2010年 01月 21日
監督:フレッド・スケピシ 脚本:アンディ・ブレックマン/マイケル・リーソン 撮影:イアン・ベイカー 音楽:ジェリー・ゴールドスミス 出演: メグ・ライアン (キャサリン・ボイド) ティム・ロビンス (エド・ウォルターズ) ウォルター・マッソー (アインシュタイン) * * * 『ミスター・ベースボール』や『愛しのロクサーヌ』などでさりげなく良作をつくってくれるフレッド・スケピシ。『愛しのロクサーヌ』では鼻のでかいスティーブ・マーティンに恋のキューピット役をやらせた(もっとも途中からやっぱり自分が主役になるのだが)スケピシが、今度はアインシュタインを恋のキューピットに設定、劇中姪にあたるメグ・ライアンと彼女の恋するティム・ロビンスの仲をとりもつのにアインシュタインの人生の法則が一役も二役もかっている。 アインシュタインを演じるのはウォルター・マッソー、これがまさにアインシュタインそのもの。もっともアインシュタインがほんとに発言したり行動をとったりするところをみたわけではないのだが、ウォルター・マッソーのアインシュタインにはなぜだか真実味があるから不思議だ。 <あらすじ> エド・ウォルターズ(ティム・ロビンス)が働く自動車整備工場を、イギリス人科学者の婚約者に伴われてキャサリン・ボイド(メグ・ライアン)が訪れる。彼女はプリンストン大学の数学者だった。そんなキャサリンに一目ぼれのエド。運良く工場に置き忘れた懐中時計を見つけると、それを返しに彼女の住所へいってみた。するとそこで、かの有名はアインシュタイン博士(ウォルター・マッソー)とであったのだ。キャサリンはアインシュタインの姪だったのだ。 アインシュタインは、エドを自分の仲間の科学者たちに紹介すると、彼はたちまに人気者になった。しかしキャサリンに対しては劣等感を感じるばかり、そんなエドをアインシュタインと仲間の科学者たちは、エドを天才物理学者のように仕立て上げ、気に入らない今の婚約者と別れさせようとたくらむ。しかし付け焼刃の知識などいつかわばれるもの。だまされたことに怒った彼女は、エドに別れを宣言。そんなキャサリンには、人生が数字だけで割り切れるものでなく、心で感じるものでもあるのだと教えるのだった・・。 ティム・ロビンス演じるエドがほんとに薄っぺらな人間に見えてしまってるので、もうちょっとなんとか立たせてあげられなかったものか・・。彼自身が頑張ってどうのこうのとう話ではなく、周りにいじくられているだけっていう感じがいないめないのが残念だ。もうちょっとなにかが違っていたら、気持ちのいいロマンチック・コメディになっていたのに・・。もったいない。
by ssm2438
| 2010-01-21 04:50
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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