずまずまとめている。しかし、これがジョン・バダムじゃなかったらもっどディープになり、悲惨なところは悲惨になってたんではないだろうか。あまり悲壮感漂いすぎないジョン・バダムの演出だから、良くも悪くも、そこそこ普通にみられる映画になっている。
<あらすじ>
32歳の新進彫刻家ケン・ハリソン(
リチャード・ドレイファス)は交通事故にあい、かろうじて生命はとりとめたものの首から上を除いた身体の感覚が麻痺し、生命維持装置につながれていた。そんなケンを恋人のパットは毎日見舞いにきていた。入院後数カ月が過ぎ、ケンは看護婦たちを相手に冗談をとばしたりしていたが、ある日、エマーソン(
ジョン・カサヴェテス)に自分の身体は動けるようになるのかとはっきり質問した。応えは「ノー」だった。
自分の人生は終ったのだと言いきかせるケンは、パットにもう来ないように告げた。ハリソンは病院側に退院を申し出た。しかし退院したら1週間以内に死ぬのは確実だ。そしてそれがハリソンの望むところなのだった。美人の女医クレア(
クリスティン・ラーティ)は、生命の存続を願う病院側と死にたいというハリソンの間に立ってどちらを取るべきか迷った。ハリソンのスタジオでパットに会った彼女は、パットの「死なせてあげるべきよ」という意見にうなづくより他はなかった。数ヵ月後、病院内の一室でワイラー判事(
ケネス・マクミラン)によって審問が行なわれることになった。そこでハリソンは必死の思いで訴えた。「脳以外の働きが不可能な人間を生かしておくほど残酷なことはない」。ワイラー判事は安楽死の判例を確かめるため外に出るのだった。