
監督:ジョン・シュレシンジャー
脚本:ウォルド・ソルト
撮影:アダム・ホレンダー
音楽:ジョン・バリー
出演:ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン
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私の大嫌いな
ニュー・アメリカン・シネマである。この映画がだけがきらいなんじゃなくて、このカテゴリーに属するほとんどの映画は嫌いなのである。
それでも1969年
アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を受賞している。この時代は無責任映画をもとめてたのだろう。それまでの社会制度に組み込まれない人間たちを描いた作品が60年代後半から70年代の中盤までつずく。<努力>という言葉をもたない連中のひたすら無責任ないきあたりばったりな人生。
当時はこの手の映画がもてはやされたが、今、ほんとにこんな映画がいいのかどうなのか、当時の世俗にながれた価値観を一度捨てて、きちんと再評価すべきだと私はおもうのだが・・。少なくとも私は、アメリカン・ニューシネマを絶賛する連中は、所詮同じスピリットをもった負け犬だとしか思えない。
<あらすじ>
カウボーイスタイルに身を固め、男性的魅力で裕福層の女を満足させ、富と名声を手に入れようとテキサスからニューヨークに出てきた田舎モノ青年・ジョー(
ジョン・ヴォイト)。しかし、最初に相手をしてくれた女は娼婦であり、反対にお金を要求される。まあ、当たり前だわな(苦笑)。女とセックスをして相手を満足させ、それでお金がもらえると考えていること時代かなりアホなのだが、それがこの勘違い男ジョーである。
やがてジョーはスラム街に住むラッツォ(
ダスティン・ホフマン)というびっこの小男に出会い、10ドルで売春の斡旋人紹介されるが、その斡旋人はホモ専門だった。騙されたと知ったジョーは、ラッツォを捕まえるがすでにお金は使われていた。そのかわり罪滅ぼしにカモ探しに協力するというラッツォ。
二人はラッツォのねぐらである廃墟のビルで共同生活を始めるが、ラッツォの身は病魔に冒されていた。冬のニューヨークで暖房もない貧苦の生活。惨めで、ひもじく、金も女も稼ぎも薬もない生活。あるのはフロリダにいってみたいという夢だけど。そんなんが夢だからひたすらのダメ人間なんだ。消費することが夢なんて糞人間スピリットそのもの。
まさに、お前ら勝手に腐ってろ!映画である。