監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ジョセフ・ステファノ
撮影:ジョン・L・ラッセル
音楽:バーナード・ハーマン
出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー
* * *
説明的過ぎる
ヒッチコック演出は、どうしても作為性が全面に出てしまい、恐怖を演出するには適さないのだが、これは比較的怖そうに撮ってるほうである。
ただ、話の構成的に、
ジャネット・リーがモーテルに着くまでのエピソードって必要だったのだろうか? <女が会社の金を横領する>というエピソードと、モーテルでのエピソードが深くリンクしてればいいのだけど、ほとんどその必要性を感じなかった。「ある雨の日、彼女がモーテルに着きました・・」からお話を転がしてもよかったのでは? ・・・で、もしそこに来るまでの諸事情が必要ならあとから語るとして・・。
ストーリー構成の不完全さを感じさせる映画だった。