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2008年 12月 29日
監督:リドリー・スコット脚本:ジェラルド・ヴォーン・ヒューズ 撮影:フランク・タイディ 音楽:ハワード・ブレイク 出演: キース・キャラダイン (デュベール) ハーヴェイ・カイテル (フェロー) * * * リドリー・スコットの映画のなかで始めてみたのがこの『デュエリスト/決闘者』。 当時(今のそうだが)、世間が騒いでる時にはほとんど興味がなく、後になってみて「あれ、面白かったよ!」って言うと「知ってるよそんなの」とよく言われた(苦笑)。本来恐怖モノには全然興味がなかったので『エイリアン』もかなり無視していたのだがたまたまつけてたテレビでやってるのみたら面白くレーザーディスクをかって見たのがリドリー・スコット初体験だと思ったら、どうやらそれ以前にレンタルビデオやでこの『デュエリスト/決闘者』を借りてみたことがあった。あとになって、ああ、そうか、これもリドリー・スコットだったのか・・と感心すると同時に、リドリー・スコットという名が心にふかく刻み込まれた。 この映画、・・・正直なところ、話はそれほど面白いとはおもえない。いちいち言いがかりをつけて決闘してくるハーヴェイ・カイテルがうざい。しかし、画面はとびっきり美しいのである。それも照明つかいまくりの美しさではなく、自然のなかでとった画面の美しさ。例によってスモークは人工的にいっぱい炊いてるとは思われるが、光は自然光なのだ。そして湿気のあるヨーロッパの背景をバックになんどかくりひろげられる決闘シーン。 というか、決闘シーンというよりも、そこにいたるまでの情緒性のあるもったいぶらせ方が美しいのである。 人工美的な美しさはその後のリドリー・スコットの映画の中で何度となく発揮されるのだが、こういう自然美的な美しさは、この映画は一番ではなかろうか・・。 <あらすじ>1800年のフランス。第7騎兵隊のフェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)はやたらと無意味に決闘をしたがる、自己顕示欲の強いタイプ。決闘をしたところで、死に至ることはほとんど無く、それを知っているフェローは難癖をつけては決闘を挑み、びびる決闘初体験の相手を倒してきた。そしてストラスブールでの決闘で市長の甥に重傷を負わせた。軍においては決闘は禁止されているが、これを破り決闘をけしかけるフェローに業を煮やしたトレアール将軍は、士官のデュベール中尉(キース・キャラダイン)に謹慎処分の伝令を託してフェローのもとに走らせた。フェローと面会したデュベールは軍令を伝えるが、フェローは逆恨みしてデュベールに決闘を申し込む。 決闘は引き分けに終わったが、フェローはその後もデュベールに執着し、事ある毎に難癖をつけて決闘をしかけるようになる。あるときはサーベルをもち、あるときは銃をもち、またあるときは馬上でランスを手に戦った。二人の決闘は年や国が変わっても続いたが、帝政の崩壊後にデュベールは王党派の将軍に出世し、アデルとの結婚を機にフェローとの関係を終わらせようとする。しかしフェローは諦めず最後の決闘を申し込み、デュベールは家族を守るため決闘に臨むのだった。 ただ、この映画で上手いのは、決闘してるだけでなく、その二人が北寒の戦場で出会うとみょうな連帯が生まれ、ふたりで生き延びることも模索するエピソードが盛り込まれていることだ。日本風にいえば「起承転結」の「転」の部分である。そんなことで友情も芽生えたかなと思わせつつもやっぱり最後は決闘にいたってしまう二人。何度も何度もはらはらさせられるので疲れてしまう。この疲れるまでのはらはら感はその後『エイリアン』でたっぷり楽しめる(?)のだが・・。 けっして悪い映画ではないが、観るのがしんどい映画だ。
by ssm2438
| 2008-12-29 12:04
| リドリー・スコット(1937)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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