|
2009年 12月 26日
監督:ジョン・ヒューズ脚本:ジョン・ヒューズ 撮影:トーマス・デル・ルース 音楽:キース・フォーシイ 出演 エミリオ・エステヴェス (アンドリュー) ジャド・ネルソン (ジョン) モリー・リングウォルド (クレア) アリー・シーディ (アリソン) アンソニー・マイケル・ホール (ブライアン) ポール・グリーソン (ヴァーノン先生) * * * 土曜日の早朝、イリノイ州シャーマー・ハイスクールは休日にもかかわらずの5人の生徒が登校してきた。 レスリングで奨学生に推薦されているアンドリュー(エミリオ・エステヴェス)、お嬢さま育ちのクレア(モリー・リングウォルド)、ほとんどの科目は優等生だが工芸科目を落としてしまったブライアン(アンソニー・マイケル・ホール)、すべてにおいて覇気かがないアリソン(アリ・シーディ)、学校中の嫌われ者ジョン(ジャド・ネルソン)。ヴァーノン先生(ポール・グリーソン)は、図書室に5人を集め、<自分とは何か?>という題日でエッセイを書くよう命じた。午後4時までの約9時間、トイレに行く以外席を立ってはいけないとヴァーノン先生は言い残し、隣りの職員室へ引き上げた。それぞれの悩みや疑問を語り合ううちに、いつのまにか心の秘密までをも隠すことなく吐露し、次第に強い絆で結ばれていく。エッセイは結局、ブライアンが5人を代表して書き上げ、彼らは校舎を出た。若さの傷みや優しさを、数時間一緒にいることで互いに知り合った5人は朝とはうって変わった晴れ晴れとした表情で、それぞれに別れの言葉を交わし家路についた。 ・・・ジョン・ヒューズの最高傑作! 若いころの自分は、何かが出来ることで自己を確立していくのではなく、、なにかを拒否することでそれを確立していく要素がつよい。あるものは「にんじんが嫌いだ」といい別の人は「算数が嫌いだ」といったかもしれない。「水泳が嫌いだ」「漢字の書き取りテストが嫌いだ」「英語が嫌いだ」「こんにゃくが嫌いだ」「ぜんざいが嫌いだ」「体育が嫌いだ」・・などなど。そうやって知らず知らずのうちに自分で自分の殻をつくっていく。 でも、あるときふとそんな自分に疑問をなげかけてみる。 「ほんとに自分はそれが出来ないのか?」 自分で自分の殻をつくり、その中に逃げ込み、可能性を封印してるんじゃないのか? もしかしたら、今なら挑めばできるかもしれない・・。確かに得意なものもあれば不得意なものもあるだろう、でも、時間をかければ不得意だと思ってたものも出来るようになるんじゃないかのか? この映画は、子供の頃から自分を自分で縛ってきた、そういう殻を破壊するための勇気をくれる映画。 『復活の日』のなかで主人公の地震学者・吉住はワシントンから南米チリの南端までを歩いてたどり着いた。それはフィクションだから出来たことだけど、現実に存在する自分自身には出来ないことなのか? もしかしたらやれば出来ることじゃないのか? 確かに私は語学が苦手だった。それも長文問題はまったくといいほどちんぷんかんぷんだった。それが読書障害があったからだということが分ったのは最近になってのことだが、だからといってTOEIC900点を撮れないというわけではないはずだ。もしかしたら人3倍勉強したら長文問題だって解けるようになるかもしれない。それがだめなら人10倍やればいいだけだ。やりもしないうちから出来ないと決め付けるのはおかしい。 ・・・でやってみた。取れた。 映画的に完成度が高いとか、低いとか、そんなのは関係ない。この映画から与えられた勇気でどれだけのことが成し遂げられたことか。それまで自分で封印してきた不可能という鎖を引きちぎるのにどれだけのエネルギーをあたえてくれたことか・・。 青春映画の傑作中の傑作である。
by ssm2438
| 2009-12-26 00:16
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||