
監督:ジョン・ヒューズ
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:タク・フジモト
音楽:アイラ・ニューボーン
出演
マシュー・ブロデリック (フェリス)
アラン・ラック (キャメロン)
ミア・サラ (フェリスのガールフレンド)
ジェニファー・グレイ (フェリスの妹)
ジェフリー・ジョーンズ (ルーニー校長)
チャーリー・シーン (不良少年)
* * *
実存主義映画。軽いのりと爽快感で物語りは進行するが、そのうらで語られている自己責任こそがこの映画の最大のポイント。これも
ジョン・ヒューズの傑作のひとつ。
『ブレックファスト・クラブ』で<自己の無限なる可能性>といた
ジョン・ヒューズが再び<自己の確立>について語っている。自分におきるイベントはすべて自分のせいである・・という概念(実存主義の基本概念)だが、「それが誰かのせいだ」って言ってる間は<自己の確立>なんて出来はしない。
一見フェリスの引き起こす無責任なちゃらんぽらん映画に見えるが、恐ろしく哲学的な話である。
たとえば、原爆を積んだB29のパイロットが広島に原爆を落とす命令を遂行する。その爆弾はそのボタンを押す人によってどうなるかが決定される。もちろん大統領の命令であることには変わりないが、自分が起こす行為に関してはつねに自分が責任者なのだ。
この映画ではラッキーな行動力の持ち主フェリスが学校をさぼることにする。やが手彼に付き合わされる形で、フェリスのガールフレンドのスローアン(
ミア・サーラ)と病気で休んでいる金持ちの坊っちゃんキャメロン(
アラン・ラック)がつきあわされることになる。結果として彼は不幸になる。
しかし彼は、フェリスとすごした1日の間に、その不幸がフェリスのせいではなく、自分の責任であると受け止めなければならないことを自覚していく。