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2009年 12月 23日
監督:黒澤明脚本:黒澤明、菊島隆三 撮影:宮川一夫 音楽:佐藤勝 出演 三船敏郎 (桑畑三十郎) 仲代達矢 (新田の卯之助) * * * この『用心棒』と『椿三十郎』とは、おなじ主人公の時代劇コメディ・・。宿場町を支配する2大勢力のヤクザ。そのヤクザが道のあっちとこっちに陣取っている。そのシチュエーション時代がもうコメディ。チャンバラシーンのすばやり立ち回りはわるくないのだが、それ以外のシーンのテンポの悪い演出と、お話自体のコメディ的要素の喰い合わせが非常にわるくて個人的には大嫌い。まだ見てない人は、メジャータイトルなので「面白いきっとおもしろいんだ」って期待するとかたすかしをくらう。「黒澤映画はすごいんだ!」っていう先入観ある人にはいいかもしれないが、そんなものもってない私には全然楽しめなかった。つぎの『椿三十郎』に関してはまだ面白いとおもうが・・。 撮影は珍しく宮川一夫。黒澤映画でははじめてなのでは・・? 当時名前のある撮影監督さんだったことには間違いないが、画面を作る思想がふるい。とにかく役者が見えること、何が起こったかわかりやすくはっきり撮ることを重要視しているようで、黒澤映画独特のダイナミズムがあまり感じられなかった。個人的にはミス・キャストだったなあって思ったが、これ以降は使われなかったので、ああ、やっぱりな・・って感じでした。 とにかくシチュエーションがコメディなので、これを真剣に映画化しようとした『荒野の用心棒』とか『ラストマン・スタンディング』とか・・その基本的発想を疑う・・。 <あらすじ> 馬目の宿は縄張りの跡目相続をめぐって二人の親分が対立、互いに用心棒、をかき集めてにらみ合っていた。そこへ桑畑三十郎(三船敏郎)という得体の知れない浪人者がふらりとやって来た。一方の親分馬目の清兵衛のところにやって来た三十郎は用心棒として雇わないかと持ちかけて、もう一方の親分丑寅の子分五、六人をあっという間に斬り捨ててしまった。清兵衛は五十両で三十郎を傭った。しかし女房のおりんは業突張り。半金だけ渡して後で三十郎を殺せと清兵衛をけしかけた。これを知った三十郎はあっさり清兵衛の用心棒を断わり、居酒屋の権爺の店に腰をおつつけ、両方から、高い値で傭いにくるのを待つことにする。 丑寅の弟卯之助(仲代達矢)が帰って来た。短銃を持っており腕も相当だった。三十郎は丑寅方につくことになった。 丑寅は卯之助の知恵で清兵衛の家に火をかけた。清兵衛一味は全部殺された。喧嘩は丑寅の勝利に終った。そこへ三十郎がふらりとやって来た。卯之助が銃を構えるより速く三十郎の手から出刃が飛んだ。そして丑寅達の間を三十郎が駆け抜けると、丑寅達は倒れていた。「おい親爺、これでこの宿場も静かになるぜ」と言って三十郎は去って行った。
by ssm2438
| 2009-12-23 19:01
| 黒澤 明(1910)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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