
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:キャスリン・ビグロー、エリック・レッド
撮影:アミール・モクリ
音楽:ブラッド・フィーデル
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ロン・シルヴァー
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この映画、女性監督とは思えないがつんで執拗な情念のアクション映画。
キャスリン・ビグローの名を世に知らしめた映画。そしてこの映画で描かれる銃が実に色っぽくバイオレント。物語の凶暴さと愛欲が銃を通してえがかれているような映画。だいたいこの映画の適役は、自分を追ってくる女性警官を犯したいと思ってるある種の異常者。警官にしてみれば探さなくてもいいのだから都合がいっていえばいいが、襲われる対象になっているのだから抜き差しならないサスペンスが展開。
その画面をとったのが、最近だと
『コヨーテ・アグリー』が有名な
アミール・モクリ。この人の画面はハイセンスでいいですね。でも、画面的にはこの
『ブルースチール』のほうがいい。冷たく光るS&W38口径リボルバー、黒の移りこみ、グリースなつやっぽさ・・。
<あらすじ>
ニューヨーク・ポリス・アカデミーを卒業、夢だった警官になったメーガン・ターナー(
ジェイミー・リー・カーティス)は、パトロール中にスーパーマーケットの押し入り強盗を目撃し、彼女は犯人を射殺する。その強盗反が打たれたときに銃を落とすが、その現場にたまたま居合わせ、床に伏せていたユージン・ハント(
ロン・シルヴァー)が懐にいれてしまう。
その現場から犯人の銃が発見されず、はっきりとした証言も得られなかったことにより、メーガンは過剰防衛の疑いがかけられ停職処分をうけてしまう。
その事件以降、深夜無差別殺人がおきるようになる。殺人課のニック刑事の監視のもと、混乱の日々を過ごすメーガンは、ある雨の日ユージンと出会う。ユージンの正体を知らないメーガンはやがて彼と恋におちるが、ある夜ユージンから自分が犯人であることを告白されたメーガンは、彼を逮捕することを決意。しかし強力な弁護士がつき、確実な証拠もつかめないままメーガンが手をこまねいているうちに、ユージンは彼女の親友のトレーシーを射殺し、ニックも彼の銃弾に倒れた。そしてひとりユージンに立ち向かう決意をしたメーガンは、凄まじい逃走と追跡の果てに、命からがらユージンを射殺するのだった。