
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
原作:ロバート・A・ハインライン
脚本:エド・ニューマイヤー
撮影:ヨスト・ヴァカーノ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演
キャスパー・ヴァン・ディーン (ジョニー・リコ)
ディナ・メイヤー (ディジー・フロレス)
デニース・リチャーズ (カルメン・イバネス)
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なんでハインラインの原作がこんな映画になるんだ???
相手が昆虫だったら感情移入もなにもない。相手が人だからこそ、殺す罪悪感と、自分の存在の尊さを問えるのに・・。幻滅もいいところだ。これでは、単にゲームシーン的殺戮のイベント映画だ。
バーホーベンの下手さというのはスケールを出せないことだろう。大きな器の世界を取るときには、その部分をどれだけ見えない部分を感じさせるように撮るかが大事だが、この人にはそのセンスがない。バーホーベンの描く部分は、部分でしかなく、全体の一部ではないのである。そいう大世界観的見せ方の才能に乏しいバーホーベンが出来るのはCGつかったグログロ描写だけ。
あいかわらず下世話な可愛らしさを発揮するデニス・リチャーズ(↓)。