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2008年 12月 27日
監督:アラン・パーカー脚本:アラン・パーカー 撮影:マイケル・セレシン 音楽:ランディ・エデルマン 出演: デニス・クエイド (ジャック・マクガーン) タムリン・トミタ (リリー・カワムラ) * * * 原題は「カム・シー・ザ・パラダイス」。夢を描いてアメリカにわたった移民の中には日本人もいた。しかし、彼らは第二次世界大戦がはじまると強制収容所に入れられた。そんな日系人の家族の娘とアメリカ人男性との恋愛を描きながら、当時の日系人にたいするアメリカ社会のあり方を描いている映画。ただ、露骨な批判精神で描いているのではなく、冷静に描いているのがとても好感がもてる。 なにを隠そうこの映画、監督はアラン・パーカー。アラン・パーカーは『小さな恋のメロディ』で脚本をかき、『ダウンタウン物語』、 『ミッドナイト・エクスプレス』、 『フェーム』、 『バーディ』、 『エンゼル・ハート』、 『ミシシッピー・バーニング』などをてがけてきた監督さんで近年の流れをみると映像派のサスペンス系監督さんという印象があったのだが、ああ、この作品もそうだったのか・・と少々驚いた。 この映画、第二次世界大戦の、日系アメリカ人は敵とみなされマンザナール収容所に入れられた。そんな日系の家族に属するタムリン・トミタと、デニス・クエイドのラブロマンス。この映画を見た当時は英会話の勉強に励んでいたことだったので、彼らが話す英語と日本語がが混じった感じが実にリアルに感じられた。 その頃はイーオンの目白校に通っており、担任教師だったエイリーンという日系のアメリカ人の女性教師だったのだが、彼女がイーオンを辞めたあとも、手紙のやり取りは続いていて、電話で話す時もあった。彼女と話すと、日本語と英語がごちゃごちゃになってくる。英語の文法で話していてもときどき単語は日本語が出てきたり、その反対に日本語の文法で反しているのに単語は英語になったり、それが法則性もなく、日本語と英語がいれかわりたちかわり交錯する。この映画のなかで、タムリン・トミタとその子供の会話でも、その日本語と英語の交錯する会話が表現されていて、かなり嬉しかった。 <あらすじ> 第二次世界大戦が始まるまえのアメリカ、ロサンゼルス。日系一世のヒロシ・カワムラ(サブ・シモノ)は映画館を営んでいた。そこで働く元労働活動家のジャック・マクガーン(デニス・クエイド)はカワムラの娘リリー(タムリン・トミタ)と恋に落ち、彼女の両親の猛反対にもかかわらず、シアトルに駆け落ちして式を挙げた。娘ミニも生まれ幸福な生活を営んでいた2人だったが、ジャックが再び組合運動に感心をしめすとリリーはそれに反対、その結果リリーはミニを連れて実家へ戻ってしまう。そして日米開戦・・・。 ジャックは徴兵され、日系人は収容所に強制移住となった。日系人ではあるが、アメリカ人のつもりだった彼らは、自分たちの立場が理解できなくなっていく。そんななかカワムラ家の長男チャーリー(スタン・エギ)は日本人として生きることを主張、日本に強制送還される。次男のハリー(ロナルド・ヤマモト)は米軍に志願し出兵していく。リリーは母と残された家族の面倒を見るので精いっぱいだった。 軍隊を無断で抜け出したジャックがリリーとミニに会いきてつかの間の抱擁をかわす二人だが、リリーの父の説得で軍にもどっていくジャック。しかしジャックは逃亡の罪を問われ軍刑務所送られる。アイダホの農場に行っていたリリーの妹は妊娠して収容所に戻ってくるが、その子の父親は不明。資産を没収され総てを失った父は自殺。アメリカ兵として出兵していたハリーは戦死。 44年やっと収容所から解放されたリリーは、いとこのいるカリフォルニアのいちご農園に身を寄せ、そこで終戦を迎える。それからさらに4年、軍刑務所での刑期を終えたジャックがリリーとミニーのもとへ帰ってきた。 今となっては、当時の日本人強制収容所内での生活を再現した貴重な映画かもしれない。日系アメリカ人の複雑な想いがあざといアピールをすることなく、実に淡々と描かれている。歴史の勉強としてかなり貴重な映画だ。
by ssm2438
| 2008-12-27 13:54
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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