
監督:ハイメ・デ・アルミニャン
脚本:ハイメ・デ・アルミニャン
撮影:テオ・エスカミーリャ
音楽:フランツ・ヨセフ・ハイドン
出演:
アナ・トレント (ゴジータ)
エクトル・アルテリオ (アレハンドロ)
* * *
当時わざわざ山手線の反対側、錦糸町までみにいった映画だが、どうも私はスペイン映画とは相性わるいようだ。どのスペイン映画をみてまったく感化されない。これは私だけ??
この映画も当時
『ミツバチのささやき』『カラスの飼育』などでやたらと人気があった
アナ・オレント主演の、少女とじいさんの恋愛もの。
『シベールの日曜日』とにかよった素材だが、あちらのシベールはまだオヤジに対して愛情をもっていたが、こちらのゴジータ(アナ・トレント)はそれよりも性悪女。好かれている優位性をいかんなくはっきする。亡き妻の思い出の服や写真をすべて捨てろと命じたり、互いの手を傷つけて血で互いのイニシャルを書くことを強要する。彼女にどうしようもなく惹かれてしまったアレハンドロはもはやそれに従うことしかできない。「あなたは醜い老人、愛してるわ」・・とわかった様なことを言うこの女。それでなくてもガキは嫌いなのに、こんな女がいたら絞め殺したくなってしまう。
妻に先立たれた初老の男アレハンドロ(
エクトル・アルテリオ)は、自宅でオペラ音楽を聴いたり、森で乗馬したりしながら孤独に暮らしていたが、ある日、彼は森のなかで「G」の署名入りの紙切れを見つける。それは、鳥を愛する13歳の少女ゴジータ(
アナ・トレント)のものであった。
絶対的な力で縛り付けてくる母や、父の上司である警察署長、そして母や署長にまったく頭が上がらない父親に囲まれた居心地の悪い環境で暮らす孤独なゴジータにとって、アレハンドロは自分を理解してくれるたった一人の大人であり、孤独を共感できる相手であった。二人の関係はいつしか村中の噂の的となり、ゴジータはアレハンドロから引き離されて、遠くの親戚の家に預けられることになった。アレハンドロから愛の証として渡された「認識票」を警察署長に取り上げられたゴジータは、別離の日アレハンドロの胸で泣きながら「あいつを殺して!」と訴えた・・・。