監督:カルヴィン・ジャクソン・パジェット
脚本:カルヴィン・ジャクソン・パジェット
撮影:トニー・ドライ
音楽:ジャンニ・フェリオ
出演:モンゴメリー・ウッド=ジュリアーノ・ジェンマ
* * *
マカロニ・ウエスタンといえば、
フランコ・ネロとか
クリント・イーストウッドあたりがおもいあたるだろうが、もうひとり、この
ジュリアーノ・ジェンマも当時はなかなかうけた俳優さんのひとりである。上の二人がクールなガンマンを演じていたのにたいしてこのジュリアーノ・ジェンマはもっと陽気なテイストでみていて楽しい雰囲気があった。
ま、この映画では、まだ
モンゴメリー・ウッドの芸名をつかっていた時代なので、のちのちのジェンマのイメージとは若干ことなるものではあるのだが・・。
ただ、西部劇なのでほとんど見るべきところは無く、けっこう退屈、きわめて普通の出来栄え。それでも他のマカロニ・ウエスタンよりはストーリー構成はまともだったように感じた。あと最後の夜の決闘シーンでのライティングは良かった。あそこだけはのちのちどこかで使えそうって思ったよ。
<あらすじ>
南北戦争が終り、南軍捕虜だったはゲイリー・オハラ(
モンゴメリー・ウッド)は故郷のバージニアに帰り、弟フィルから預かった預金を妻ジュディ(
E・スチュァート)にあずけ、一足先に西部に向かった弟フィルをおって西部に旅立っていく。胸のポケットにはその中の一ドル銀貨がお守りとしてはいっていた。
その弟は殺され、ゲイリーも胸を撃たれるがその銀貨のおかげで命拾いし、悪漢たちに復讐するというお話。