監督:ウォルター・ヒル
脚本:ウォルター・ヒル/ラリー・グロス
撮影:アンドリュー・ラズロ
音楽:ライ・クーダー
出演:
マイケル・パレ (トム・コーディ)
ダイアン・レイン (エレン)
エイミー・マディガン (マッコイ)
ウィレム・デフォー (レイヴェン/ボンバースのボス)
リック・モラニス (エレンのマネージャー)
* * *
ダイアン・レインのコンサートのノリは良い!
映画全体が舞台劇調でつくられているので、舞台とかコンサートにまったく興味をもたない私には全然入っていけなかった。ミュージカルではないが、ミュージカルのような調子(音楽のアクセントにあわせて映像がつくられている)ので、作為性が全面に出ている。感情移入しようにも登場人物もきわめて記号的で、見ている側に考える要素がない、映像と音楽を見せられるだけの映画。ドラマとして映画を見たい人にとってはきわめてダメな映画だろうと思う。でも、
ダイアン・レインのコンサートシーンだけはきわめて燃えたので、☆ひとつおまけ。
<あらすじ>
リッチモンド生まれのロック・クイーン、エレン・エイム(
ダイアン・レイン)が故郷の街に帰り凱旋コンサートをしている。会場はピークに達しようとしていた時、ストリートギャングボンバーズがステージに乱入、エレンを連れ去ってしまう。その話をききつけたエレンのかつての恋人トム・コーディ(
マイケル・パレ)が戻ってくる。トムはマッコイ(
エイミー・マディガン) と名のる元陸軍の車輛係をしていた女兵士と出会い、意気投合。翌日、トムはで武器を調達、組立式のウィンチェスター・ライフル、ポンプ式ショット・ガン、それに45口径リボルバーで武装しエレン奪還の準備を整えボンバースのアジトを襲撃、エレンを奪回した。エレンはトムの胸にとび込み、2人の間に昔の愛が甦えった。だが、メンツをつぶされたボンバーズのボス、レイヴェン(
ウィレム・デフォー)が黙っているわけがない。ボンバーズは再びエレンを奪うためにリッチモンドを取り囲んだ。そしてトムとレイヴェンの大型ハンマーによる死闘が始まった。