2011年 07月 17日
監督:D・J・カルーソー 脚本:ダン・マクダーモット ジョン・グレン トラヴィス・アダム・ライト ヒラリー・サイツ 撮影:ダリウス・ウォルスキー 音楽:ブライアン・タイラー 出演: シャイア・ラブーフ (ジェリー・ショー) ミシェル・モナハン (レイチェル・ホロマン) * * * ひとことでいって、よくある話。大管理をまかせられた巨大コンピュータが人間に対して反乱を起こすたぐいの話だが、一応<一ひねり>いれてある。物語自体はスリリングでそれなりに面白いが、なんでも出来ちゃう大管理コンピュータというのは・・・もう見飽きてしまったかな。以下(↓)、一応<一ひねり>の部分である。 冒頭衛星からのカメラが中東の某国、某地域でテロリストの重要容疑者と思われる〇〇を捕捉していた。どうやら葬儀かなにかの集まりのようだ。アメリカCIAの連中はこれをミサイルで殲滅したいと思っているが、その確証がえられない。携帯電話の盗聴した音声やおぼろげな画像からコンピュータはその男がほんとにテロの重要容疑者かどうか判断しようとしている。コンピュータの回答は、ターゲットである可能性は50%、よって攻撃は許可できない・・というものだった。しかし、そうであってほしいと願うCIAの現場の責任者は、大統領などからもつつかれ、攻撃に踏み切ってしまう。ミサイルがその男とまわりの葬儀に参列していた人たちを木っ端微塵に吹き飛ばす。・・・しかし、これが別人だと後で判る。テロ組織は報復行動にでて、アメリカ国内で爆弾テロ事件が起こる。 そして大管理コンピュータは判断する。私が攻撃不可と判断したにもかかわらず、その判断を無視して攻撃し、その結果誤爆であり、さらにアメリカ国民をテロの危険に陥れたものがいる限り、この国の平和は守れない。よってこれを排除する。大管理コンピュータは、アメリカの指導者たちを排除することが、アメリカ国民を守るために必要なことだと判断し、行動にうつす・・という内容。大管理コンピュータにしてみればあたられた使命を果たしているだけだが、政府役人たちにとってはコンピュータの反乱ということになる。 軍の最高機密に通じているある男が、このことを察知しプログラムにロックをかけてしまうが、後に彼は事故死してしまう。その部分を解除するためには彼の音声だったか網膜だったかのID照合が必要になる。困ったコンピュータはこの物語の主人公=彼の双子の兄、ジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)に狙いを定める。彼をコントロールルームまでつれてきて、ロックを解除させようとする。 ・・・以下、本編のやかましい物語がはじまる。 監督のD・J・カルーソーは大のヒッチコックファンで、前作の『ディスタービア』も『裏窓』を現代版にしたものだった。しかしこの作品では、『裏窓』の原作の著作権を所有する団体が本作を製作したドリームワークスらを訴えている。それに懲りたのか、今回の『イーグルアイ』では、ヒッチコックの作品(主に『北北西に進路をとれ』)のムードを継承しつつ、それを現代的な環境に置き換えて物語を作っている。 ヒロインのミシェル・モノハンは、これから良い感じに伸びていきそうな女優さん。ポスト・ゼタ姉ーさん的な役どころで伸びていきそうは雰囲気のある女優さんです。
by ssm2438
| 2011-07-17 13:12
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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